耳の真横で鳴り、反動で倒れた目覚ましの音に目が覚めた。
8時19分
完全に遅刻。昨日ゲームで徹夜したのがいけなかったか。
「いっけなーい!遅刻遅刻!、、、とはならないか」
ベッドから飛び上がりとりあえず顔を洗う。
歯を磨いて髪を結ぶ。前髪のアイロンは手抜かず、丁寧に仕上げる。口にクロワッサンを押し込む。
8時27分
学校の始業時刻は
8時30分
「絶対間に合わない、、、」
とりあえず制服を着て、家のドアを開ける。
運良く外に人はいなかった。
「使っちゃっても、いいかな」
「マジカルアワー」
音を立てず草木の揺れが止まる。通りすぎた車が急停車する。
『マジカルアワー』
それはこの1人の女子高生が使える魔法・超能力である。
任意のタイミングで好きなだけ周りの時間を止めることができる。
そしてマジカルアワー発動中は、自分が想像した全ての魔法・超能力が使用可能になる。
「よしっ、ジャーンプ」
彼女は学校までひとっ飛び、教室前までやってきた。始業直前のため廊下には誰もいない。しかし扉の時間を止めてあるので、教室に入るにはマジカルアワーを一度解除しなければならない。
教室内に瞬間移動するのは人目があり危険だ。超能力や魔法をこの世界で普通に使ってはいけないことは彼女も理解している。
現在時刻8時29分
マジカルアワーでは、物体や人の時間は止められるが時間自体を止めることはできない。つまりあと3秒ほどで始まるホームルームに間に合うには、今ここでマジカルアワーを解きドアを開け、、、るところでチャイムは鳴るだろう。
詰み
脳裏によぎる初遅刻の文字。
彼女は思い切った行動に出る。
「マジカルアワー・範囲拡大・記憶提供」
マジカルアワー中に使う超能力で強化版マジカルアワーを使ってみたいということを幼稚園時代に一度考えたことがあった。
腕時計を見る。
「時間、、、止まってる」
どんな能力にも欠点はある、と言う考えがあったため賭けだった強化版マジカルアワー。彼女の中では相当な決意があったようだが、時間はすんなりと止まった。
範囲拡大により止めた時間と、記憶提供による止まっている時の彼女の記憶の中で周りの人間に必要な記憶(彼女がドアを開けて椅子に座る映像)の共有で、彼女がクラスメートに魔法の使用を怪しまれる心配はいらないだろう。
「マジカルアワー解除」
「りっちゃんおはよう!」
クラスメートが話しかけてきた。細工は大成功に終わったようだ。
始業を知らせるチャイムが鳴る。
「あれ、もうチャイム?今さっきまで27分とかじゃ無かったっけ。先生のミスかな」
8時19分
完全に遅刻。昨日ゲームで徹夜したのがいけなかったか。
「いっけなーい!遅刻遅刻!、、、とはならないか」
ベッドから飛び上がりとりあえず顔を洗う。
歯を磨いて髪を結ぶ。前髪のアイロンは手抜かず、丁寧に仕上げる。口にクロワッサンを押し込む。
8時27分
学校の始業時刻は
8時30分
「絶対間に合わない、、、」
とりあえず制服を着て、家のドアを開ける。
運良く外に人はいなかった。
「使っちゃっても、いいかな」
「マジカルアワー」
音を立てず草木の揺れが止まる。通りすぎた車が急停車する。
『マジカルアワー』
それはこの1人の女子高生が使える魔法・超能力である。
任意のタイミングで好きなだけ周りの時間を止めることができる。
そしてマジカルアワー発動中は、自分が想像した全ての魔法・超能力が使用可能になる。
「よしっ、ジャーンプ」
彼女は学校までひとっ飛び、教室前までやってきた。始業直前のため廊下には誰もいない。しかし扉の時間を止めてあるので、教室に入るにはマジカルアワーを一度解除しなければならない。
教室内に瞬間移動するのは人目があり危険だ。超能力や魔法をこの世界で普通に使ってはいけないことは彼女も理解している。
現在時刻8時29分
マジカルアワーでは、物体や人の時間は止められるが時間自体を止めることはできない。つまりあと3秒ほどで始まるホームルームに間に合うには、今ここでマジカルアワーを解きドアを開け、、、るところでチャイムは鳴るだろう。
詰み
脳裏によぎる初遅刻の文字。
彼女は思い切った行動に出る。
「マジカルアワー・範囲拡大・記憶提供」
マジカルアワー中に使う超能力で強化版マジカルアワーを使ってみたいということを幼稚園時代に一度考えたことがあった。
腕時計を見る。
「時間、、、止まってる」
どんな能力にも欠点はある、と言う考えがあったため賭けだった強化版マジカルアワー。彼女の中では相当な決意があったようだが、時間はすんなりと止まった。
範囲拡大により止めた時間と、記憶提供による止まっている時の彼女の記憶の中で周りの人間に必要な記憶(彼女がドアを開けて椅子に座る映像)の共有で、彼女がクラスメートに魔法の使用を怪しまれる心配はいらないだろう。
「マジカルアワー解除」
「りっちゃんおはよう!」
クラスメートが話しかけてきた。細工は大成功に終わったようだ。
始業を知らせるチャイムが鳴る。
「あれ、もうチャイム?今さっきまで27分とかじゃ無かったっけ。先生のミスかな」