閲覧前に必ずご確認ください
※コメディ色強めなので、ジャンルはコメディですが推理もします。
※一部の方は不快に思う表現や描写が含まれている可能性があります。
※荒い口調や言葉が用いられます。
※グロはありません。大丈夫です。
サックスが鳴り響き、酒と金が交わされるカジノ。華やかで汚い世界の裏で、私は今日も皿を割った。
[大文字]パリンッ[/大文字]
「うわぁっ、ごめんなさい!すみません…!」
誰もいないのにたくさん謝ってしまう。もう何回目かわからないがとても毎回どきどきするし、割れた皿の破片の感触は、何度触っても慣れない。
「いた……」
ほうきを探していると、誰かが声をかけてきた。
「わっ、大丈夫?あー、りのはまたやっちゃった?」
優しく声をかけてくれたのは、同室の使用人でありトモミだった。
「うん…またやっちゃった…でもすぐ片付けられると思うから、大丈夫だよ」
「いいよー手伝わせて。私、今丁度休憩なんだ」
トモミは私と同室で、雑用ではなく接客担当だ。彼女も私と同じく借金の保証人になってしまいここに来たそうだ。そう、私も借金を背負っている。バイト先の先輩に騙されて、勝手に保証人にされてしまった。
…そんな事情が無かったら私だってこんな危ない場所になんて来たくない。
「ほうきある?私今袋持ってるよ」
「ほうきはあるかな。袋なかったから助かる。ありがと…」
そんな中、トモミの存在は私にとって唯一の救いだ。彼女にはなんども助けられている。ドジな私にもかまってくれるし、手を差し伸べてくれる。本当に頭が上がらない。
「ふう…ありがとう。トモミが来てくれてほんとに助かったよ…」
「どういたしまして!いつもお世話になってるからお礼だと思っておいてー!」
トモミから破片の入った袋を受け取り、破片が残っていないか辺りを見回す。
「うん。大丈夫そう。ほんとにありがとう…!」
「全然いいよー!また困ったら頼ってね!」
「ありがとう…!…そういえば、時間大丈夫?」
時計を見ると、もう20分ほど経ってしまっていた。
「えー30分休憩だしまだ大丈夫だよー……あっ、やばい。呼ばれてたの忘れてたかも…」
「えっ、それやばくない!?」
「まじでありがと急いで行ってくる!」
あたふたと身なりを直して走り去って行く彼女を見送り仕事に戻った。
彼女は、最近色んなところに呼ばれてなんだか忙しそうにしている。
「いつも助けてもらってるし、お礼したいんだけどなぁ…」
最近は少しずつ稼げるようになってきていて、接客の彼女には程遠いがご飯くらい奢る余裕があるはずだ。元々返済のためにここに来ているから本来は良くないんだけど…
うーん。と悩みながら倉庫を出る。廊下を歩きながら、次の仕事を確認する。
「次はルームクリーニングだったかな…」
鍵を受け取ってリストを確認する。
いつもの201.202.203…と並ぶ中にV0125とあるのを見つけた。
「…えっ、」
VというのはうちのVIP客の泊まっているルームの呼称であり、ここを任されることは私達のような下っ端にはほとんどない。私達下っ端は基本、物の整理整頓、片付け、部屋のクリーニングだ。クリーニングと言っても、信用がないため大した人や額がする部屋は任されないはずだ。
「これがきたってことは、私もちょっと信用されだしてる…ってことかな…!」
ルンルンで他の部屋を片付け、0125室に行く。ドアノブの表記を確認してノックをし、部屋に入る。
「失礼します」
部屋に入って周りを見渡すが、通常の部屋と何ら変わらなかった。
「へー。こんな感じなんだ」
VIPのようなお金持ちの人達ほみんなもっと高級で豪華な部屋に泊まると思っていたんだけど、そうでもないんだなぁと、ちょっと親近感が湧いた。
「よし、」
気を取り直して掃除を始める。まずはバスルームや洗面所のアメニティを交換し、テレビやシンクの動作を確認する。後は_____
「お姉さん、誰?」
「えっ、」
[大文字]パリンッ[/大文字]
「うわぁっ、ごめんなさい!すみません…!」
誰もいないのにたくさん謝ってしまう。もう何回目かわからないがとても毎回どきどきするし、割れた皿の破片の感触は、何度触っても慣れない。
「いた……」
ほうきを探していると、誰かが声をかけてきた。
「わっ、大丈夫?あー、りのはまたやっちゃった?」
優しく声をかけてくれたのは、同室の使用人でありトモミだった。
「うん…またやっちゃった…でもすぐ片付けられると思うから、大丈夫だよ」
「いいよー手伝わせて。私、今丁度休憩なんだ」
トモミは私と同室で、雑用ではなく接客担当だ。彼女も私と同じく借金の保証人になってしまいここに来たそうだ。そう、私も借金を背負っている。バイト先の先輩に騙されて、勝手に保証人にされてしまった。
…そんな事情が無かったら私だってこんな危ない場所になんて来たくない。
「ほうきある?私今袋持ってるよ」
「ほうきはあるかな。袋なかったから助かる。ありがと…」
そんな中、トモミの存在は私にとって唯一の救いだ。彼女にはなんども助けられている。ドジな私にもかまってくれるし、手を差し伸べてくれる。本当に頭が上がらない。
「ふう…ありがとう。トモミが来てくれてほんとに助かったよ…」
「どういたしまして!いつもお世話になってるからお礼だと思っておいてー!」
トモミから破片の入った袋を受け取り、破片が残っていないか辺りを見回す。
「うん。大丈夫そう。ほんとにありがとう…!」
「全然いいよー!また困ったら頼ってね!」
「ありがとう…!…そういえば、時間大丈夫?」
時計を見ると、もう20分ほど経ってしまっていた。
「えー30分休憩だしまだ大丈夫だよー……あっ、やばい。呼ばれてたの忘れてたかも…」
「えっ、それやばくない!?」
「まじでありがと急いで行ってくる!」
あたふたと身なりを直して走り去って行く彼女を見送り仕事に戻った。
彼女は、最近色んなところに呼ばれてなんだか忙しそうにしている。
「いつも助けてもらってるし、お礼したいんだけどなぁ…」
最近は少しずつ稼げるようになってきていて、接客の彼女には程遠いがご飯くらい奢る余裕があるはずだ。元々返済のためにここに来ているから本来は良くないんだけど…
うーん。と悩みながら倉庫を出る。廊下を歩きながら、次の仕事を確認する。
「次はルームクリーニングだったかな…」
鍵を受け取ってリストを確認する。
いつもの201.202.203…と並ぶ中にV0125とあるのを見つけた。
「…えっ、」
VというのはうちのVIP客の泊まっているルームの呼称であり、ここを任されることは私達のような下っ端にはほとんどない。私達下っ端は基本、物の整理整頓、片付け、部屋のクリーニングだ。クリーニングと言っても、信用がないため大した人や額がする部屋は任されないはずだ。
「これがきたってことは、私もちょっと信用されだしてる…ってことかな…!」
ルンルンで他の部屋を片付け、0125室に行く。ドアノブの表記を確認してノックをし、部屋に入る。
「失礼します」
部屋に入って周りを見渡すが、通常の部屋と何ら変わらなかった。
「へー。こんな感じなんだ」
VIPのようなお金持ちの人達ほみんなもっと高級で豪華な部屋に泊まると思っていたんだけど、そうでもないんだなぁと、ちょっと親近感が湧いた。
「よし、」
気を取り直して掃除を始める。まずはバスルームや洗面所のアメニティを交換し、テレビやシンクの動作を確認する。後は_____
「お姉さん、誰?」
「えっ、」