シュン『海渡は自分のことを強いとは思ってないみたいだが、あの強さは…。』
シュン『最強だ。』
シュン『…まさに神に選ばれし人間みたいな人間だと思ったことがある。』
秋葉『明らかにおかしいのよね…。』
シュン『けれど、そこまで実力があったってことじゃない?』
シュンはそう言って、苦そうなブラックコーヒをゴクゴクと口にする。私も甘いクッキーを一口パクリ。
光輝は黙ってその話を聞いていた。それも少し笑って。
シュン『…そりゃ例えば[下線]何でもバラバラにできること[/下線]がいつでもできれば強いと思うし、最強の力がどんな時でも使えるなら強いと思うよ。』
シュン『海渡は違う。まるでずっと最強の力を使ってるみたいだ。』
シュン『昔から俺は海渡を見てきた。あの頃と今の海渡は…変わったといえば正解だし、変わってないと言っても正解だな。』
秋葉『どういうこと?』
私がそう聞くと、シュンが真剣そうに私の方を見て話す。
シュン『あの頃から最強と気づいていなかった。それは変わってない。
シュン『けど、あの頃も強かったのに、今はもっと強くなっている。それは変わってる。』
秋葉『…私だって、もっと強くなりたいよ。まだ…まだ私は[下線]自分の中に才能発揮できてないこと[/下線]があると思うの。』
私が本音を打ち明けると、光輝が立ち上がってドリンクを取りに行った。光輝は黙りながら、何かを考えているような顔、仕草をしている。
シュンがコーヒーをさらに一口飲むと、シュンは光輝に話を振った。
シュン『光輝。君は何か海渡について思ったことがないの?』
光輝『…、一つだけ違和感があった。』
光輝はそう言って、炭酸飲料を開けて透明のコップに注いだ。シュワシュワという音が部屋全体に広がる。
光輝『まだ、何か隠されてると思った。』
秋葉『まだ、何か隠してるって…?』
光輝『…海渡の秘密はまるで霧に隠されてるみたい。…いや、[下線]俺たちが霧の中にいるみたいな感覚[/下線]だ。』
光輝『不自然だなぁと思ったことがあるんだ。』
シュン『それは何?光輝。』
光輝はドリンクを一気飲みすると、私が想像もしなかったことを言った。
光輝『[太字]なんで海渡だけなんだ?[/太字]』
シュン『…どういうことだ光輝。』
光輝『…そんなに海渡の秘密が気になるなら、俺らでその秘密を暴けばいいじゃん。』
光輝『[太字]俺たちとは違う人間の秘密を[/太字]。』
私は光輝が言ったことを理解した。
草野海渡は今こうやって魔法などの戦術がとても強いが、確かに海渡だけじゃあ、まるで本当に神に力を授かったような人間だ。
人間は異世界人の力には敵わないはず。でもそんな常識は全て海渡の存在によって壊される。
海渡は力を授かった人間…とも言い切れない。
じゃあなんで海渡だけ?
[下線]なんで海渡の[太字]両親[/太字]や[太字]妹[/太字]も力を持っている可能性があることに気がつかなかったのだろう。[/下線]
私は甘いクッキーを頬張って、砂糖も何も入れてない苦いコーヒーが入っているコップを私の口に当てた。
シュン『最強だ。』
シュン『…まさに神に選ばれし人間みたいな人間だと思ったことがある。』
秋葉『明らかにおかしいのよね…。』
シュン『けれど、そこまで実力があったってことじゃない?』
シュンはそう言って、苦そうなブラックコーヒをゴクゴクと口にする。私も甘いクッキーを一口パクリ。
光輝は黙ってその話を聞いていた。それも少し笑って。
シュン『…そりゃ例えば[下線]何でもバラバラにできること[/下線]がいつでもできれば強いと思うし、最強の力がどんな時でも使えるなら強いと思うよ。』
シュン『海渡は違う。まるでずっと最強の力を使ってるみたいだ。』
シュン『昔から俺は海渡を見てきた。あの頃と今の海渡は…変わったといえば正解だし、変わってないと言っても正解だな。』
秋葉『どういうこと?』
私がそう聞くと、シュンが真剣そうに私の方を見て話す。
シュン『あの頃から最強と気づいていなかった。それは変わってない。
シュン『けど、あの頃も強かったのに、今はもっと強くなっている。それは変わってる。』
秋葉『…私だって、もっと強くなりたいよ。まだ…まだ私は[下線]自分の中に才能発揮できてないこと[/下線]があると思うの。』
私が本音を打ち明けると、光輝が立ち上がってドリンクを取りに行った。光輝は黙りながら、何かを考えているような顔、仕草をしている。
シュンがコーヒーをさらに一口飲むと、シュンは光輝に話を振った。
シュン『光輝。君は何か海渡について思ったことがないの?』
光輝『…、一つだけ違和感があった。』
光輝はそう言って、炭酸飲料を開けて透明のコップに注いだ。シュワシュワという音が部屋全体に広がる。
光輝『まだ、何か隠されてると思った。』
秋葉『まだ、何か隠してるって…?』
光輝『…海渡の秘密はまるで霧に隠されてるみたい。…いや、[下線]俺たちが霧の中にいるみたいな感覚[/下線]だ。』
光輝『不自然だなぁと思ったことがあるんだ。』
シュン『それは何?光輝。』
光輝はドリンクを一気飲みすると、私が想像もしなかったことを言った。
光輝『[太字]なんで海渡だけなんだ?[/太字]』
シュン『…どういうことだ光輝。』
光輝『…そんなに海渡の秘密が気になるなら、俺らでその秘密を暴けばいいじゃん。』
光輝『[太字]俺たちとは違う人間の秘密を[/太字]。』
私は光輝が言ったことを理解した。
草野海渡は今こうやって魔法などの戦術がとても強いが、確かに海渡だけじゃあ、まるで本当に神に力を授かったような人間だ。
人間は異世界人の力には敵わないはず。でもそんな常識は全て海渡の存在によって壊される。
海渡は力を授かった人間…とも言い切れない。
じゃあなんで海渡だけ?
[下線]なんで海渡の[太字]両親[/太字]や[太字]妹[/太字]も力を持っている可能性があることに気がつかなかったのだろう。[/下線]
私は甘いクッキーを頬張って、砂糖も何も入れてない苦いコーヒーが入っているコップを私の口に当てた。
- 1.第一章『普通』一話「ヒーロー様」
- 2.第一章『普通』二話「君は悪い人間ですか?」
- 3.第一章『普通』三話「魔法は実在した。」
- 4.第一章『普通』四話「これが平和」
- 5.第一章『普通』五話「壊れてしまいたい。」
- 6.第一章『普通』六話「君が正真正銘の、ヒーロー様だった。」
- 7.第一章『普通』七話「偽のヒーロー様」
- 8.第一章『普通』八話「女神様」
- 9.第二章『魔王と秋葉』一話「キャリー」
- 10.第二章『魔王と秋葉』二話「ライバル」
- 11.第二章『魔王と秋葉』三話「ご登場」
- 12.第二章『魔王と秋葉』四話「未来」
- 13.第二章『魔王と秋葉』五話「平野光輝」
- 14.第二章『魔王と秋葉』六話「雨」
- 15.第二章『魔王と秋葉』七話「変化」
- 16.今まで出てきた登場人物一覧/続編予告
- 17.第三章『君と二人で』一話「海渡が見つかったその後」
- 18.第三章『君と二人で』二話「知名度」
- 19.第三章『君と二人で』三話「甘いクッキーと苦いコーヒー」