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この物語の舞台、人物、事件は、現実とは関係ありません。
Rozaria-Alterum Speculum-
#1
邂逅
「………あら?」
「誰か…いるわ…誰かしら。」
夜食を食べていたらドンっという音が聞こえた。野良猫でも来たのかしら…もしかしたら瓦とか落ちてたら……困るわね…。私の両親は両方ともぜーんぜん帰って来ない。やっぱり外交官って忙しいのかしら……。考えてる場合じゃ無いわ。猫ちゃんが怪我してたら見殺しには出来ないわね……。……?ん?
「ひ……と…?」
庭に黒髪の男の子が倒れてる…。…どうやって庭の中に入って来たの…って頭の中で思ったけど、凄い傷…。猫ちゃんが怪我してる以上の可哀想さで、私は男の子を家の中に引き摺り込んだ。……シックな洋楽が少し雰囲気を出している。
包帯、包帯……と探していたら、男の子が目を覚ました。目を見開いていたけど、すぐに目を閉じた。そしたら、スゥーって寝てるイビキが聞こえて来て…良くこんな傷で普通に寝れるわねッ!と思ったけど、包帯が見つかったからすぐに忘れた。
…今思ったけど、救急車を呼ぶべきだったかしら……。だけどそんなことは一切考えてなかった。私ってバカ。
私は男の子をベッドに運び込んで、ソファーにトンッと座った。…あれ?こんなことして良いのかなぁ…。お母さんかお父さんから許可取るべきだったんじゃ………。ひ、人助けだから良いよね!?……考えるだけ無駄か…。明日電話しよう。
ソファーにだらーんと体勢を崩したら、何もしてないのに……眠くなってくる。何か……最後に…聴こうかしら……シックな…1990年台の……ロック……………。
[水平線]
数ヶ月後
[水平線]
「チカーー!!朝ごはんッ!朝ごはー〜ん!!」
布団がズレて凄く寒い…って言いたいけど、そんな事言ったら怒られるから言わない。…オレは絵里を怒らせるのが一番嫌いだし、悲しいから…。相変わらず絵里は、布団をドンドン叩いてオレを外の世界に引き摺り出そうとする。高校二年生がやる事じゃぁ無いだろうが…。絵里は、「あ、焦げる焦げるー」って言いながら去るだろうな…って思ったら数分経っても言わない…。しまった…今日は味噌汁か…?
「ねぇ、起きてよ!冬になった途端布団のカタツムリになってぇ…!」
「わかった!!わかった!!起きるから!!叩かないでッ!?」
「んーもぉ…最初から起きてよ…!」
(最初から目は覚ましてるわッ!)
ちょっと心の中から突っ込んでから、上着を着て屋根裏部屋から出る。ここが俺の部屋だ。絵里が急遽スペースを作ってくれたらしく、ちょっとだけ質素だけどオレは、気に入ってる。冬は寒いのを除けば!スマホも絵里のお下がり。少し画面がひび割れている。本人曰く「落としちゃった⭐︎」らしい。トントンと降りると、絵里は味噌汁を注いでいた。テーブルの上には、白ごはんときゅうりのつけもの、昨日買ったコロッケのあまり。絵里はニコニコ笑顔で、オレを見てくる。
八雲絵里…記憶を失って、八雲家の家の庭に倒れていた所を助けて貰った。家にはあんまり両親がいないらしくて、両親はオレの存在を認知していないらしい。だけど、どんな事よりも家に人がいる事は楽しい事らしくずぅっとオレに優しくしてくれる。優しすぎて蒸発しそうだ…。
「ねぇ、チカの本名って本当にチョコラータ・カスタードなの?」
「うん…まぁ…多分。」
「ふーーん?」
絵里は準備しながら、話す。すぐに食べ終わったようだ。オレは白ごはん一杯だけでもお腹いっぱいなのに…。オレが俯いていると、すぐさま絵里が残りを食べてくれた。…間接…キス?とかアホみたいな事思いながら、オレと絵里は玄関に向かっていく。オレの毎日の日課は、絵里の通学路に着いて行くことだ。
青い空が霞んで見える日のことだった。
To Be Continued
「誰か…いるわ…誰かしら。」
夜食を食べていたらドンっという音が聞こえた。野良猫でも来たのかしら…もしかしたら瓦とか落ちてたら……困るわね…。私の両親は両方ともぜーんぜん帰って来ない。やっぱり外交官って忙しいのかしら……。考えてる場合じゃ無いわ。猫ちゃんが怪我してたら見殺しには出来ないわね……。……?ん?
「ひ……と…?」
庭に黒髪の男の子が倒れてる…。…どうやって庭の中に入って来たの…って頭の中で思ったけど、凄い傷…。猫ちゃんが怪我してる以上の可哀想さで、私は男の子を家の中に引き摺り込んだ。……シックな洋楽が少し雰囲気を出している。
包帯、包帯……と探していたら、男の子が目を覚ました。目を見開いていたけど、すぐに目を閉じた。そしたら、スゥーって寝てるイビキが聞こえて来て…良くこんな傷で普通に寝れるわねッ!と思ったけど、包帯が見つかったからすぐに忘れた。
…今思ったけど、救急車を呼ぶべきだったかしら……。だけどそんなことは一切考えてなかった。私ってバカ。
私は男の子をベッドに運び込んで、ソファーにトンッと座った。…あれ?こんなことして良いのかなぁ…。お母さんかお父さんから許可取るべきだったんじゃ………。ひ、人助けだから良いよね!?……考えるだけ無駄か…。明日電話しよう。
ソファーにだらーんと体勢を崩したら、何もしてないのに……眠くなってくる。何か……最後に…聴こうかしら……シックな…1990年台の……ロック……………。
[水平線]
数ヶ月後
[水平線]
「チカーー!!朝ごはんッ!朝ごはー〜ん!!」
布団がズレて凄く寒い…って言いたいけど、そんな事言ったら怒られるから言わない。…オレは絵里を怒らせるのが一番嫌いだし、悲しいから…。相変わらず絵里は、布団をドンドン叩いてオレを外の世界に引き摺り出そうとする。高校二年生がやる事じゃぁ無いだろうが…。絵里は、「あ、焦げる焦げるー」って言いながら去るだろうな…って思ったら数分経っても言わない…。しまった…今日は味噌汁か…?
「ねぇ、起きてよ!冬になった途端布団のカタツムリになってぇ…!」
「わかった!!わかった!!起きるから!!叩かないでッ!?」
「んーもぉ…最初から起きてよ…!」
(最初から目は覚ましてるわッ!)
ちょっと心の中から突っ込んでから、上着を着て屋根裏部屋から出る。ここが俺の部屋だ。絵里が急遽スペースを作ってくれたらしく、ちょっとだけ質素だけどオレは、気に入ってる。冬は寒いのを除けば!スマホも絵里のお下がり。少し画面がひび割れている。本人曰く「落としちゃった⭐︎」らしい。トントンと降りると、絵里は味噌汁を注いでいた。テーブルの上には、白ごはんときゅうりのつけもの、昨日買ったコロッケのあまり。絵里はニコニコ笑顔で、オレを見てくる。
八雲絵里…記憶を失って、八雲家の家の庭に倒れていた所を助けて貰った。家にはあんまり両親がいないらしくて、両親はオレの存在を認知していないらしい。だけど、どんな事よりも家に人がいる事は楽しい事らしくずぅっとオレに優しくしてくれる。優しすぎて蒸発しそうだ…。
「ねぇ、チカの本名って本当にチョコラータ・カスタードなの?」
「うん…まぁ…多分。」
「ふーーん?」
絵里は準備しながら、話す。すぐに食べ終わったようだ。オレは白ごはん一杯だけでもお腹いっぱいなのに…。オレが俯いていると、すぐさま絵里が残りを食べてくれた。…間接…キス?とかアホみたいな事思いながら、オレと絵里は玄関に向かっていく。オレの毎日の日課は、絵里の通学路に着いて行くことだ。
青い空が霞んで見える日のことだった。
To Be Continued