「猫ちゃんのこと、上司にバラしたらどうなっちゃいます?」
?「は……え?」
湊「多分、普段クールで通ってますよね?でも、あんな風にたかーい声だして猫ちゃん愛で愛でしてるとこ知られたら…印象崩れちゃいますよね?」
?「いやまぁ……そんなことどうでもいいだろ。ほら早く、死にたいのかよアンタ」
湊「よくなくないですか?バラしますよ」
湊「ほんとに」
?「は、よくそんなこと言えるな。バラされたところで何もないだろ。別に猫が好きなことが悪なわけないし…」
湊「え?バレてもいいんですか?そんなに入念に服綺麗にしてたのに?」
湊「バレていいならなんで取るんですか」
?「…職場に毛持ち込むのは良くないだろ、それだけ!はい、この話は終わり。行くよ」
くそ、まだだめか。もうちょっと詰めて…
湊「それだけですか?猫をあんな部屋に隠してるくせに。見られたり猫の毛がついた物を人に見せたらバレちゃうからじゃなくて?」
?「それはっ…今日は客人が来たから、部屋に居ただけで…」
周囲を見渡す。あの部屋に居た猫は黒かった。でも、この部屋に黒い毛は見当たらない。
湊「嘘。どれだけ頑張っても普段からこの部屋に居たら猫の毛が散乱するよ」
?「うっ……いやそれは…」
湊「本当はバレたくないんでしょ?」
じりじりと距離を詰めると、相手も後退りしていく。
湊「ねぇ、」
壁に背中がついて、逃げ場がなくなる。
自分の部屋なのにね。
湊「ほんとにバラしちゃいますよ」
この人、ものすごく背が高い。だから、顔には届かないから、せめて…
湊「こんなことバレたら、多才でなんでもできて、かっこよくて硬派な自分が崩れちゃいますね」
腹部をつん、とつついて言う。
湊「もしかしたら、これからの仕事にも、影響…でちゃうかも、しれないですね」
?「くそ…この…」
ぐっっ…と堪えた様子のまま話す
?「何が目的なんだよ。言えよ。」
湊「おぉー…!」
くそ…という顔をしてる。本と母さんを真似しただけだけど、うまくいってよかった。
湊「ボク、帰りたくないです」
?「は?なんで?」
湊「ここの猫はアレルギー効かないんですよね?」
?「まぁ、そうだけど」
湊「じゃあ、この世界中の猫を堪能したら帰るので、案内して下さい。」
こんなボクだけど、神獣とか人間とかの単語が出てきたときには、ここがいつもの現実じゃないってことくらいわかってるんだよ?
?「はぁぁ?死ぬよ。最悪」
湊「医者なんですよね?助けて下さいよその時は」
詰めて……ここで煽る!
湊「できないんですか?あんな大口叩いて?」
?「は?……わかったやるよ。この……」
湊「湊です。一ノ瀬湊」
?「あっそ…じゃあ分かった。あー…湊、オレがアンタのこと案内するのは脅されてるから!いいか、勘違いするなよ」
湊「分かってますよ。大丈夫です。何かない限りバラしませんから」
?「あぁそれはよかった!よろしく頼むよ。絶対に」
歪み切った笑顔で答えられる。
うまくいくもんだね。
湊「じゃあよろしくお願いしますね。なんて呼べばいいですか?」
?「呼び方?なんでもいいだろ」
湊「長い付き合いになると思いますよ。で?どうしますか?」
?「……アインツ。アインツ・フォルツァートだ。なんとでも呼べばいいさ」
湊「じゃあアインツさん。よろしくお願いします」
うん。今のは我ながらいい誘導だね
ア「不本意だが協力するよ。…約束は守れよ」
湊「そちらこそ。じゃあ手始めに……」
「さっきの猫もう一回撫でさせて下さい」
ア「アンタさぁー!別にいいけどさぁ!毛を部屋に持ち込むなよ!」
湊「わかってますって」
じろ、と睨まれるが先ほどほど懐疑的ではない。
うん。やっていけそうだね。
【でこぼこな猫大好きコンビの放浪記が今、始まる】
?「は……え?」
湊「多分、普段クールで通ってますよね?でも、あんな風にたかーい声だして猫ちゃん愛で愛でしてるとこ知られたら…印象崩れちゃいますよね?」
?「いやまぁ……そんなことどうでもいいだろ。ほら早く、死にたいのかよアンタ」
湊「よくなくないですか?バラしますよ」
湊「ほんとに」
?「は、よくそんなこと言えるな。バラされたところで何もないだろ。別に猫が好きなことが悪なわけないし…」
湊「え?バレてもいいんですか?そんなに入念に服綺麗にしてたのに?」
湊「バレていいならなんで取るんですか」
?「…職場に毛持ち込むのは良くないだろ、それだけ!はい、この話は終わり。行くよ」
くそ、まだだめか。もうちょっと詰めて…
湊「それだけですか?猫をあんな部屋に隠してるくせに。見られたり猫の毛がついた物を人に見せたらバレちゃうからじゃなくて?」
?「それはっ…今日は客人が来たから、部屋に居ただけで…」
周囲を見渡す。あの部屋に居た猫は黒かった。でも、この部屋に黒い毛は見当たらない。
湊「嘘。どれだけ頑張っても普段からこの部屋に居たら猫の毛が散乱するよ」
?「うっ……いやそれは…」
湊「本当はバレたくないんでしょ?」
じりじりと距離を詰めると、相手も後退りしていく。
湊「ねぇ、」
壁に背中がついて、逃げ場がなくなる。
自分の部屋なのにね。
湊「ほんとにバラしちゃいますよ」
この人、ものすごく背が高い。だから、顔には届かないから、せめて…
湊「こんなことバレたら、多才でなんでもできて、かっこよくて硬派な自分が崩れちゃいますね」
腹部をつん、とつついて言う。
湊「もしかしたら、これからの仕事にも、影響…でちゃうかも、しれないですね」
?「くそ…この…」
ぐっっ…と堪えた様子のまま話す
?「何が目的なんだよ。言えよ。」
湊「おぉー…!」
くそ…という顔をしてる。本と母さんを真似しただけだけど、うまくいってよかった。
湊「ボク、帰りたくないです」
?「は?なんで?」
湊「ここの猫はアレルギー効かないんですよね?」
?「まぁ、そうだけど」
湊「じゃあ、この世界中の猫を堪能したら帰るので、案内して下さい。」
こんなボクだけど、神獣とか人間とかの単語が出てきたときには、ここがいつもの現実じゃないってことくらいわかってるんだよ?
?「はぁぁ?死ぬよ。最悪」
湊「医者なんですよね?助けて下さいよその時は」
詰めて……ここで煽る!
湊「できないんですか?あんな大口叩いて?」
?「は?……わかったやるよ。この……」
湊「湊です。一ノ瀬湊」
?「あっそ…じゃあ分かった。あー…湊、オレがアンタのこと案内するのは脅されてるから!いいか、勘違いするなよ」
湊「分かってますよ。大丈夫です。何かない限りバラしませんから」
?「あぁそれはよかった!よろしく頼むよ。絶対に」
歪み切った笑顔で答えられる。
うまくいくもんだね。
湊「じゃあよろしくお願いしますね。なんて呼べばいいですか?」
?「呼び方?なんでもいいだろ」
湊「長い付き合いになると思いますよ。で?どうしますか?」
?「……アインツ。アインツ・フォルツァートだ。なんとでも呼べばいいさ」
湊「じゃあアインツさん。よろしくお願いします」
うん。今のは我ながらいい誘導だね
ア「不本意だが協力するよ。…約束は守れよ」
湊「そちらこそ。じゃあ手始めに……」
「さっきの猫もう一回撫でさせて下さい」
ア「アンタさぁー!別にいいけどさぁ!毛を部屋に持ち込むなよ!」
湊「わかってますって」
じろ、と睨まれるが先ほどほど懐疑的ではない。
うん。やっていけそうだね。
【でこぼこな猫大好きコンビの放浪記が今、始まる】