「うっし…じゃ、俺の能力から発表しまーーす」
そう、にやけ面で能力お披露目会の開会を宣言するのはラムダ・サンドリア。
オモイの話を聞くのは、キド・ペンタゴン、スピカ・ラピチ、オモイ・ハーヴァー。
彼らは、この世界に《[漢字]神之祝福[/漢字][ふりがな]ウチナルパンドラ[/ふりがな]》という能力の卵を持って生まれてきた選ばれし者たちである。
《[漢字]神之祝福[/漢字][ふりがな]ウチナルパンドラ[/ふりがな]》を持ち、生を受けた者は齢15を迎えた翌年に神から能力をもらうことができ、彼ら4人は先程能力を授与されたのである。
能力を貰った協会を出て少し歩いたところにある空き地―。
空き地には真ん中に大樹とまではいかないものの立派な木があり、それに添えられたかのように小さな古いベンチが置いてある。芝生になっている地面が柔らかな印象を与えていて、空き地というよりも小さな公園としてドミノ村では親しまれてきた。
この時期は気温が低く、その木はまだ蕾もつけてはいないが、春になると鮮やかで美しい桜の花が咲く。
古くからこのドミノ村に住むキドたちは、何度も訪れた空き地である。
そんな空き地で、その能力お披露目会という名の能力自慢会は行われる。
「ラムダお前そんなにいい能力だったのかよニヤニヤニヤニヤしやがってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
そうラムダの人をおちょくるかのような笑みに愚痴をこぼすキド。
ラムダとは対象的にキドはげんなりとした顔で芝生に寝転んでいる。
「はっはっはー!!聞いて驚けよ、俺の能力は…………」
「もったいぶんな早く言え」
「はい。」
もったいぶって間を開けようとしたラムダにスピカの催促が飛ぶ。
「俺の能力は《[漢字]付与強化[/漢字][ふりがな]エンチャント[/ふりがな]》だぜ」
自慢をする前に勢いをへし折られたラムダは能力をあっさりと公表。
「なんかさ、なにができる能力なのかはよくわからねぇけど、こう…響きがかっこよくねぇ?『えんちゃんと』だぞ!!??」
「うぁああああああああああああああいいいいなあああああかっこいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
キドは思わず羨望の音を漏らす。
「いいいいいいいいいいいなあああああああああああああああ…」
「そこまでかっこいい?」
「スピカにこの漢のワクワクは伝わらねえだけだぜ!!オモイもかっこいいと思うよな!?」
「……う、うん」
本心かどうかわからない答えではあるがオモイの答えにラムダは自慢げに鼻をこする。
「まあ私の能力のほうが強いよ」
「ほう、俺よりも強いと申すか。述べよ。」
「《[漢字]魔法陣[/漢字][ふりがな]ウィザード[/ふりがな]》。これが私の能力」
貴族か何かのマネをしだしたラムダにスピカは能力を披露する。
「《[漢字]魔法陣[/漢字][ふりがな]ウィザード[/ふりがな]》…???っっって、魔法に関係がある能力なのか!?!?」
「多分ね。これで私も上級魔法使いになれる!」
スピカは小さい頃から魔法使いに憧れており、魔法に関する能力を長く懇願してきた。
「私の夢に一歩近づいた…。過去1嬉しい…!」
「ぐすん、ぐす…よかったなあスピカ…よかっ…よか…うわああああああああああああ」
「おめでとう、スピカ!」
「よかったなスピカ!まあ俺の能力のほうが優れているだろうがね」
嫉妬と喜びのキド、祝福するオモイ、張り合おうとするラムダ、とそれぞれ思い思いの言葉をかけた。
「んえーーっと…僕の能力はまあそこまですごくも悪くもないと思うんだけど……キドはその感じだとトリは嫌だよね?先言ったら?」
「いやだいやだいやだいやだトリどころか能力が嫌なんだよぉぉぉぉぉぉ」
「もしかしたら強い能力かも知んないじゃん。教えて?」
「そうだぜ!まあ俺よりは弱い能…」
スピカがキドに能力を問う。それに同調しつつも居丈高に能力マウントを取るラムダをキドは目で黙らせてからその重い口を開いた。
「―俺の能力は《[漢字]適合者[/漢字][ふりがな]アダプター[/ふりがな]》。強くなさそうで萎えるわ。」
そう、にやけ面で能力お披露目会の開会を宣言するのはラムダ・サンドリア。
オモイの話を聞くのは、キド・ペンタゴン、スピカ・ラピチ、オモイ・ハーヴァー。
彼らは、この世界に《[漢字]神之祝福[/漢字][ふりがな]ウチナルパンドラ[/ふりがな]》という能力の卵を持って生まれてきた選ばれし者たちである。
《[漢字]神之祝福[/漢字][ふりがな]ウチナルパンドラ[/ふりがな]》を持ち、生を受けた者は齢15を迎えた翌年に神から能力をもらうことができ、彼ら4人は先程能力を授与されたのである。
能力を貰った協会を出て少し歩いたところにある空き地―。
空き地には真ん中に大樹とまではいかないものの立派な木があり、それに添えられたかのように小さな古いベンチが置いてある。芝生になっている地面が柔らかな印象を与えていて、空き地というよりも小さな公園としてドミノ村では親しまれてきた。
この時期は気温が低く、その木はまだ蕾もつけてはいないが、春になると鮮やかで美しい桜の花が咲く。
古くからこのドミノ村に住むキドたちは、何度も訪れた空き地である。
そんな空き地で、その能力お披露目会という名の能力自慢会は行われる。
「ラムダお前そんなにいい能力だったのかよニヤニヤニヤニヤしやがってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
そうラムダの人をおちょくるかのような笑みに愚痴をこぼすキド。
ラムダとは対象的にキドはげんなりとした顔で芝生に寝転んでいる。
「はっはっはー!!聞いて驚けよ、俺の能力は…………」
「もったいぶんな早く言え」
「はい。」
もったいぶって間を開けようとしたラムダにスピカの催促が飛ぶ。
「俺の能力は《[漢字]付与強化[/漢字][ふりがな]エンチャント[/ふりがな]》だぜ」
自慢をする前に勢いをへし折られたラムダは能力をあっさりと公表。
「なんかさ、なにができる能力なのかはよくわからねぇけど、こう…響きがかっこよくねぇ?『えんちゃんと』だぞ!!??」
「うぁああああああああああああああいいいいなあああああかっこいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
キドは思わず羨望の音を漏らす。
「いいいいいいいいいいいなあああああああああああああああ…」
「そこまでかっこいい?」
「スピカにこの漢のワクワクは伝わらねえだけだぜ!!オモイもかっこいいと思うよな!?」
「……う、うん」
本心かどうかわからない答えではあるがオモイの答えにラムダは自慢げに鼻をこする。
「まあ私の能力のほうが強いよ」
「ほう、俺よりも強いと申すか。述べよ。」
「《[漢字]魔法陣[/漢字][ふりがな]ウィザード[/ふりがな]》。これが私の能力」
貴族か何かのマネをしだしたラムダにスピカは能力を披露する。
「《[漢字]魔法陣[/漢字][ふりがな]ウィザード[/ふりがな]》…???っっって、魔法に関係がある能力なのか!?!?」
「多分ね。これで私も上級魔法使いになれる!」
スピカは小さい頃から魔法使いに憧れており、魔法に関する能力を長く懇願してきた。
「私の夢に一歩近づいた…。過去1嬉しい…!」
「ぐすん、ぐす…よかったなあスピカ…よかっ…よか…うわああああああああああああ」
「おめでとう、スピカ!」
「よかったなスピカ!まあ俺の能力のほうが優れているだろうがね」
嫉妬と喜びのキド、祝福するオモイ、張り合おうとするラムダ、とそれぞれ思い思いの言葉をかけた。
「んえーーっと…僕の能力はまあそこまですごくも悪くもないと思うんだけど……キドはその感じだとトリは嫌だよね?先言ったら?」
「いやだいやだいやだいやだトリどころか能力が嫌なんだよぉぉぉぉぉぉ」
「もしかしたら強い能力かも知んないじゃん。教えて?」
「そうだぜ!まあ俺よりは弱い能…」
スピカがキドに能力を問う。それに同調しつつも居丈高に能力マウントを取るラムダをキドは目で黙らせてからその重い口を開いた。
「―俺の能力は《[漢字]適合者[/漢字][ふりがな]アダプター[/ふりがな]》。強くなさそうで萎えるわ。」