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所々不快な言葉遣いや場面、性行為場面などが少々あります。苦手な方は自衛をお願い致します。
大丈夫な方は、見てもらえると嬉しい限りです。皆様を楽しませられる様、全力を尽くして書かせていただきます。

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まぐわる貴方

見ました。貴方が他の男性と接吻を交わしていた所。これでもかと言うほどに目に焼き付けていた。貴方が舌を出し、男性の口に入れていた所。目を閉じて、嬉しそうにしていましたよね。気持ち良さそうでしたね、貴方は大層いい気分だったでしょう。
いつばれるか分からない人が入ってくる教室で、よがり声を我慢しながら接吻を交わし、行為をするのは。友達の私が見ているとも知らずに、だらしなく舌を出してもっとしてとでも言うように、相手の首に腕を巻き付けるのは。音を立ててしまわぬように、気づかれぬように扉をそっと閉めた私の気持ちがわかるのかしら。震えが止まらなくなり、トイレに駆け込みました。
便器に顔を近づけ、口を開けて吐いた。喉がえづき、口を大きく開けて、液体を吐き出す。胸にずんぐりと重い、鉛が押しか狩るように、私の気分はやるせなく、今すぐに貴方を問い詰めたい気持ちでした。しかし、それを我慢して真っ直ぐ家路に帰った私を褒めてほしいものです。自分の部屋に入ったあとは、涙を出す気持ちにもなれずに、ただただベッドに寝転がって、放心状態のまま、電子機器で動画を見ているばかりでした。このまま同人誌でもみて、自慰行為をしようとも思いましたが、やはりその気力さえも湧きません。貴方は、どんな気持ちだったのでしょうか。気持ちよかったですか?友達に自慢したい気持ちでしたか?今すぐにでも問い詰めたい気分でしたよ。なぜ、ここまで悲しんで、怒っているかを貴方は知らないでしょう?
貴方に恋心を抱いていたからに決まっている。同性でも、それでも、貴方のことが好きで好きで仕方がない。しかし、恋心、という一行では表せぬほど、複雑で気持ちの悪いもの。あぁ、なんという気持ちなのでしょうか、名前さえも付けれないなんて。
と思いながら、その日は悶々とした気持ちを抱えながら寝ましたよ。

次の日、貴方は相変わらず子犬のように私に付き纏ってきますね。貴方の笑顔に私は逆らえない事を知っているのでしょう?
だから、眠たいから膝枕をして、だなんて・・・・・。こんな事をしてもいいのか、複雑な気持ちになりながらも、膝に寝転がっている貴方の髪を撫で、頭を優しく叩きます。そうする内に、貴方は本当に眠ってしまうのだから、焦りましたよ。
目を閉じながら、黒く艶やかな髪を広げて眠るその様は、天使さながら。これが尊い、と言う感情なのかもしれませんね。
触り心地が良く、赤みがかかった唇。このまま接吻をしたいくらいに美しい貴方。ずっと一緒に居るのに、貴方は少しも私の複雑な恋心・・・・・・いえ、乙女心を分かってくれませんよね。そんな鈍感なところが、私は好きでもあり、憎らしくもあります。あぁ、いっそ押し倒してしまおうか。嫌われてしまおうか。そう思う獣が、時々顔を出します。しかし、その獣をなんとか殺して、想いをしまっているんです。まぐわる貴方を見た時のショックは忘れられません。これから先もきっと、これでもかと言うほどに思い出し、苦しむのでしょう。それでもいいかなぁ。この時ばかりは、そうも思いました。
これにて、私の乙女心は終わりです。

2024/09/20 09:38


ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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