桃 side
紫くんの 居なくなった 部屋で 、 俺たちは 大きな ホワイトボード に 5人で 向き合っていた 。
真ん中には 、 黄が 書いた
[ 紫にい 護衛計画表 ]
という 文字 。
… まあ 、 うん 。
完璧 だろう 。
桃
「 とりあえず 、 今から 家を 出るまでの 30分間に 役割分担を する 」
蒼
「 何の ? 」
桃
「 分かってるだろ 」
「 紫くんの 護衛の 」
蒼
「 あ ー ! 」
俺は 弟 四人を 見回す 。
四人とも 乗り気 、 なはず 。
橙
「 … 俺が 風邪 引いたら 紫くんは 早退して … 」
「 俺と 帰らざるを 得なくなる … ? 」
「 いやでも そうしたら 紫くんの 友人関係に ヒビが 入るんか … 」
「 … いっそのこと それでも ええか … ? 」
小さな 声で ブツブツと 怖いことを 言っている 四男を 除いて 。
桃
「 まず 、 小学生 二人 」
赫
「 はい 隊長 っ 」
黄
「 赫 ノリノリ ですね 」
赫
「 そういう 黄くんだって メモ帳まで 持って 必死じゃん ! 」
桃
「 鎮まれ ( 」
全く 、 この二人は 紫くんが いないと すぐ 言い合いを する 。
まあ 小学生 だから 仕方ない かも しれないけど 。
うるさい から な 。
静かに させる ほうが いいだろ 。
桃
「 赫と 黄の 役割は 情報収集 」
「 但し やりすぎないように 」
「 紫くんが 少しでも 監視されてると 窮屈に 思ったら 、 引け 」
赫
「 はぁい っ 」
素直に 頷く 赫 。
赫は だいぶ やりやすい 。
桃
「 特に 黄 」
黄
「 何ですか ? 」
「 僕が 紫くんを 傷つけるとでも ? 」
「 … 心外ですね 」
お前 、 どこで その 言葉 覚えてきた 。
しかも 使い方が 一々 心に グサっと くる 。
桃
「 … で 」
「 分かったら 学校 行け 」
赫
「 え ~ … 」
それに 関しては 不服そうな 赫 。
多分 橙と 蒼の 役割が 分からないのが 不満 なんだろう 。
赫
「 やっぱ 俺 紫くんに 行ってらっしゃいって 言われなきゃ 行く気に ならない 」
めんどくさ 。
桃
「 … 電話 掛ければ ? 」
赫
「 ほんとだ ! 」
嬉々と したように スマホを 取り出す 赫 。
そんな 赫を 見ながら 、 黄が ぼそっと 言った 。
黄
「 僕 、 紫くんの 「 行ってらっしゃい 、 頑張ってね ! 」 って ボイス 持ってるのに 」
「 せっかく 赫にも 聞かせてあげようと 思ったのに 」
桃
「 お前は 勝手に 録音 するな 」
と 、 横から 蒼の 大きな 声が 飛んでくる 。
蒼
「 僕は ー !? 」
桃
「 蒼 ? 」
桃
「 蒼と 橙は 紫くんが 泣いたり 悲しんだ時に 笑わせたり 」
「 その 原因に 復讐する 係 」
蒼
「 なんか カッコいい じゃん ! 」
橙
「 … 復讐な 」
「 俺に ピッタリ やん 」
黄
「 いや 、 橙にいに ピッタリなのは 前者だと 思いますよ 」
桃
「 ちなみに 俺は 護衛 」
赫
「 じゃあ 一応 書いとこ ー 」
紫くんとの 電話を 名残惜しそうに 終えた 赫が ホワイトボード に 書き込む 。
その ホワイトボードを 壁に かけて 、 家を 出る前 。
蒼が 声を あげる 。
蒼
「 紫くん 護衛隊 、 頑張るぞ ー ‼︎ 」
橙
「 お ー 」
赫
「 お ー っっ !! 」
黄
「 お ー 」
桃
「 … 元気だな 、 お前ら 」
黄
「 桃にいは ノリが 悪いですよ 」
護衛隊 セコム 、 出動です 。