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この小説には微グロ要素が含まれます 苦手な方はお気をつけください
遂にその日がやってきた。再調査に行く日が。
「リール、準備はいい?」
「うん、大丈夫」
「無理なら早く言え。面倒をかけるなよ」
「はい。わかってます」
行くのは、僕とレアン、それからケイス兄様とラエルと、護衛に団長だ。
因みにラエルは馬車を運転しているので、迅速に護衛に回れないからと、お姉様が団長もつけてくださったのだ。
実に頼もしい。
いざとなったらケイス兄様も僕も、レアンも戦えるので、戦力としては申し分ない。
「こうやってガーラ村に行くのも、何年ぶりだろうな」
「そういえば、リールに会ったのも今頃の季節くらいだったよね」
「そうだな、レアンが妙な物を拾ってきたと思ったのは丁度このくらいの時期だ」
「そうですね、いきなり養子にしたいと言い出したときは頭がおかしくなったかと思いました」
「み、妙な物…」
そう、他愛も無い話をしながらも、着々と馬車はガーラ村に近づいていく。
着々と、着々と。
「着きました」
「…リール、どうしたの?降りないの?」
「………ただいま、みんな」
戻って来たよと、久し振りに会う皆に挨拶をしながら、荒れ地と化した故郷へと足を踏み入れる。
「…残党は居ないようだな。建物はかなり燃やされているが、それ以外の物ではなんの攻撃も受けていない…妙だな、思惑を隠そうともしないとは」
「あ…リール、ここが、リールの家?」
「え?……」
そう言われ、目線を向けた先には、懐かしい家があった。
レアンの質問に頷くと、ある疑問が湧いてきた。
「なんで、わかったの?」
「匂いが同じだったから…」
そういえば、匂いで味の相性がわかると言っていたような。
こんなこともわかるものなのか…。
「…素敵な家だね」
「うん、僕の宝物の一つだよ」
「__おいラエル。この村の結界はどうして壊れている。外から簡単に入れるはずがない」
結界…そういえば、結界内には許された者しか入れないはずだった。
あの時は記憶も失っていて何がなんだか分からなかったが、なぜ入れたのだろうか。
「それは…まだ。以前調査したところ、あちらの建物に結界の核があるようです」
「あそこか。行くぞ」
「あれは…教会…かな?」
「うん。あの教会の中に、結界の核があるって教えられたよ」
あの教会は、信者か緊急の時以外入れない場所だ。しかも、結界の核となるとかなり限られてくる。
まさか…そんなわけないよな。
「…壊されている。ご丁寧なことに魔力の痕跡まで消して行ってるな」
「兄様なら、どうにか出来ませんか?」
「可能だが、かなりの時間が必要だ。しかも何年前となると、一週間以上かかるな。今日は無理だ」
「そうですか…」
「だがまぁ、慌てていたのだろうな。レアン、リール。あそこにあるのは何だと思う?」
ケイス兄様が指差したのは、青い何かの布切れ…服の端のような布だった。
「…!あれは!ヴァルアの…!」
「ヴァルアって…宣戦布告してきたっていう、あの…?」
確か、今の戦争に加担している国の一つだったか。そう言えば、襲ってきた奴等もこんな色の服を着ていた気がする。
「間違いない。やはり、あの国が関係していたか…クソッ、すぐにノルに連絡を」
「…ケイス様…」
「なんだ、どうした」
「繋がりません。アイラスの…どこにも」
「…なんだと」
そんなはずがない。アイラスほど通信の便が良い国はないはずだ。そんな国がなぜ…。
「__あ、あんた達、誰!」
「……亜人?」
「なんでここに…!………リール?」
「______母さん?」
「リール、準備はいい?」
「うん、大丈夫」
「無理なら早く言え。面倒をかけるなよ」
「はい。わかってます」
行くのは、僕とレアン、それからケイス兄様とラエルと、護衛に団長だ。
因みにラエルは馬車を運転しているので、迅速に護衛に回れないからと、お姉様が団長もつけてくださったのだ。
実に頼もしい。
いざとなったらケイス兄様も僕も、レアンも戦えるので、戦力としては申し分ない。
「こうやってガーラ村に行くのも、何年ぶりだろうな」
「そういえば、リールに会ったのも今頃の季節くらいだったよね」
「そうだな、レアンが妙な物を拾ってきたと思ったのは丁度このくらいの時期だ」
「そうですね、いきなり養子にしたいと言い出したときは頭がおかしくなったかと思いました」
「み、妙な物…」
そう、他愛も無い話をしながらも、着々と馬車はガーラ村に近づいていく。
着々と、着々と。
「着きました」
「…リール、どうしたの?降りないの?」
「………ただいま、みんな」
戻って来たよと、久し振りに会う皆に挨拶をしながら、荒れ地と化した故郷へと足を踏み入れる。
「…残党は居ないようだな。建物はかなり燃やされているが、それ以外の物ではなんの攻撃も受けていない…妙だな、思惑を隠そうともしないとは」
「あ…リール、ここが、リールの家?」
「え?……」
そう言われ、目線を向けた先には、懐かしい家があった。
レアンの質問に頷くと、ある疑問が湧いてきた。
「なんで、わかったの?」
「匂いが同じだったから…」
そういえば、匂いで味の相性がわかると言っていたような。
こんなこともわかるものなのか…。
「…素敵な家だね」
「うん、僕の宝物の一つだよ」
「__おいラエル。この村の結界はどうして壊れている。外から簡単に入れるはずがない」
結界…そういえば、結界内には許された者しか入れないはずだった。
あの時は記憶も失っていて何がなんだか分からなかったが、なぜ入れたのだろうか。
「それは…まだ。以前調査したところ、あちらの建物に結界の核があるようです」
「あそこか。行くぞ」
「あれは…教会…かな?」
「うん。あの教会の中に、結界の核があるって教えられたよ」
あの教会は、信者か緊急の時以外入れない場所だ。しかも、結界の核となるとかなり限られてくる。
まさか…そんなわけないよな。
「…壊されている。ご丁寧なことに魔力の痕跡まで消して行ってるな」
「兄様なら、どうにか出来ませんか?」
「可能だが、かなりの時間が必要だ。しかも何年前となると、一週間以上かかるな。今日は無理だ」
「そうですか…」
「だがまぁ、慌てていたのだろうな。レアン、リール。あそこにあるのは何だと思う?」
ケイス兄様が指差したのは、青い何かの布切れ…服の端のような布だった。
「…!あれは!ヴァルアの…!」
「ヴァルアって…宣戦布告してきたっていう、あの…?」
確か、今の戦争に加担している国の一つだったか。そう言えば、襲ってきた奴等もこんな色の服を着ていた気がする。
「間違いない。やはり、あの国が関係していたか…クソッ、すぐにノルに連絡を」
「…ケイス様…」
「なんだ、どうした」
「繋がりません。アイラスの…どこにも」
「…なんだと」
そんなはずがない。アイラスほど通信の便が良い国はないはずだ。そんな国がなぜ…。
「__あ、あんた達、誰!」
「……亜人?」
「なんでここに…!………リール?」
「______母さん?」