閲覧前に必ずご確認ください
※コメディ色強めなので、ジャンルはコメディですが推理もします。
※一部の方は不快に思う表現や描写が含まれている可能性があります。
※荒い口調や言葉が用いられます。
※グロはありません。大丈夫です。
…私は今、VIPルームのソファーに座って尋問を受けている。
「とりあえず見ちゃったもんは仕方ないよね。うん」
「ハイ…」
目の前の黒髪の人はうんうん唸っている横でラズちゃんは困惑しているのか首をかしげている。まずい。どうしたらいいか全然わかんない
「ラズは…うん…もういいか…」
許してもらえたのか、ラズちゃんはソファーにもどる。私も許してもらえないものか…
「君、りのはさんだって言ったね?名刺ある?」
「え、あ、は、はい。あります…」
「ちょうだい。はい、これおれの名刺。」
さっと目の前に手が出てくる。落としかけながらも急いで受け取り、私のも出す。
そこには『ローゼ探偵事務所・橘 琳寧』と書いてある。
「えっと…橘さん?でいいでしょうか…??」
「いいよ。何なら琳寧でも。えー…小林りのはさんね。うん。じゃあちょっと聞きたいんだけど…」
「…?なんでしょうか?」
「約束って、守れるタイプ?」
「え、守ります…けど…??あっ、守りますよ!?」
「そう。よかった。じゃあここで見たことは誰にも口外せずに忘れてね。うん。できるよね」
「できます…やります…」
「うん。その意気だよ」
優しそうに見える橘さんの目には妙な圧があって、なんだか怖かった。
「では、私はこれで…」
スーッと立ち去ろうと出口に向かうと服を引かれた。
「さっき名刺もらった?」
まだ何かあるのかとドキッとしたが、ラズちゃんだった。
「ラズちゃん……もらったよー?」
どうしたの?と目線を合わせると、満面の笑みで言われた。
「何かあったら連絡してねー!お菓子とかもらったから、安めに対応できるよ!」
「あ、ありがとう〜!」
子供らしからぬ営業力に驚きつつ、部屋を出ることができた。ラズちゃんには申し訳ないけど、探偵の手にかかるような真似はしたくないし、なるつもりもない
「ふー…」
今日の仕事はもう残ってなかったはずだし、ちょっと早いけど戻って寝ちゃおうかな
渡り廊下を歩いて、従業員用の棟に戻る。部屋に入ると、トモミが待っていた。
「ただいまー」
「おつかれー!あれ、今日早かったけど、何かあった?」
「…いや、何もなかったから早かったんだよー」
「そうだけど、珍しいじゃん?りのはが無事に帰ってくるのって」
「そんなこと…あるか…」
あははと2人で笑っているが、絶対に今日のことだけはバレてはいけない。
普段、掃除をするのは私だから、名刺が見つかることもないはず。私から言わなければ大丈夫。
ちょっと軽くシャワーを浴びて戻ると、トモミはもうベッドの上に座っていた。
「あれ、もう寝るの?」
「あ、うん。なんか明日も早いんだよねー」
「へー。大変だね」
「そうでもないけどね。じゃあ、おやすみ」
「おやすみー」
そう言ってベッドのカーテンを閉める。2段ベットの上段の彼女の様子はわからないが、最近大変そうでちょっと心配だ。心なしか、やつれているような気もするし…
「最近夜話してないなぁ」
前までは消灯時間に電気を消して、2人で小さい蝋燭を囲んで話すのが毎日の日課になっていた。でも、最近は早く寝ることが増えたし、なんなら今日はまだ消灯時間じゃない。借金がある私達にとって、忙しいことはいいことなんだけど、やっぱり少しさみしい。
「…もう寝よっかな」
やることもないし、私も朝早いしでベッドに入る。
いつもは好きな時間だけど、なんだか引っかかったまま眠りについた。
「とりあえず見ちゃったもんは仕方ないよね。うん」
「ハイ…」
目の前の黒髪の人はうんうん唸っている横でラズちゃんは困惑しているのか首をかしげている。まずい。どうしたらいいか全然わかんない
「ラズは…うん…もういいか…」
許してもらえたのか、ラズちゃんはソファーにもどる。私も許してもらえないものか…
「君、りのはさんだって言ったね?名刺ある?」
「え、あ、は、はい。あります…」
「ちょうだい。はい、これおれの名刺。」
さっと目の前に手が出てくる。落としかけながらも急いで受け取り、私のも出す。
そこには『ローゼ探偵事務所・橘 琳寧』と書いてある。
「えっと…橘さん?でいいでしょうか…??」
「いいよ。何なら琳寧でも。えー…小林りのはさんね。うん。じゃあちょっと聞きたいんだけど…」
「…?なんでしょうか?」
「約束って、守れるタイプ?」
「え、守ります…けど…??あっ、守りますよ!?」
「そう。よかった。じゃあここで見たことは誰にも口外せずに忘れてね。うん。できるよね」
「できます…やります…」
「うん。その意気だよ」
優しそうに見える橘さんの目には妙な圧があって、なんだか怖かった。
「では、私はこれで…」
スーッと立ち去ろうと出口に向かうと服を引かれた。
「さっき名刺もらった?」
まだ何かあるのかとドキッとしたが、ラズちゃんだった。
「ラズちゃん……もらったよー?」
どうしたの?と目線を合わせると、満面の笑みで言われた。
「何かあったら連絡してねー!お菓子とかもらったから、安めに対応できるよ!」
「あ、ありがとう〜!」
子供らしからぬ営業力に驚きつつ、部屋を出ることができた。ラズちゃんには申し訳ないけど、探偵の手にかかるような真似はしたくないし、なるつもりもない
「ふー…」
今日の仕事はもう残ってなかったはずだし、ちょっと早いけど戻って寝ちゃおうかな
渡り廊下を歩いて、従業員用の棟に戻る。部屋に入ると、トモミが待っていた。
「ただいまー」
「おつかれー!あれ、今日早かったけど、何かあった?」
「…いや、何もなかったから早かったんだよー」
「そうだけど、珍しいじゃん?りのはが無事に帰ってくるのって」
「そんなこと…あるか…」
あははと2人で笑っているが、絶対に今日のことだけはバレてはいけない。
普段、掃除をするのは私だから、名刺が見つかることもないはず。私から言わなければ大丈夫。
ちょっと軽くシャワーを浴びて戻ると、トモミはもうベッドの上に座っていた。
「あれ、もう寝るの?」
「あ、うん。なんか明日も早いんだよねー」
「へー。大変だね」
「そうでもないけどね。じゃあ、おやすみ」
「おやすみー」
そう言ってベッドのカーテンを閉める。2段ベットの上段の彼女の様子はわからないが、最近大変そうでちょっと心配だ。心なしか、やつれているような気もするし…
「最近夜話してないなぁ」
前までは消灯時間に電気を消して、2人で小さい蝋燭を囲んで話すのが毎日の日課になっていた。でも、最近は早く寝ることが増えたし、なんなら今日はまだ消灯時間じゃない。借金がある私達にとって、忙しいことはいいことなんだけど、やっぱり少しさみしい。
「…もう寝よっかな」
やることもないし、私も朝早いしでベッドに入る。
いつもは好きな時間だけど、なんだか引っかかったまま眠りについた。