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転生少年R

#9

9.御忍び探検隊?

それから約一週間後。
突然だが___

「リール!街に行こ!」

___街に行くことになった。


僕は晴れて養子に迎い入れてもらうことができた。まぁこの一週間色々あったが、それはまた別の機会に話そうとしよう。
僕達は今、レアンと、近衛騎士団副団長、ラエルを連れて街に来ている。経緯を説明すると少しばかり長くなるのだが、要するに街に欲しい物があって出向いたのだという。
ここ、アイラス王国王都カルレイスは、非常に貿易で盛んな街だ。全国のありとあらゆる物が集まっている。もはや無いものは無いと言うほどだ。

「で、何が欲しいの?」

「よくぞ聞いてくれました!でもね、驚かせたいからまだ内緒だよ」

「何時にもまして元気だね?」

「そりゃそうだよ!だって今日はお……っぃ秘密…」

どうしても驚かせたいらしいく、中々教えてくれない。仕方ない、大人しく驚かされておこう。
______________________________________

「着いたよ!さ、早く早く!」

「待ってくださいレン!そんなに慌てては危険ですよ!」

外や街、御忍びなどの時には、身元が割れないよう、あだ名で呼ぶようだ。…僕の場合どうなるんだ?

「ルリも早く〜!」

「そう来たか……__わかった!すぐ行く!」

レンに連れられやってきたのは、ごく普通の民家…だが、中に入ると印象がガラリとかわり、アンティークなお洒落な雰囲気を醸し出している。それと、何だか懐かしいお茶の匂いもするような気もする。

「よし!…ルリ、このお店にはね!なんとなんと…って言われても、実物見ないとわかんないよね」

「ラエル、いつものお願い」

「は、すでに注文済みです」

「流石、ラエルが見方でよかったよ」

「反応に困ります」

この二人の会話は何時見ても微笑ましいが、いつものとは一体なんなのだろうか。

「お待たせしました。こちらオゼンザイとオハギでございます」

オゼンザイとオハギ…何だか聞いたことのある響きだが、なんだったのかイマイチ思い出せない。
誰かが言っていたような気がしたが…誰だっただろうか。
…だが、この匂いは知っている。何度も母さんが作ってくれていた物だ。

「…皆、今頃どうしてるかな」

「ルリ、これが…あれ、どうしたの?まさか知ってた?」

「え?あ、うん、見たことはある…けど」

匂いは違うが、きっと味は違うだろう。母さんのお萩が食べたいなと思いつつも、いざ一口食べてみる。

「…ぁ」

あの味だ。母さんが作ってくれた、あの味だ。なんで…、もう一度食べられるなんて思ってなかった。

「ルリ?あ、また泣いてる…今度はどうしたの?」

「あ…レン…美味しくて…あの味で…っ」

「…そっか。美味しいよね。よかったね」

…その[漢字]後[/漢字][ふりがな]ご[/ふりがな]、少し落ち着いた[漢字]後[/漢字][ふりがな]あと[/ふりがな]、お萩とお善哉を食べ、その店を出た。一体なぜ、母さんの味がしたんだろうか。あれを作れるのは、母さんと、姐さんだけのはずだ。しかも、二人はもう…。
馬車に揺られながらそんなことを考える。すると、急激な睡魔に襲われたので、大人しく従っておくとしよう。

「リール、今日は楽しかった?」

「うん、楽しかった…よ…」

「…そっか。おやすみ、リール」

作者メッセージ

変な終わり方してすんません。次は番外編行こう!え、はやくない?これほぼ番外編みたいなもんじゃない?ちょっと何言ってるかわかんないっすね。
物語の最初の彼の話です。割りと本編に関係あるかも。
では!

2023/08/09 01:26

くるみさん
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コメント

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PG-12 #暴力表現転生異世界

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