紫 side
紫
「 あっ そうだ 」
朝ごはんの トーストを かじっいると 、 とある ことを 思い出した 。
さっき 橙くんが 一緒に 帰ろって 誘ってくれたけど … 。
紫
「 橙くん ごめんね 」
「 俺 、 今日 友達と 帰るんだ 」
え 、 と 橙くんの 動きが 止まる 。
紫
「 ご 、 ごめんね ほんとに 」
どうしよう 、 なんか 橙くん 凄い 悲しそう 。
俺が 言うと 、 橙くんは 俯いて ぼそっと 言う 。
橙
「 俺 今日 命日 かもしれん 」
黄
「 …… ふっ 」
紫
「 えぇ … ! そ 、 そんなに ? 」
どうしよう 、 友達に メッセージ して また 今度で いい って 聞こうかな 。
でも それは それで 友達に 悪いし … 。
橙
「 でも それで 兄ちゃんが 幸せ なら … 」
「 俺は 何でも 投げ出すよ … 」
目が 真っ黒に なる 橙くん 。
そんな 橙くんを 見て 少し 馬鹿に するように 笑う 黄くん 。
紫
「 え 、 えっと 」
「 帰ってきたら 撫で撫で するから 、 ね ? 」
その ひとことで 橙くんは 目を 輝かせる 。
かわいいなあ 。
橙くん 、 素直 。
桃
「 … 橙 、 ずるいぞ 」
紫
「 … え ? 」
黄
「 紫にい 、 僕も 撫で撫で してください ~ 」
赫
「 俺も 予約 」
みんなが 集まってきて 、 予約を 取る 。
紫
「 俺 、 アイドル みたい 笑 」
桃 、 蒼 、 橙 、 赫 、 黄
「 アイドル だけど ( 一家の ) 」
アイドル じゃないよ … ?
と 思っていると 、 黄くんが あ っ と 口を 開く 。
黄
「 早く 行かないと 遅刻 しますよ 」
全員
「 え っ 」
その一言で 、 皆が 凍りつく 。
桃
「 … 今日 休もうかな 」
「 行っても 紫くんと 帰れない っぽいし 」
黄
「 何言ってるんですか 、 中学の中に 入って 紫にいの 護衛できるのは 桃にいしか いないんですよ 」
桃
「 そーいえば そうだった 」
すると 蒼が ええ っと 声を 張り上げる 。
蒼
「 僕は ⁈ 」
「 僕 ご褒美 なんも ないじゃん ! 」
赫
「 蒼ちゃんは 帰ってきてから バナナでも 食べとけば ? 笑 」
赫くんが あしらうように 笑う 。
… なんか 黄くんに 似てきたな ー と 思う のは 気のせい ?
紫
「 じゃ 、 じゃあ 俺 そろそろ 行くね ! 」
これ以上 ここに いると ややこしく なると 思って 、 俺は 家を 飛び出す 。
桃
「 … 友達 、 って 誰なんだ 」
蒼
「 分かんないけど その 友達より 僕のほうが 桃くんのこと 好きなのは 分かる ー !! 」
橙
「 帰ってきたら 兄ちゃんに 撫で撫で してもらえるやん … ♪ 」
「 はよ 放課後 ならへんかな 」
赫
「 … 俺 、 その 友達について 調べとこうかな … 」
黄
「 いいですね 」
「 あと 一応 触れてあげますけど 橙にい 、 まだ 学校始まってませんよ 」
既に 家の 外に いた 俺は 、 リビング で そんな 会話が 繰り広げられていることを 、 もちろん 知らなかった 。