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重機動キャタピラー株式会社の営業「ザマ美」は、いつものように工事現場で仕事をしていた。しかし、その日は何かが違う雰囲気を感じた。ふと目を上げると、なんとそこにはメカ仏教という存在が立っていた。ザマ美は驚きつつも、その姿に興味を持った。
(約2382文字)
二枚貝の種が芽吹きひょっこり地面から顔を出した。二枚貝の顔は実は三枚目なので前頭になろうと双子部屋に入門したが親方が四枚も五枚も上手でだった。二枚貝は面の皮が厚い親方の二枚舌に巻かれてタン塩ロールキャベツになった。双子親方はほっぺが落ちるほど旨いと褒めてくれたが二枚貝は首の皮一枚も残さずに死んでしまった。こうして二枚貝は目が出なかった
(約8051文字)
もう綺麗ごとは沢山だ。轢かれた妹は帰ってこない。死んで花実が咲くものか。異世界転生なんか大嘘だ。
俺は耳の尖ったコスプレ野郎を罵った。とぼけた顔をしても俺には見える。見えているんだ。壁に人の顔を見たり虫の知らせを聞いて育ってきた。死神の魂胆のなんぞお見通しだ
俺は耳の尖ったコスプレ野郎を罵った。とぼけた顔をしても俺には見える。見えているんだ。壁に人の顔を見たり虫の知らせを聞いて育ってきた。死神の魂胆のなんぞお見通しだ
(約5050文字)
スパイはバッターマウザンの私兵に追われて山中を逃げまわっていたんだ。そしてなんとか逃げ切るために崖から飛び降りたんだが、そのスパイの車がバッターマウザン妄想貯金箱の試作品と一緒に爆発してしまったんだぜ。あのはずれた装置が、まるごと爆散しちまったってわけさ。
(約6869文字)
レヴィトラスの書。それは「神が書いた書物」と呼ばれる。最新AIを使った解析を何度か試みたが、未だに何について書いているのかも分からない謎に包まれた本。長年行方が分かっていなかったため嘘だと唱える人もいたが、近年本の一部が見つかり、厳重な倉庫に保管されたらしい。純粋で曲がったことが嫌いな少年フォイドはひょんなことから突然レヴィトラスの本を探すことになる。誰も予想できない新感覚ファンタジーが今、始まる。
(11話公開中)