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この小説には微グロ要素が含まれます 苦手な方はお気をつけください
「…リール!?生きてたのね…!よかった…もう、ちゃんと逃げれたか心配で心配で…」
「リール、その亜人はお前の母親なのか?なぜ生きている」
「…あなた達は誰なの。どうしてリールと一緒に…まさか、アイツ等の仲間…?」
何が何だかわからない。母さんが生きていた?おかしい。だってレアンは、生存者は居なかったって…。
「リール、こっちにおいで。その人達は誰なの?あの時襲ってきた奴等なんじゃ…」
「ッ!、違う!この人たちはそんなことしない!見方だよ!」
「そんなのわからないじゃない!きっとあなたは騙されて…」
「騙してなどいない。貴様こそ何者だ。なぜ生きている。まさか…貴様がこの結界を壊したのではあるまいな。そうすれば合点がいく。内側から壊してしまえば結界なんぞ関係ないからな」
「ケイス兄様!ちが、母様はそんな人じゃ…!」
どうしよう。せっかく母さんに会えたというのに、これじゃあ…。
「…リール。リールはどうしたいの?」
「え…?」
「…リールのお母さんは、今疑われている状況下にある。ここにはリールのお母さんがやってないっていう証拠もないし、逆に言えば僕達がヴァルアの奴等ではないっていう証拠もない。選択肢は、二択だ」
「ッ…」
そんなの決められるはずがない。母さんだって大切な人だし、レアン達も大切だ。
選ぶことなんか…。
「リール…分かったわ、貴方を信じましょう。この人たちは悪い人たちじゃない… のよね。またお願いばかりしてしまうのもダメよね」
「そうだな。同意見だ。俺も無駄な争いは避けたい。第一リールを逃したのであれば結界を解除する理由が見当たらないからな」
「ッ…!」
…よかった…。
「兄様…そんな甘やかやさなくても…」
「で、お前は誰なんだ」
「え?」
何を、言っているんだ、兄様は。レアンはレアンだろう…?
「お前は、誰なんだ」
「ヤだなぁ〜…。………はぁ、鋭いなぁ…何時から気付いてたわけ?」
「匂いが同じと言っていた時からだ。レアンが出来るのはあくまで近距離での味の相性の判断…匂いが同じかだなんてわかるはずがない」
レアンが、レアンじゃない…?じゃあ、本物のレアンは一体どこへ行ったというのだ。
「全部おみとーしってか。あーァ!失敗失敗。うまく割れさせようと思ったんだけどなァ…仕方ないね」
「消えてもらおうか」
まずい、攻撃がこっちに来て…!防がなくては……。ダメだ、間に合わない。
「っ!…ぐぅッ…」
「!? 母さん!?」
目の前には、赤く染まってゆく地面とそこに倒れている母さんがいた。
「ふっ、はは…一回守った…命…そう、簡単に…ッ、奪わせは…ゴホッ…しないわ…」
「喋らないで!もう…喋らないで…!」
まずい、死んでしまう…!こういう時はどうすればいいんだろうか。魔法?傷を癒やすなんて高度な魔法、僕には使えない。
どう、すれば。どうすれば…!
「…リール…最後のおねが…い……いき…な[小文字]さ[/小文字]…_____」
「母さん!母さん"ッ!!!!!なんで!…なんでだよ……また笑って過ごせると思ったのに…宝物見て、笑って、それで…ッ」
「ッリールッッッ!!!今は目の前の攻撃を避けることに集中しろ!死にたいのか!!」
「死…」
…死ねば、会えるのではないだろうか。また、笑いあえるのではないのだろうか。また、昔のように…
__バカなことを言うな。
母は死んだ。ならば、復讐を果たすまでではないか。
「リール様ッ!早く、ケイス様と逃げて下さい!!!」
「…おいリール、聞いているのか!?おい、あ、どこに行くんだッ、戻ってこい!」
心の中で何度もごめんと謝る。ごめん、ごめんね。
助けようとしてくれたのに、自分から危ない方に行って、ごめんなさい。
でももう、僕にも僕が止められない。
「があぁァァァッッッ!!!」
「おいおいおい、そんなフラフラな攻撃が俺に当たるとでもォ?」
憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
母さんを殺したコイツが、レアンに化けていたコイツが、憎い。
みんなを裏切ったコイツが…憎くて憎くて仕方ない。
「リール!もうやめろ!戻ってこい!」
「よくも…母さんをッ!」
「___何言ってるのォ?殺したのは君でしょォ?君が俺の攻撃を避けられなかったから、君の母親は死んじゃったんだよォ?人のせいにしないでくれるゥ?」
「ふざけるなッ、裏切り者ッ!!!」
「アハーこっちにもバレてんだ〜…久し振りだねェ、リール君?」
コイツは、亜人だ。よく家に来て、母さんと話をしていた。
幼い僕は、何の話をしているかまでは分からなかったが…。
「声でわかった…ッ…結界の核を壊したのもお前だな?」
「だいせーか〜い!よォくわかったねェ?」
「リール様、ここは私に任せて…!リー[小文字]ル[/小文字]…__!____?___!?」
「どう?どォう?自分の母親を同じ種族の奴に殺された気持ちはァ!あれェ、聞いてッ…」
声が、聞こえない。コイツの声しか聞こえない。何を言っているかわからない。もうそんなことはどうでもいい。
憎いコイツを、殺す。殺す。殺す殺す殺す。
グジュグジュと、何かの音が聞こえる。頬に何かが飛び散ってきたが、気にしない。
コイツを殺す。ただそれだけ。
「うッ、ゴブッ、うァ、や、め…ぐァッ」
「__リールッッ!!」
パンッ!と、強烈な音が鳴り響くその瞬間、一気に現実に叩き落された。
一瞬冷静になった視界に広がっていたのは、もう息の根を止めた奴だった。
奴は、とても悲惨な死体となってもなお、僕を嘲笑っているようにも見えた。
「馬鹿者ッ!レアンの居場所をまだ…ッ聞いていないだろう!なぜ逃げなかった!なぜ…なんでなんだ…」
「ふ、あはは…いい表情をしてるねェ?」
「なッ…リール?」
「ざんねェーん、リール君じゃないよォ?あは、驚いてるねェ〜俺の能力さ。ま、長い間は居られないけケド」
何故だろう。視界が真っ暗だ。聞こえるようになったと思えば、今度は見えなくなってしまった。
「レアン君の居場所を知りたいんだァ?別に今もアイラスに居ると思うケド…ォ?」
「なッ…なぜ…」
「うん?あァ、隠すことないしねェ…だって…」
「俺の目的はァ〜…分散させることだからァ」
その時、一気に視界が開けた。まるで何かが立ち去ったかのように。
「ッ!ラエル!今すぐ馬車を出せッ!団長にも伝えろ!」
「はッ!」
「リール、アイラスに向かう。ノル達が、危険な目にあっているかも知れない」
「え?」
ノル姉様達が、危険な目に…?それは、つまり、ヴァルアが…。
「コイツはもう無視しろ。時間が経てばその返り血も消える。亜人の血は特殊だからな」
返り血…この血は、コイツのか?ならば、僕が、コイツを…。
もうコイツの事はいい。復讐は果たせたかわからないが、もうどうだっていい。
「母親は…すまん、諦めてくれ」
「………わかり、ました。早く行きましょう、レアンが心配です」
「…あぁ。急ぐぞ」
「リール、その亜人はお前の母親なのか?なぜ生きている」
「…あなた達は誰なの。どうしてリールと一緒に…まさか、アイツ等の仲間…?」
何が何だかわからない。母さんが生きていた?おかしい。だってレアンは、生存者は居なかったって…。
「リール、こっちにおいで。その人達は誰なの?あの時襲ってきた奴等なんじゃ…」
「ッ!、違う!この人たちはそんなことしない!見方だよ!」
「そんなのわからないじゃない!きっとあなたは騙されて…」
「騙してなどいない。貴様こそ何者だ。なぜ生きている。まさか…貴様がこの結界を壊したのではあるまいな。そうすれば合点がいく。内側から壊してしまえば結界なんぞ関係ないからな」
「ケイス兄様!ちが、母様はそんな人じゃ…!」
どうしよう。せっかく母さんに会えたというのに、これじゃあ…。
「…リール。リールはどうしたいの?」
「え…?」
「…リールのお母さんは、今疑われている状況下にある。ここにはリールのお母さんがやってないっていう証拠もないし、逆に言えば僕達がヴァルアの奴等ではないっていう証拠もない。選択肢は、二択だ」
「ッ…」
そんなの決められるはずがない。母さんだって大切な人だし、レアン達も大切だ。
選ぶことなんか…。
「リール…分かったわ、貴方を信じましょう。この人たちは悪い人たちじゃない… のよね。またお願いばかりしてしまうのもダメよね」
「そうだな。同意見だ。俺も無駄な争いは避けたい。第一リールを逃したのであれば結界を解除する理由が見当たらないからな」
「ッ…!」
…よかった…。
「兄様…そんな甘やかやさなくても…」
「で、お前は誰なんだ」
「え?」
何を、言っているんだ、兄様は。レアンはレアンだろう…?
「お前は、誰なんだ」
「ヤだなぁ〜…。………はぁ、鋭いなぁ…何時から気付いてたわけ?」
「匂いが同じと言っていた時からだ。レアンが出来るのはあくまで近距離での味の相性の判断…匂いが同じかだなんてわかるはずがない」
レアンが、レアンじゃない…?じゃあ、本物のレアンは一体どこへ行ったというのだ。
「全部おみとーしってか。あーァ!失敗失敗。うまく割れさせようと思ったんだけどなァ…仕方ないね」
「消えてもらおうか」
まずい、攻撃がこっちに来て…!防がなくては……。ダメだ、間に合わない。
「っ!…ぐぅッ…」
「!? 母さん!?」
目の前には、赤く染まってゆく地面とそこに倒れている母さんがいた。
「ふっ、はは…一回守った…命…そう、簡単に…ッ、奪わせは…ゴホッ…しないわ…」
「喋らないで!もう…喋らないで…!」
まずい、死んでしまう…!こういう時はどうすればいいんだろうか。魔法?傷を癒やすなんて高度な魔法、僕には使えない。
どう、すれば。どうすれば…!
「…リール…最後のおねが…い……いき…な[小文字]さ[/小文字]…_____」
「母さん!母さん"ッ!!!!!なんで!…なんでだよ……また笑って過ごせると思ったのに…宝物見て、笑って、それで…ッ」
「ッリールッッッ!!!今は目の前の攻撃を避けることに集中しろ!死にたいのか!!」
「死…」
…死ねば、会えるのではないだろうか。また、笑いあえるのではないのだろうか。また、昔のように…
__バカなことを言うな。
母は死んだ。ならば、復讐を果たすまでではないか。
「リール様ッ!早く、ケイス様と逃げて下さい!!!」
「…おいリール、聞いているのか!?おい、あ、どこに行くんだッ、戻ってこい!」
心の中で何度もごめんと謝る。ごめん、ごめんね。
助けようとしてくれたのに、自分から危ない方に行って、ごめんなさい。
でももう、僕にも僕が止められない。
「があぁァァァッッッ!!!」
「おいおいおい、そんなフラフラな攻撃が俺に当たるとでもォ?」
憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
母さんを殺したコイツが、レアンに化けていたコイツが、憎い。
みんなを裏切ったコイツが…憎くて憎くて仕方ない。
「リール!もうやめろ!戻ってこい!」
「よくも…母さんをッ!」
「___何言ってるのォ?殺したのは君でしょォ?君が俺の攻撃を避けられなかったから、君の母親は死んじゃったんだよォ?人のせいにしないでくれるゥ?」
「ふざけるなッ、裏切り者ッ!!!」
「アハーこっちにもバレてんだ〜…久し振りだねェ、リール君?」
コイツは、亜人だ。よく家に来て、母さんと話をしていた。
幼い僕は、何の話をしているかまでは分からなかったが…。
「声でわかった…ッ…結界の核を壊したのもお前だな?」
「だいせーか〜い!よォくわかったねェ?」
「リール様、ここは私に任せて…!リー[小文字]ル[/小文字]…__!____?___!?」
「どう?どォう?自分の母親を同じ種族の奴に殺された気持ちはァ!あれェ、聞いてッ…」
声が、聞こえない。コイツの声しか聞こえない。何を言っているかわからない。もうそんなことはどうでもいい。
憎いコイツを、殺す。殺す。殺す殺す殺す。
グジュグジュと、何かの音が聞こえる。頬に何かが飛び散ってきたが、気にしない。
コイツを殺す。ただそれだけ。
「うッ、ゴブッ、うァ、や、め…ぐァッ」
「__リールッッ!!」
パンッ!と、強烈な音が鳴り響くその瞬間、一気に現実に叩き落された。
一瞬冷静になった視界に広がっていたのは、もう息の根を止めた奴だった。
奴は、とても悲惨な死体となってもなお、僕を嘲笑っているようにも見えた。
「馬鹿者ッ!レアンの居場所をまだ…ッ聞いていないだろう!なぜ逃げなかった!なぜ…なんでなんだ…」
「ふ、あはは…いい表情をしてるねェ?」
「なッ…リール?」
「ざんねェーん、リール君じゃないよォ?あは、驚いてるねェ〜俺の能力さ。ま、長い間は居られないけケド」
何故だろう。視界が真っ暗だ。聞こえるようになったと思えば、今度は見えなくなってしまった。
「レアン君の居場所を知りたいんだァ?別に今もアイラスに居ると思うケド…ォ?」
「なッ…なぜ…」
「うん?あァ、隠すことないしねェ…だって…」
「俺の目的はァ〜…分散させることだからァ」
その時、一気に視界が開けた。まるで何かが立ち去ったかのように。
「ッ!ラエル!今すぐ馬車を出せッ!団長にも伝えろ!」
「はッ!」
「リール、アイラスに向かう。ノル達が、危険な目にあっているかも知れない」
「え?」
ノル姉様達が、危険な目に…?それは、つまり、ヴァルアが…。
「コイツはもう無視しろ。時間が経てばその返り血も消える。亜人の血は特殊だからな」
返り血…この血は、コイツのか?ならば、僕が、コイツを…。
もうコイツの事はいい。復讐は果たせたかわからないが、もうどうだっていい。
「母親は…すまん、諦めてくれ」
「………わかり、ました。早く行きましょう、レアンが心配です」
「…あぁ。急ぐぞ」