桃 side
俺は 時計と 睨めっこ しながら 中学への 道のりを 走る 。
ヤバいぞ 。
遅刻 する 。
護衛計画 たてるのに 時間かけすぎた 。
やっぱ 俺が 全部 やれば よかったんだ …… 。
だって 紫くんに 近づく奴を 俺が 調べて 。
俺が 紫くんを 笑わせて 。
俺が 紫くんを 傷つけたやつに 制裁を加えて 。
ほら やっぱり これの方が 効率が いい 。
と 、 後悔していると 。
紫
「 あっ 、 おはよ ~ 」
女子
「 おはよう 紫くん っ 」
中学の 中庭に 、 紫くんの 姿を 見つけた 。
そして 、 隣には 女子生徒 。
… 制服の リボンの 色は 紫くんと 一緒か 。
じゃあ 一年生 ね 。
ふ ~ ん … 。
そう 思った 俺の 頭に 、 超絶 嫌な 考えが 浮かぶ 。
もしかして 、 紫くん この人と 帰る気 ?
女子と ?
異性と ?
いや 男と でも 嫌だけど 。
ていうか 紫くん 友達と 帰るって 言ってたけど ほんとに 友達 ?
恋人 じゃないよな 流石に ?
でも 紫くんは 可愛いし 優しいし モテるだろうな … 。
嫌だ 。
嫌すぎる 。
そんな 想像 したくない 。
と 、 思っていると 。
男子生徒
「 ? 」
「 桃 、 何 険しい 顔 してんだ ? 」
同級生が 声を かけてきた 。
桃
「 なあ … 」
「 あれ 付き合ってると 思うか ? 」
男子生徒
「 あー ね 」
「 何 ? 」
「 そこに いる 女の子のこと 好きなの ? 」
桃
「 ちげえよ 馬鹿 」
「 逆だよ 」
男子生徒
「 は ? 」
「 え 何 どういうこと 」
桃
「 何でも いいだろ 」
「 ほら お前は どう思うんだよ 」
あれは 、 付き合ってない 、 よな ?
付き合ってない 。
そう あってくれ 。
ほんとに 。
男子生徒
「 … んー 」
「 付き合っては なさそうだけど 」
「 付き合う 直前 、 みたいな ? 」
は ?
嘘 だろ ?
あの 純粋な はずの 紫くんが 、?
… 一旦 黄を 味方に つけよう 。
そう 思い 、 俺は 黄にメッセージを 送る 。
桃
『 黄 』
『 紫くんが 誰かと 付き合うもしれん 』
すぐに 既読が つく 。
黄
『 紫にいの 同級生 ですか 』
桃
『 うん 』
黄
『 とりあえず 紫にいの 同級生 全員 調べときます 』
桃
『 さんきゅ 』
黄も こういう時は 使えるな 。
やっぱ 役割分担 して よかった 。
すると 。
横から 少し 怖がったような 声が 。
男子生徒
「 何 」
「 お前 、 ストーカー 、? 」
桃
「 ちげえわ 」
うん 。
あれは 絶対 女友達だ 。
そうでも 思わないと 、 俺 、 精神的に 死ぬ 。