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麗しき悪役令嬢は自分のポンコツさ加減に気付かない

#1

悪役令嬢に転生する

私はある日異世界に転生した。 トイレから。

事の起こりは1時間前。

「何でこんな時にお腹痛くなるんだよー。」

私、雨宮舞(32歳独身ОL一般人)はトイレの中でひたすらもだえていた。

(何でよりによって新幹線に乗ってる時に…。朝食べた納豆が悪かったんだな。大量に買いだめしてたし。)

「紙も薬も運も切れた。やっぱり旅行なんてしてみるもんじゃなかったな。」



私には弟がいる。翔真っていう名前の生意気なまだ中2のクソガキ。

「ねーちゃんってホントすぐお腹痛くなるよね。」

「お母さんの遺伝かなー。」

「かもね。俺は父さん似だから痛くないのかも。ねーちゃんドンマイ。」

「なんだ!その人を憐れむような視線は。」

「だってそうでしょ。車乗ったらすぐ痛くなるし。電車乗ってもすぐ痛くなるし。それに決まってタイミング悪いじゃん。」

「…そうだよ。そのせいで就職活動、失敗したんだぞ!」

「…旅行行ってみたら?」

「旅行?」

「そう。気分転換になるんじゃない?就職活動の事一回忘れてみたら?」

「私にはできないよ。」

「どうして?」

「だって新幹線の中とかでお腹痛くなったらどーすんのよ。」

「トイレあるからだいじょーぶ。」

この旅行を提案してきたのは弟だ。3日前そんな会話をしてほぼ強引に旅行に行かせられた。

「大丈夫だって。」

何回も弟が出発前に繰り返した言葉。

それから1時間後にはこのざまであった。


「神様どうか私をこの腹痛から救ってください。」

そう呟いた瞬間、視界は真っ白に染まった。

「クローディア、君は僕の気を惹きたいがためにこんな事を?」

(へ?)

視界がはれた時見えたのは銀髪碧眼のイケメンの顔だった。




2024/04/10 18:09

あんず
ID:≫ 4it.Lf/kSTkVI
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