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君の姿に憧れて

#3

憧れが揺れる日

 他部署との打ち合わせを、初めて一人で任された。


 緊張はしたけれど、不思議と怖くはなかった。頭の中には、いつも玲奈先輩の姿があったからだ。

 結果は、思った以上にうまくいった。

「小鳥遊さん、最近すごく成長したね」

 そう言われた瞬間、胸が熱くなる。


 オフィスに戻ると、玲奈先輩と目が合った。

「おかえり。どうだった?」

「……大丈夫でした」

 そう答えると、先輩は少しだけ、安心したような、でもどこか複雑な顔をした。

 帰り道、並んで歩く中で、先輩がぽつりと言う。

「ひよりちゃん、遠くに行っちゃいそうだな」

 冗談めいた口調。

「行きませんよ。ここにいます」

 本当は、あなたの隣に行きたい。


 その言葉は、まだ喉の奥にしまい込んだままだった。

作者メッセージ

近くにいる人ほど遠くに行って失いそうになるのかなって思ったりするよね

2026/02/10 21:37

魂染朱廻
ID:≫ 307X6okIvTEt6
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GLラブコメ百合日常純愛

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