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麗しき悪役令嬢は自分のポンコツさ加減に気付かない

#5

人生に頭痛はつきもの

「あれは侯爵家主催の舞踏会で…。」

<回想> 
『もう!どうなっているんですの!』

響き渡った―クローディア・タンザナイトの声に会場がざわめく。

『お食事はまずいし、こんな私意外不細工の女ばかり集めた舞踏会なんてもう帰りますわ!』

『クローディア様だわ。王子が踊りに誘いに来ないから怒っているのよ。』

『まったく。不細工ですって。ご自分の性格の間違いじゃございませんの。』

紳士や貴婦人でさえ顔をしかめた。

『ドアを開けなさい』

そのまま彼女は走って帰ろうとしたが…。

『キャー。クローディア様が。』

外で騒いでいるので人が集まった。

すると彼女は階段の下でひっくり返っていた…。


「っていう感じだな」

(っていう感じだなじゃねぇだろー。私、いやクローディアって性格悪すぎ。)

「思い出せたか。」

ルーベン様が顔を覗き込んでくる。

「いいえ。話だけでは。」

「それなら、そこに置いてあるドレスを見れば思い出せるかもしれない。」

ルーベン様が指をさした先をみると、真っ赤などう見ても趣味の悪いドレスが置いてあった。

(趣味悪いな、クローディア。)

窓から風が入ってくるとドレスが動いて後ろに置いてあったアクセサリーや手袋が見えた。

「青い手袋。」

なんだか手袋の事が変に気になった。

その時、頭の奥でズキンと痛みが駆け抜けた。フラッシュバックする。

<青い手袋、階段。>

<紫色のドレス。背中の手の感触。誰かに私はおされて?>

<ウフフ。 高い声。誰?>

「おい、大丈夫か?」

また、ルーベン様が顔を覗き込んできた。

「私は誰かから[大文字][太字]突き落とされた[/太字][/大文字]かもしれませんわ。」





2024/04/06 14:52

あんず
ID:≫ 4it.Lf/kSTkVI
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