紫 side
紫
「 … ん っ 」
朝 。
俺が 目を 覚ますと 隣には いつものように 俺の 弟が 丸まって 寝ていた 。
狭い ベッドに 、 五人 。
怪我を しないか 心配な ところは あるけど 、 本人たち 曰く
弟
「 お兄ちゃん / 紫にい / 紫兄ちゃん の 部屋で 怪我するなら 本望 」
らしい 。
紫
「 ふふ っ 」
俺も 、 それぞれ 自分の 部屋に ベッドが あるはずなのに 俺の ベッドで 寝たがる 弟たちが 凄く 可愛かったり する 。
多分 、 こういうことを Win-Win って 言うんだと 思う 。
これを 快く 思っていない者は 誰も いない 。
と 、 言えれば いいんだけど 実は そうじゃない 。
桃
「 おい ‼︎ 」
「 また 紫くんの 部屋で 寝てんの お前ら 」
長男が 俺の 部屋に 乗り込んでくる 。
桃
「 あ 、 紫くん 悪いな 、 ちょっと 部屋 入る 」
ただし こういう 気遣いは 忘れない 。
紫
「 いいよ ~ 」
俺が そう 笑うと 、 弟たち 5人を 乱暴に 起こしていく 。
乱暴って いうか 、 なんというか 。
桃くんは 凄く 特徴的な 起こし方を する 。
桃
「 おい お前ら 」
「 早く 起きないと 紫くんが 作った 朝ごはん 無くなるぞ 」
「 あーあ 、 紫くんが せっかく 作ったのに 冷めちゃってる - 」
そう 言うと 、 バッと 弟たちは 身体を 起こす 。
一人 、 まだ 寝てる 子 も いるけど 笑 。
ちなみに 、 もちろん 嘘 。
朝ごはんは 桃くんが 朝イチに 起きて 作ってくれてる 。
黄
「 う 、 嘘 ですよね ⁈ 」
「 紫にい ごめんなさい ~ 」
朝から 涙目に なる 黄くん 。
赫
「 やだやだ 俺 起きるから 食べたい ! 」
「 って あれ 、 この スリッパ 大きくない ? 」
そう 言って 飛び起きて 、 寝ぼけたまま 橙くんの スリッパに 足を 突っ込む 赫くん 。
橙
「 んん … っ ⁈ 朝ごはん 無いん ⁈ 」
「 朝食 抜きで ちょー ショック … ! なんちゃって 」
朝から 可愛い ギャクを 放つ 橙くん 。
蒼
「 え ~ 、、 お兄ちゃん もっかい 作って ~ … 」
「 僕 まだ 眠い …… 」
眠そうに 布団に 包まる 蒼ちゃん 。
桃くんは そんな 蒼ちゃんの 頭を 小突く 。
桃
「 早く 起きろ 」
「 紫くんと バナナ が 悲しむだろ (?) 」
蒼
「 ええ っ それは やだ ‼︎ 」
桃くんの 謎理論に 飛び起きる 蒼ちゃん 。
今日も 朝から よく 分からないくらい 大事に されてるなあ 、 俺 。
紫
「 相変わらず 皆んな 俺の こと 気にかけて くれるよね 」
「 兄弟 同士では 喧嘩するのに 笑 」
「 何で ? 笑 」
俺が 笑って 聞く と 、 いつもは バラバラな 兄弟の 声が 揃った 。
桃 、 蒼 、 橙 、 赫 、 黄
「 紫くん / 紫にい / お兄ちゃん / 紫兄ちゃん は すぐ 無理するから 」