ー誰かに愛さらたい。
そう願ったのはいつの日だったかな？
みんなに嫌われたくない、捨てられたくない……。
だから、私はーー
ー偽る、完璧な私に。

ハッピーエンドを、夢見て。の本文です！
長くなるかもしれませんが、よろしくお願いします。

あるところに光ヶ丘高校と花桜高校がありました。
その二高は、仲良しで数人生徒を交換して文化を学び合うというイベント『交換生』。
その交換生に選ばれたのが主人公、雪乃美鈴。
つまりこのお話は、交換生雪乃美鈴の物語である。

主人公、朝木春乃。
今回は、春乃の辛い記憶についてです。

前回出したやつと同じです

主人公、朝木春乃。
小学生三年生まで天真爛漫という言葉が似合う、元気な少女だった。
だが次第に、その元気は失われていった。
それがいっそう暗くなり、6年生では自分という性格を否定され、どんどん闇に染まっていき、ついには偽る。仮面被るようになった。
春乃は、本当の自分を見せられる、自分を否定しない人に会いたいと、何度も願っていた。
毎日毎日