今日は、これから3年間通う中学校の入学式だ。
俺は今日、晴れて中学生となる。
まず最初にクラス分けが書かれたプリントを配られ、その次にコサージュをつけられた。
俺のクラスは、3組だった。
小学校の頃から仲のいい友達がいて嬉しくなった。
これからはじまる中学校生活に胸を弾ませていると、3組のクラス名簿のある名前に目が止まった。
[明朝体][大文字][中央寄せ]『美山凛』[/中央寄せ][/大文字][/明朝体]
初めて見る名前だったが、なんだか懐かしいような安心するような雰囲気をまとった名前だった。
長い長い校長の話が終わり、やっと入学式が終わった。
担任は女性で、品のある顔立ちをした人だった。
同じ小学校からきた奴らが半分、違う小学校からきた奴らが半分、というクラスだった。
俺は黒板に貼ってあった座席表を見て自分の席に座ると『美山凛』を探した。
座席表をもう一度見ると、『美山凛』は俺の席の隣だった。
「はじめまして。よろしくね」
突然後ろから少し高い声が聞こえた。思わず振り向くと、そこには髪をハーフアップにした女子が立ってこちらを見つめていた。
「私、『美山凛』。よろしく」
この人が『美山凛』か。
「よろしく。俺は桐谷琥珀」
「琥珀くんかぁ〜、綺麗な名前だね」
「え?」
名前を『綺麗』と言われるのは初めてだった。
「ねぇ、『琥珀』って、呼んでもいい?」
「(・・? 別にいいけど。じゃあ俺は君のこと、なんて呼べばいい?」
「じゃあ私のことは『凛』って呼んで!」
「分かった。」
これが、君と初めて出会った時のこと。
[右寄せ]Fin[/右寄せ]
俺は今日、晴れて中学生となる。
まず最初にクラス分けが書かれたプリントを配られ、その次にコサージュをつけられた。
俺のクラスは、3組だった。
小学校の頃から仲のいい友達がいて嬉しくなった。
これからはじまる中学校生活に胸を弾ませていると、3組のクラス名簿のある名前に目が止まった。
[明朝体][大文字][中央寄せ]『美山凛』[/中央寄せ][/大文字][/明朝体]
初めて見る名前だったが、なんだか懐かしいような安心するような雰囲気をまとった名前だった。
長い長い校長の話が終わり、やっと入学式が終わった。
担任は女性で、品のある顔立ちをした人だった。
同じ小学校からきた奴らが半分、違う小学校からきた奴らが半分、というクラスだった。
俺は黒板に貼ってあった座席表を見て自分の席に座ると『美山凛』を探した。
座席表をもう一度見ると、『美山凛』は俺の席の隣だった。
「はじめまして。よろしくね」
突然後ろから少し高い声が聞こえた。思わず振り向くと、そこには髪をハーフアップにした女子が立ってこちらを見つめていた。
「私、『美山凛』。よろしく」
この人が『美山凛』か。
「よろしく。俺は桐谷琥珀」
「琥珀くんかぁ〜、綺麗な名前だね」
「え?」
名前を『綺麗』と言われるのは初めてだった。
「ねぇ、『琥珀』って、呼んでもいい?」
「(・・? 別にいいけど。じゃあ俺は君のこと、なんて呼べばいい?」
「じゃあ私のことは『凛』って呼んで!」
「分かった。」
これが、君と初めて出会った時のこと。
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