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 う ち の セ コ ム が 厄 介 す ぎ ま す 。 

#2

 心 配 性 セ コ ム 




  桃 side



  桃
 「  …  紫くん  、  朝ごはん 食べる  ?  」


  ドアを 開けて  、  紫くんの 部屋に 入る  。

  相変わらず 綺麗だ  。

  よく 整理されていて  。

  朝から 課題に 向き合っている 偉すぎる うちの 弟に  、  俺は 声を かける  。

  邪魔しない ように  、  小さな 声で  。

  すると  、  紫くんは 慌てて 時計を 見てから こちらを 振り向く  。


  紫
 「  あ っ  、  うん ありがとう  」


  紫
 「  桃くんが 呼びに 来てくれなかったら 遅刻 するところだった  」


  そう 言って 笑う 紫くん  。

  可愛い  。

  天使か  。

  いや 天使 だな  。

  って  、  いやいや 何を 考えてるんだ 俺  。

  と 思っていると  。


  黄
 「  …  桃にい  、  ニヤけてますよ  」

 「  気持ち悪い  …  」


  部屋を 覗きにきた 黄から 辛辣な 言葉が 飛んでくる  。

  紫くんの 寝顔の 写真を 撮ってる 変人に 言われたくないんだが  。


  桃
 「  うるせえ  」

 「  別に ニヤけてない  」


  黄を 軽く 小突く  。


  黄
 「  わ ー いたーい お兄ちゃんに たたかれたー  」

 
  棒読みで そんな ことを 言う 黄を 無視して  、  俺は 紫くんの 方を 見て  、  


  桃
 「  じゃあ 先に 下に 戻ってるから  」


  と 紫くんの 部屋を 出る  。

  が  。

  少し 心配だ  。

  無理を して 体調を 崩したら  ?

  シャーペンが 滑って 紫くんの 指に 刺さったら  ?

  椅子が 壊れて 紫くんが 椅子から 落ちたら  ?

  地震が 来て 紫くんが 本棚の 下敷きに なったら  ?

  一度でも 思考が マイナスな 方向に 行けば  、  もう 止まらない  。


  黄
 「  …  桃にい 何 考えてるんですか  」


  桃
 「  ………  紫くんに 何か あったら どうしよ って  」


  黄
 「  不吉な こと 考えないでください  」


  黄が 俺に 釘を 刺す  。


  黄 
 「  …  そんな こと 考えてる暇 が あるなら 赫の 相手でも してあげたら どうですか  」


  そう 言われて  、  顔を 上げると  、  ソファー から じっと 俺の 方を 見つめる 赫が  。


  桃
 「  何  」


  俺が 聞くと  、  赫は 恐る恐る 口を 開く  。 


  赫
 「  紫兄ちゃん  、  頑張りすぎてなかった  ?  」


  結局 お前も 紫くん かよ  。


  桃
 「  分からん  」


  蒼
 「  え ー 桃くん 使えなーい  」


  桃
 「  黙れ  」


  そんな 俺たちを 見て  、  黄が はあ っと 息を つく  。


  黄
 「  ガキ ですね  」


  橙
 「  いや 黄ちゃんが 一番 年下 やけどな  ?  」


  黄
 「  精神年齢の 話です  」


  橙
 「  …  確かに  」


  桃
 「  おい  」


  調子に 乗るな と 言いたい  。



  黄
 「  思ったことを 全部 口に 出すところが 子供ですよね  」


  赫
 「  … 黄くん ?  」


  黄
 「  何でもないです  」


  その時  、  リビングに 小さな 音が 響いた  。

  ガチャ  。


  紫
 「  みんな おはよ ぉ  ~  」


  途端に  、  部屋の 空気が 変わる  。


  桃
 「  紫くん  、  朝ごはん そこに あるからな  」


  蒼
 「  僕の バナナ いる  ー  ?  」


  橙
 「  兄ちゃん 兄ちゃん  !  今日 一緒に 帰ろうや  !  」


  赫
 「  ぇへへ っ  紫兄ちゃん 今日も カッコいい よ  」


  黄
 「  今日も 兄弟 みんな 仲良し ですよ  ~  」


  今日も  、  苺ノ瀬家 の セコムは 通常運転 です  。


  

2026/08/10 11:16

 桃 瀬 さ く 。 
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