?「危機感ないね…」
危機感…?
湊「たしかに…?」
?「バカなの?」
湊「ひど…」
初対面の人にバカと言われる筋合いはないんだけど…
湊「そういえば、誰なんですか?」
?「今更??でももう知る必要もないから」
湊「え?」
どういうことだろう。売り飛ばされたりする…??
?「もう帰すから。ちょっと歩けばもう事務室だから。許可もらえれば帰れるよ」
湊「帰る…??」
?「帰れよ?」
湊「こんなに猫がいるのに…??」
?「は?帰れよ?」
放心状態のまま起こされ歩かされる。棚のすぐ横のドアから外に出ると、広々とした部屋が広がっていた。
湊「え、広ぉ…」
?「まぁ、当然だよね。」
真ん中には大きめのピアノが置いてあり、ロフトが広がっている。おそらくベッドが置いてあるのだろう。
普通に帰りたくない。アレルギーがない猫がいて、広い部屋がある。とにかくアレルギーの効かない猫がいる。これはものすごくでかい。
湊「…帰りたくないぃ…」
?「は?帰るよ?」
湊「どうしてもダメですか?」
?「ダメだろ。え?」
は?という顔でこちらを凝視している。こういうときは弱みを掴むのよって母さんが言ってたから、弱みを握らないと……
何かないかと周りを見渡す。
広い部屋、ピアノ、椅子には白衣がかかっていて、奥には楽器と思われるものが並べられている。
会話しないと、うー、苦手なんだけど、やるしかないよね?
湊「エート、うーんと、あ、ピアノ弾くん…ですかぁ?」
ぎこちなさすぎたのか懐疑的な視線は変わらないまま答えてくれる。
?「え、あぁそうだね?うん。弾くね」
湊「あ、そうですか…」
?「え?」
相手も混乱してるのか目線が定まっていない。何だこいつというのが見え透いている。
混乱してるなら押し切れるかな?
間が空きすぎるとダメだよね?何かできることなかったかな…
湊「あーえと、干支なんですか?」
?「えと?すいませんちょっとそういうのないんで…?」
湊「ボク、神社の家系なんで、厄年とかわかりますよ!?ついでに占えますよ!」
声を急にあげたせいで相手のビクッと肩が揺れた。
?「え、あー…いやそれ干支ないとできないよね…?」
湊「え…ない?」
?「ないよ……?」
え…やってしまった。厄年占い作戦は失敗か…
湊「まぁ人それぞれですから??」
?「は、…?」
何か弱み…弱みは…
湊「それにしても、ずいぶん広いですね、部屋」
?「あー…?まぁそうだね。相当の役職ついてるし」
湊「ピアノもあるし…音楽やってるんですか?」
?「まぁ、そりゃね。生計も一応…」
湊「へー…それはすごいです。白衣もありますが、何かやってるんですか?」
?「医者を少しね。まぁこれくらい何でもないさ」
湊「少しとは…?大変じゃないんですか?こんな兼業、相当な才能がないと…」
?「まぁ、それなりにね。それにオレがやらないとこの国回らないから、才能使わないと」
湊「へー…」
はっとした。この人、めちゃくちゃプライド高い。
なんかすごいプライドを感じる。こう、傷つけたらやられそうなくらいのやつを。
傷つけたら……?
…一か八か。うまくいったらいくのかなこれ…
湊「すごいですね。相当偉い人だったなんて」
?「それほどでも……まぁあるけどね?」
湊「本業はどっちなんですか?」
?「音楽だよ。上司が医師免許持ってるからって色々押し付けてくるんだよね。全く、オレがいくら多才でもやっていいことと悪いことがあるだろ?別にこれくらいは平気だし顔色変えるようなことじゃないんだけどさ…」
すごい話してくれた。あぁきっとこの人、クールで通ってるんだろうな…
あんなに猫の毛つけて撫でてたのに。
湊「へぇ…上司が、ですか。これからその上司のところに行くんですか?」
?「そうだよ…って話脱線しすぎ。ほら早く。オレも乱暴するわけにはいかないんだけど?」
ちょっと焦ってる?早くボクのこと帰したいのかな…
なんでか知らないけど
湊「じゃあ…」
「その上司に猫ちゃんのことバラしたら、どうしちゃいます?」
危機感…?
湊「たしかに…?」
?「バカなの?」
湊「ひど…」
初対面の人にバカと言われる筋合いはないんだけど…
湊「そういえば、誰なんですか?」
?「今更??でももう知る必要もないから」
湊「え?」
どういうことだろう。売り飛ばされたりする…??
?「もう帰すから。ちょっと歩けばもう事務室だから。許可もらえれば帰れるよ」
湊「帰る…??」
?「帰れよ?」
湊「こんなに猫がいるのに…??」
?「は?帰れよ?」
放心状態のまま起こされ歩かされる。棚のすぐ横のドアから外に出ると、広々とした部屋が広がっていた。
湊「え、広ぉ…」
?「まぁ、当然だよね。」
真ん中には大きめのピアノが置いてあり、ロフトが広がっている。おそらくベッドが置いてあるのだろう。
普通に帰りたくない。アレルギーがない猫がいて、広い部屋がある。とにかくアレルギーの効かない猫がいる。これはものすごくでかい。
湊「…帰りたくないぃ…」
?「は?帰るよ?」
湊「どうしてもダメですか?」
?「ダメだろ。え?」
は?という顔でこちらを凝視している。こういうときは弱みを掴むのよって母さんが言ってたから、弱みを握らないと……
何かないかと周りを見渡す。
広い部屋、ピアノ、椅子には白衣がかかっていて、奥には楽器と思われるものが並べられている。
会話しないと、うー、苦手なんだけど、やるしかないよね?
湊「エート、うーんと、あ、ピアノ弾くん…ですかぁ?」
ぎこちなさすぎたのか懐疑的な視線は変わらないまま答えてくれる。
?「え、あぁそうだね?うん。弾くね」
湊「あ、そうですか…」
?「え?」
相手も混乱してるのか目線が定まっていない。何だこいつというのが見え透いている。
混乱してるなら押し切れるかな?
間が空きすぎるとダメだよね?何かできることなかったかな…
湊「あーえと、干支なんですか?」
?「えと?すいませんちょっとそういうのないんで…?」
湊「ボク、神社の家系なんで、厄年とかわかりますよ!?ついでに占えますよ!」
声を急にあげたせいで相手のビクッと肩が揺れた。
?「え、あー…いやそれ干支ないとできないよね…?」
湊「え…ない?」
?「ないよ……?」
え…やってしまった。厄年占い作戦は失敗か…
湊「まぁ人それぞれですから??」
?「は、…?」
何か弱み…弱みは…
湊「それにしても、ずいぶん広いですね、部屋」
?「あー…?まぁそうだね。相当の役職ついてるし」
湊「ピアノもあるし…音楽やってるんですか?」
?「まぁ、そりゃね。生計も一応…」
湊「へー…それはすごいです。白衣もありますが、何かやってるんですか?」
?「医者を少しね。まぁこれくらい何でもないさ」
湊「少しとは…?大変じゃないんですか?こんな兼業、相当な才能がないと…」
?「まぁ、それなりにね。それにオレがやらないとこの国回らないから、才能使わないと」
湊「へー…」
はっとした。この人、めちゃくちゃプライド高い。
なんかすごいプライドを感じる。こう、傷つけたらやられそうなくらいのやつを。
傷つけたら……?
…一か八か。うまくいったらいくのかなこれ…
湊「すごいですね。相当偉い人だったなんて」
?「それほどでも……まぁあるけどね?」
湊「本業はどっちなんですか?」
?「音楽だよ。上司が医師免許持ってるからって色々押し付けてくるんだよね。全く、オレがいくら多才でもやっていいことと悪いことがあるだろ?別にこれくらいは平気だし顔色変えるようなことじゃないんだけどさ…」
すごい話してくれた。あぁきっとこの人、クールで通ってるんだろうな…
あんなに猫の毛つけて撫でてたのに。
湊「へぇ…上司が、ですか。これからその上司のところに行くんですか?」
?「そうだよ…って話脱線しすぎ。ほら早く。オレも乱暴するわけにはいかないんだけど?」
ちょっと焦ってる?早くボクのこと帰したいのかな…
なんでか知らないけど
湊「じゃあ…」
「その上司に猫ちゃんのことバラしたら、どうしちゃいます?」