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この小説には微グロ要素が含まれます 苦手な方はお気をつけください
「…あ、そうだ。僕達はこれから生存者を確認するためにガーラ村に行かなくちゃいけないんだけど…どうする?一緒にくる?」
「…ガーラ村に」
ガーラ村には、行かない方が得策だと思う。もし襲撃者が残っていた場合、完全にお荷物になるからだ。もしこれが物語だったのなら、必ず行った方がいいやつだ。だけど。
「行きません。折角助けてもらったのに、行ってやられちゃったら本末転倒…ですから」
繋いでもらった命を、何度も無下にしてたまるものか。僕はもう死なない。死にたくない。もう誰かを悲しませるのは御免だ。
「分かった。じゃあ、馬車の中で待っておいて。残っている人がいれば、必ず助けてくる」
「…はい。お願いします」
そう、暫しの別れを交わしたあと、僕は馬車に乗り込んだ。
「…それにしても、豪華な馬車だな…」
他の馬車を見たことはないが、これが他とは特別だということは痛いほどわかった。いや、痛い。ものすごく痛い。
「足が…」
放置してしまっていたが、多分これはやばいやつだ。血が垂れ続けて、[漢字]朦朧[/漢字][ふりがな]もうろう[/ふりがな]としてきた。…そんなはずはない。もう血は止まっている。だったら、何故…
「やば…これ、ねむ…」
考える余裕なく、意識が、途絶える。
「__起きて!」
「ッ!?はッ…あ…」
何が、あった。気絶していた?どうしてだ、何が起こって…
「あ、あ?ぅあ、あ!」
取り乱しているのが自分でもわかる。だが、感情が抑えられない。疑問が吹き出て止まらない。
「落ち着いて!」
「っ!…ぁ、ご…ごめんなさい」
「よかった…大丈夫?僕達がいない間に何が…」
何が、あったのだろうか。わからない。気がついたら、意識がとんでいて…。
「ッぁ、それより、ガーラ村には…!」
まだ、生存者はいるのだろうか。先程まで気にもしなかったことが気になってしょうがない。
「…」
フルフルと首を横に振った。ということは…。
「そん、な…」
あの人達は、一人残らず殺されてしまったようだ。何故、あんないい人達が殺されなくてはならない。なんでだ。どうして…ッ
___どうして、いい人だってわかるんだ?
「まさか、記憶が…」
だとしても、明確な記憶が何一つない。あるのは、心が暖かくなっていた感覚だけだった。
「記憶が、どうしたの?まさか、戻ったとか!?」
「あ、…いえ、まだ…」
「そっ、か…そうだよね、こんな短時間で記憶が戻るわけないか…」
悲しい顔をしている。そんな顔しないでほしい。皆を笑顔にできなかった分、レアンには笑顔で居てほしい。
「あ、そうだった。すごい大事なこと聞くの忘れてた」
「?」
大事なこととはなんだろうか。ガーラ村のことならば、覚えていることは全て話したはずだ。
「君、名前はなんて言うの?」
「え……」
名前…?
「…ガーラ村に」
ガーラ村には、行かない方が得策だと思う。もし襲撃者が残っていた場合、完全にお荷物になるからだ。もしこれが物語だったのなら、必ず行った方がいいやつだ。だけど。
「行きません。折角助けてもらったのに、行ってやられちゃったら本末転倒…ですから」
繋いでもらった命を、何度も無下にしてたまるものか。僕はもう死なない。死にたくない。もう誰かを悲しませるのは御免だ。
「分かった。じゃあ、馬車の中で待っておいて。残っている人がいれば、必ず助けてくる」
「…はい。お願いします」
そう、暫しの別れを交わしたあと、僕は馬車に乗り込んだ。
「…それにしても、豪華な馬車だな…」
他の馬車を見たことはないが、これが他とは特別だということは痛いほどわかった。いや、痛い。ものすごく痛い。
「足が…」
放置してしまっていたが、多分これはやばいやつだ。血が垂れ続けて、[漢字]朦朧[/漢字][ふりがな]もうろう[/ふりがな]としてきた。…そんなはずはない。もう血は止まっている。だったら、何故…
「やば…これ、ねむ…」
考える余裕なく、意識が、途絶える。
「__起きて!」
「ッ!?はッ…あ…」
何が、あった。気絶していた?どうしてだ、何が起こって…
「あ、あ?ぅあ、あ!」
取り乱しているのが自分でもわかる。だが、感情が抑えられない。疑問が吹き出て止まらない。
「落ち着いて!」
「っ!…ぁ、ご…ごめんなさい」
「よかった…大丈夫?僕達がいない間に何が…」
何が、あったのだろうか。わからない。気がついたら、意識がとんでいて…。
「ッぁ、それより、ガーラ村には…!」
まだ、生存者はいるのだろうか。先程まで気にもしなかったことが気になってしょうがない。
「…」
フルフルと首を横に振った。ということは…。
「そん、な…」
あの人達は、一人残らず殺されてしまったようだ。何故、あんないい人達が殺されなくてはならない。なんでだ。どうして…ッ
___どうして、いい人だってわかるんだ?
「まさか、記憶が…」
だとしても、明確な記憶が何一つない。あるのは、心が暖かくなっていた感覚だけだった。
「記憶が、どうしたの?まさか、戻ったとか!?」
「あ、…いえ、まだ…」
「そっ、か…そうだよね、こんな短時間で記憶が戻るわけないか…」
悲しい顔をしている。そんな顔しないでほしい。皆を笑顔にできなかった分、レアンには笑顔で居てほしい。
「あ、そうだった。すごい大事なこと聞くの忘れてた」
「?」
大事なこととはなんだろうか。ガーラ村のことならば、覚えていることは全て話したはずだ。
「君、名前はなんて言うの?」
「え……」
名前…?