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この小説には微グロ要素が含まれます 苦手な方はお気をつけください
ルクルの申し出に頷いてから、多分2週間後くらいだろうか。
俺達はフラフラと旅をし、今日はエルフの集落付近にやってきていた。
「ふむ、あそこがエルムの集落か…。もっと結界が張り巡らされているものと思っていたが、そう難しいものではなかったな」
「なんでわざわざ結界を破ってまで入る必要があったのかがわからない。この村に娯楽があると言うのか?」
「いいや?それはまだわからない。未知は娯楽の元じゃ」
この2週間、ルクルと過ごしてきたが、こいつはあまり物事を考えないようだ。
思い立ったら考えずにすぐ行動する奴で、気がついたらいつもどこかをほっつき歩いている。
「___あの」
すると突然後ろから声を投げかけられた。
振り向くと、そこにいたのはエルフの少女…いや、エルフは不老で長寿と聞くし、少女ではないかも知れないのだが。
そんなエルフが立っていた。
少女…と、思しきエルフは口を動かし、
「あの村に、なにか御用ですか」
と、明らかな殺意を持ちながらこちらにそう問いかけた。
「お主は…エルフか?見たところ、あの村の者のようじゃな」
「だったら、何だというのですか。…また、あの人間達のように無惨に村の人達を拐って売りさばくつもりなんですか?」
「どうやら、お主はちと勘違いをしておるようじゃ」
ルクルはそう言うと、こちらを見てから、
「…わしらが人間に見えるか?」
と、エルフに尋ねた。
ルクルの言いたいことはよくわからない。
ルクルは知らないが、俺が人間ではないのは一目瞭然だろう。
「……あなたは、一見人間に見えますが。……それが、私の質問と何か関係しているのですか?」
「ふむ…説明が必要か?」
「………エルフと言うのは、人間からは疎まれ嫌われている存在じゃ。それはお主も知っておろう?」
…知らなかった。
「それは…まぁ。人間達からの殺意や軽蔑には薄々気づいています」
「じゃろう。じゃからまぁ、人間達の間ではエルフは奴隷として高く売れる。エルフはどんな扱いをしても絶対に罪にはならんからな」
「人間たちの間では。我ら…と言うか、人間以外の種族は大半の奴が他人に興味がない。人間と関わろうともせんし、人間のエルフの扱いも知らんからな、そもそもエルフを拐おうということを考えぬ」
確かに、俺の場合村が隔離されていたが、外に暮らす種族のことなんて気にもしたことがなかった。
…だが、それで俺がエルフを拐う気はさらさら無いという証明にはなっただろうが、ルクルがそうではないという証明にはなっていない。
というか、ルクルは人間ではないのか…?
「…ふむ、もう一度聞こう。わしが人間に見えるのか?」
「ですから、あなたは人間とお見受けし……。…もしや、あなたは」
「気付いたようじゃな。…お主は分からぬか。まぁ仕方のないことじゃ」
俺だけ話についていけていないような気がする。
どういうことなのだろうか。
「___わしは魔人じゃ。簡潔に言えば、魔神と人間が交わって生まれたものじゃな。クフフッ、わしらの祖先は実に面白いことを考えよるのぉ」
「まじ…ま…は?」
まじんがまじんと人間が交わって…どういうことなんだ?
「混乱させてしまったようじゃな。魔人が魔の人…つまりわしじゃな。そして、魔神、魔の神じゃ。めんどくさいからこれからは魔の神とよぼうかの」
「へ〜…」
「ちなみに、エルフと人間でハーフエルフ。魔獣と人間で獣人。その他…というか、主に獣人と人間じゃな。そこに生まれたのが亜人じゃ。他にも色々おるにはおるが…有名なのは魔人含めて4つじゃな。」
「…獣人と、人間が」
そう言えば、獣人側と人間側、どちらにとっても亜人は邪魔な存在…と教えられたことがあった気がする。
お互いの関係を証明する…してしまう存在。どちら側にとっても邪魔で排除したくてたまらない存在。
生み出したのはお前らのくせして。ふざけんじゃねぇ。
「クフフッ、生物の混ざり合いというのは実に面白い。混沌としてゆく世の中を表しておる…お主もそう思わんか?」
「…あなた達が人間でないのはよくわかりました」
と、エルフが話を強引に戻す。
「あの。………人間ではないあなた達に、折り入ってお願いしたいことがあるのですが」
「ほう?聞いてやろう」
「…私を、旅にご一緒させていただきたいのです。…なんて、堅苦しいのは苦手なんですけど…まぁ、要するに…弟子に、してください」
俺達はフラフラと旅をし、今日はエルフの集落付近にやってきていた。
「ふむ、あそこがエルムの集落か…。もっと結界が張り巡らされているものと思っていたが、そう難しいものではなかったな」
「なんでわざわざ結界を破ってまで入る必要があったのかがわからない。この村に娯楽があると言うのか?」
「いいや?それはまだわからない。未知は娯楽の元じゃ」
この2週間、ルクルと過ごしてきたが、こいつはあまり物事を考えないようだ。
思い立ったら考えずにすぐ行動する奴で、気がついたらいつもどこかをほっつき歩いている。
「___あの」
すると突然後ろから声を投げかけられた。
振り向くと、そこにいたのはエルフの少女…いや、エルフは不老で長寿と聞くし、少女ではないかも知れないのだが。
そんなエルフが立っていた。
少女…と、思しきエルフは口を動かし、
「あの村に、なにか御用ですか」
と、明らかな殺意を持ちながらこちらにそう問いかけた。
「お主は…エルフか?見たところ、あの村の者のようじゃな」
「だったら、何だというのですか。…また、あの人間達のように無惨に村の人達を拐って売りさばくつもりなんですか?」
「どうやら、お主はちと勘違いをしておるようじゃ」
ルクルはそう言うと、こちらを見てから、
「…わしらが人間に見えるか?」
と、エルフに尋ねた。
ルクルの言いたいことはよくわからない。
ルクルは知らないが、俺が人間ではないのは一目瞭然だろう。
「……あなたは、一見人間に見えますが。……それが、私の質問と何か関係しているのですか?」
「ふむ…説明が必要か?」
「………エルフと言うのは、人間からは疎まれ嫌われている存在じゃ。それはお主も知っておろう?」
…知らなかった。
「それは…まぁ。人間達からの殺意や軽蔑には薄々気づいています」
「じゃろう。じゃからまぁ、人間達の間ではエルフは奴隷として高く売れる。エルフはどんな扱いをしても絶対に罪にはならんからな」
「人間たちの間では。我ら…と言うか、人間以外の種族は大半の奴が他人に興味がない。人間と関わろうともせんし、人間のエルフの扱いも知らんからな、そもそもエルフを拐おうということを考えぬ」
確かに、俺の場合村が隔離されていたが、外に暮らす種族のことなんて気にもしたことがなかった。
…だが、それで俺がエルフを拐う気はさらさら無いという証明にはなっただろうが、ルクルがそうではないという証明にはなっていない。
というか、ルクルは人間ではないのか…?
「…ふむ、もう一度聞こう。わしが人間に見えるのか?」
「ですから、あなたは人間とお見受けし……。…もしや、あなたは」
「気付いたようじゃな。…お主は分からぬか。まぁ仕方のないことじゃ」
俺だけ話についていけていないような気がする。
どういうことなのだろうか。
「___わしは魔人じゃ。簡潔に言えば、魔神と人間が交わって生まれたものじゃな。クフフッ、わしらの祖先は実に面白いことを考えよるのぉ」
「まじ…ま…は?」
まじんがまじんと人間が交わって…どういうことなんだ?
「混乱させてしまったようじゃな。魔人が魔の人…つまりわしじゃな。そして、魔神、魔の神じゃ。めんどくさいからこれからは魔の神とよぼうかの」
「へ〜…」
「ちなみに、エルフと人間でハーフエルフ。魔獣と人間で獣人。その他…というか、主に獣人と人間じゃな。そこに生まれたのが亜人じゃ。他にも色々おるにはおるが…有名なのは魔人含めて4つじゃな。」
「…獣人と、人間が」
そう言えば、獣人側と人間側、どちらにとっても亜人は邪魔な存在…と教えられたことがあった気がする。
お互いの関係を証明する…してしまう存在。どちら側にとっても邪魔で排除したくてたまらない存在。
生み出したのはお前らのくせして。ふざけんじゃねぇ。
「クフフッ、生物の混ざり合いというのは実に面白い。混沌としてゆく世の中を表しておる…お主もそう思わんか?」
「…あなた達が人間でないのはよくわかりました」
と、エルフが話を強引に戻す。
「あの。………人間ではないあなた達に、折り入ってお願いしたいことがあるのですが」
「ほう?聞いてやろう」
「…私を、旅にご一緒させていただきたいのです。…なんて、堅苦しいのは苦手なんですけど…まぁ、要するに…弟子に、してください」