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君達と僕は同じ人間でも、僕はまた別の意味で君達と違う人間でした。

#19

第三章『君と二人で』三話「甘いクッキーと苦いコーヒー」

シュン『海渡は自分のことを強いとは思ってないみたいだが、あの強さは…。』

シュン『最強だ。』


シュン『…まさに神に選ばれし人間みたいな人間だと思ったことがある。』

秋葉『明らかにおかしいのよね…。』

シュン『けれど、そこまで実力があったってことじゃない?』

シュンはそう言って、苦そうなブラックコーヒをゴクゴクと口にする。私も甘いクッキーを一口パクリ。

光輝は黙ってその話を聞いていた。それも少し笑って。

シュン『…そりゃ例えば[下線]何でもバラバラにできること[/下線]がいつでもできれば強いと思うし、最強の力がどんな時でも使えるなら強いと思うよ。』

シュン『海渡は違う。まるでずっと最強の力を使ってるみたいだ。』

シュン『昔から俺は海渡を見てきた。あの頃と今の海渡は…変わったといえば正解だし、変わってないと言っても正解だな。』

秋葉『どういうこと?』

私がそう聞くと、シュンが真剣そうに私の方を見て話す。

シュン『あの頃から最強と気づいていなかった。それは変わってない。

シュン『けど、あの頃も強かったのに、今はもっと強くなっている。それは変わってる。』

秋葉『…私だって、もっと強くなりたいよ。まだ…まだ私は[下線]自分の中に才能発揮できてないこと[/下線]があると思うの。』

私が本音を打ち明けると、光輝が立ち上がってドリンクを取りに行った。光輝は黙りながら、何かを考えているような顔、仕草をしている。

シュンがコーヒーをさらに一口飲むと、シュンは光輝に話を振った。

シュン『光輝。君は何か海渡について思ったことがないの?』

光輝『…、一つだけ違和感があった。』

光輝はそう言って、炭酸飲料を開けて透明のコップに注いだ。シュワシュワという音が部屋全体に広がる。

光輝『まだ、何か隠されてると思った。』

秋葉『まだ、何か隠してるって…?』

光輝『…海渡の秘密はまるで霧に隠されてるみたい。…いや、[下線]俺たちが霧の中にいるみたいな感覚[/下線]だ。』

光輝『不自然だなぁと思ったことがあるんだ。』

シュン『それは何?光輝。』

光輝はドリンクを一気飲みすると、私が想像もしなかったことを言った。


光輝『[太字]なんで海渡だけなんだ?[/太字]』


シュン『…どういうことだ光輝。』

光輝『…そんなに海渡の秘密が気になるなら、俺らでその秘密を暴けばいいじゃん。』

光輝『[太字]俺たちとは違う人間の秘密を[/太字]。』


私は光輝が言ったことを理解した。

草野海渡は今こうやって魔法などの戦術がとても強いが、確かに海渡だけじゃあ、まるで本当に神に力を授かったような人間だ。

人間は異世界人の力には敵わないはず。でもそんな常識は全て海渡の存在によって壊される。

海渡は力を授かった人間…とも言い切れない。


じゃあなんで海渡だけ?

[下線]なんで海渡の[太字]両親[/太字]や[太字]妹[/太字]も力を持っている可能性があることに気がつかなかったのだろう。[/下線]


私は甘いクッキーを頬張って、砂糖も何も入れてない苦いコーヒーが入っているコップを私の口に当てた。

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます。
海渡の秘密のお話はライト版で投稿されている『異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。』の方に投稿するか、登録版に投稿するか現在未定ですので、まあそんな話も投稿するとだけ思っててください。

読んでいただきありがとうございます…!
別の作品もよろしくお願いします…!

2024/07/25 13:51

縺薙≠繧九s
ID:≫ 72/5w1OycpIug
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