「―俺の能力は《[漢字]適合者[/漢字][ふりがな]アダプター[/ふりがな]》。強くなさそうで萎えるわ。」
そう、重い口を開いたキドは悲しみのあまり芝生に倒れ伏せる。
「んぇ?あだぷたぁー?聞いたこともねぇし響きも強そうには聞こえねー名前だなぁ」
「それって…どんな能力なのか分かる?」
ラムダとスピカはその能力に疑念を抱く。
「それがなー、わかればいいんだけどさ。わかれば。」
能力は授与されてからすぐに内容がわかるわけではない。日々の中で隠された力や特徴を見つけていかなくてはいけないのである。
「あー強くなさそうでまじ萎えるって!」
「えっと…僕、大体ならキドの能力判るよ」
はいでましたー、爆弾発言。冷やかしならお帰りやがれくださいよ?
「どういうことだよオモイ?」
いきなり凄いことをさらっと言ったオモイに視線が集まる。
「んぇーとね……。僕の能力なんだけど《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》っていって対象の大体の能力とかその他にも好物だとか色々知ることができるんだよね」
《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》。このスキルは名前の通りよく「鑑定スキル」などと呼ばれたりする能力である。
能力行使対象の能力の概要から、場合によっては対象自体の好みや得手不得手なども判ったりする。
1v1では強くはないが、誰かと組んで補助をさせるとこれ以上無い程に心強い。
「《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》…!そのお前の能力があればキドの能力が分かるってことか!」
ラムダがオモイの能力に興奮している。だが、それ以上に今アツい男はキドである。
「オモイ…、お前マジ神様か。教えてくれ、いや。教えてください!俺の能力を―!!」
「任せて。いくよ?」
「――!」
キドはオモイの能力行使に身構えて目を閉じる。
刹那、キドの周囲に黄色い淡い光が現れキドを優しく―。
[大文字]「――ちょっと待って。どうやって能力使うんだ」[/大文字]
[大文字]―包みこんだりはしなかった。[/大文字]
「っおおおおおおいい!!!何だよ焦らしやがってええええ!!」
「ごめんごめん。え、どうやって使うんだろう?」
能力に慣れないオモイはその取り扱いに窮している。
「聞いた事があるんだけど、なにか能力や技を使うときは心で強く念じるんだって。」
スピカがオモイにそうアドバイスをする。
「あー、そういえばなんか俺も聞いたことあるぞ。でも、心で念じるのは以外に難しいことらしくて、それを助けるために技に名前をつけて、それをイメージしながら技名を唱えると良い、ってばあちゃんが言ってた」
ラムダも知っている知識をオモイに伝える。
「んーーと?つまり僕は技の名前を唱えたらできるかもってことか」
「まぁそういうことだね。技名、考えたら?」
スピカに背中を押されてオモイは技名を考える。
「皆もなんかいい名前ないか考えてよ」
…ということで、約20秒程度4人で名前を考えたのだが…
「んーー。どれだけ考えても安直な〈鑑定〉ぐらいしか思いつかないんだけど…」
「私もそれぐらいしか思いつかない…」
オモイとスピカはシンプルに〈鑑定〉しか思いつかなかったようだ。
「俺にはあるぜ、名案がよぉお!!」
「俺にもあるけど、ラムダ。先言っていいぞ」
ラムダとキドには名前の案があるようだ。
「任せーーなさーーい!!――鑑定。それは複雑そうに見えて事の本質は相手を観察することにある!」
「お、おお!」
ラムダの熱弁にオモイも感嘆の音を漏らす。
「なので!技名、〈よく見る〉!!!」
「[大文字][太字]アホかお前[/太字][/大文字]」
幼稚なネーミングセンスをここぞと発揮するラムダにキドのツッコミが入る。
「っていうか文頭に『なので』って入れたら間違いなんだよ」
オモイは、上げに上げて落としてきたラムダの揚げ足をとる。
「え、マジ?勉強になったわー…って、違ぇーよ!!??」
「んじゃあこんなヤツの案は置いといて俺の案ね」
「うぉおおおい!?なんでだよ!」
「あんたの案なんて却下に決まってるでしょ」
スピカがラムダをねじ伏せ、キドが語りだす。
「―やっぱり、鑑定といえば探偵だと思うんだよ。鑑定能力っていうのはただ単に相手の能力を見破るだけでなく、好物とか含めて色々分かるっていうのがミソだ」
「…!今度はまともそうだ…!」
「つまり、実戦だけじゃなくて、探し物だったり汎用性が高い…。まるで探偵だよな」
「た、確かに…?」
「そこでこうだ!俺が考えた技名、〈真実はいつも不特定多数〉!!!」
「[大文字][太字]アホかお前[/太字][/大文字]」
今度はさっきと立場が逆転してラムダがキドにツッコミを入れる。
「よし!技名は〈鑑定〉にするよ!」
「私もそれが良いと思う」
[大文字]結局オモイは技名を〈鑑定〉にしたのだった。[/大文字]
そう、重い口を開いたキドは悲しみのあまり芝生に倒れ伏せる。
「んぇ?あだぷたぁー?聞いたこともねぇし響きも強そうには聞こえねー名前だなぁ」
「それって…どんな能力なのか分かる?」
ラムダとスピカはその能力に疑念を抱く。
「それがなー、わかればいいんだけどさ。わかれば。」
能力は授与されてからすぐに内容がわかるわけではない。日々の中で隠された力や特徴を見つけていかなくてはいけないのである。
「あー強くなさそうでまじ萎えるって!」
「えっと…僕、大体ならキドの能力判るよ」
はいでましたー、爆弾発言。冷やかしならお帰りやがれくださいよ?
「どういうことだよオモイ?」
いきなり凄いことをさらっと言ったオモイに視線が集まる。
「んぇーとね……。僕の能力なんだけど《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》っていって対象の大体の能力とかその他にも好物だとか色々知ることができるんだよね」
《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》。このスキルは名前の通りよく「鑑定スキル」などと呼ばれたりする能力である。
能力行使対象の能力の概要から、場合によっては対象自体の好みや得手不得手なども判ったりする。
1v1では強くはないが、誰かと組んで補助をさせるとこれ以上無い程に心強い。
「《[漢字]鑑定人[/漢字][ふりがな]アプレイザー[/ふりがな]》…!そのお前の能力があればキドの能力が分かるってことか!」
ラムダがオモイの能力に興奮している。だが、それ以上に今アツい男はキドである。
「オモイ…、お前マジ神様か。教えてくれ、いや。教えてください!俺の能力を―!!」
「任せて。いくよ?」
「――!」
キドはオモイの能力行使に身構えて目を閉じる。
刹那、キドの周囲に黄色い淡い光が現れキドを優しく―。
[大文字]「――ちょっと待って。どうやって能力使うんだ」[/大文字]
[大文字]―包みこんだりはしなかった。[/大文字]
「っおおおおおおいい!!!何だよ焦らしやがってええええ!!」
「ごめんごめん。え、どうやって使うんだろう?」
能力に慣れないオモイはその取り扱いに窮している。
「聞いた事があるんだけど、なにか能力や技を使うときは心で強く念じるんだって。」
スピカがオモイにそうアドバイスをする。
「あー、そういえばなんか俺も聞いたことあるぞ。でも、心で念じるのは以外に難しいことらしくて、それを助けるために技に名前をつけて、それをイメージしながら技名を唱えると良い、ってばあちゃんが言ってた」
ラムダも知っている知識をオモイに伝える。
「んーーと?つまり僕は技の名前を唱えたらできるかもってことか」
「まぁそういうことだね。技名、考えたら?」
スピカに背中を押されてオモイは技名を考える。
「皆もなんかいい名前ないか考えてよ」
…ということで、約20秒程度4人で名前を考えたのだが…
「んーー。どれだけ考えても安直な〈鑑定〉ぐらいしか思いつかないんだけど…」
「私もそれぐらいしか思いつかない…」
オモイとスピカはシンプルに〈鑑定〉しか思いつかなかったようだ。
「俺にはあるぜ、名案がよぉお!!」
「俺にもあるけど、ラムダ。先言っていいぞ」
ラムダとキドには名前の案があるようだ。
「任せーーなさーーい!!――鑑定。それは複雑そうに見えて事の本質は相手を観察することにある!」
「お、おお!」
ラムダの熱弁にオモイも感嘆の音を漏らす。
「なので!技名、〈よく見る〉!!!」
「[大文字][太字]アホかお前[/太字][/大文字]」
幼稚なネーミングセンスをここぞと発揮するラムダにキドのツッコミが入る。
「っていうか文頭に『なので』って入れたら間違いなんだよ」
オモイは、上げに上げて落としてきたラムダの揚げ足をとる。
「え、マジ?勉強になったわー…って、違ぇーよ!!??」
「んじゃあこんなヤツの案は置いといて俺の案ね」
「うぉおおおい!?なんでだよ!」
「あんたの案なんて却下に決まってるでしょ」
スピカがラムダをねじ伏せ、キドが語りだす。
「―やっぱり、鑑定といえば探偵だと思うんだよ。鑑定能力っていうのはただ単に相手の能力を見破るだけでなく、好物とか含めて色々分かるっていうのがミソだ」
「…!今度はまともそうだ…!」
「つまり、実戦だけじゃなくて、探し物だったり汎用性が高い…。まるで探偵だよな」
「た、確かに…?」
「そこでこうだ!俺が考えた技名、〈真実はいつも不特定多数〉!!!」
「[大文字][太字]アホかお前[/太字][/大文字]」
今度はさっきと立場が逆転してラムダがキドにツッコミを入れる。
「よし!技名は〈鑑定〉にするよ!」
「私もそれが良いと思う」
[大文字]結局オモイは技名を〈鑑定〉にしたのだった。[/大文字]