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異世界のサイコパス3兄弟のお守り役

#3

迷子の兄弟

一瞬、ギリル様の背中を追いかけて目を離した隙だった。

『......あれ? レイス様? ミグル様......?』

さっきまで隣にいたはずの二人の気配がない。
いくら自分の周りが安全でもここは異界の遊園地。迷子はただの「迷子」では済まない予感がする。

「あーあ、はぐれちゃったね」__ギリル

『ギ、ギリル様! 他の二人を見ませんでしたか!?』

「さあ? どっかで誰か殺して遊んでるんじゃない? それよりお酒〜! あそこの蛇口から出てるやつ飲みたい!」__ギリル


ギリル様を片手でがっちり掴みながら、半狂乱で周囲を見渡した。

[水平線]
その頃。

「ねぇミグル、[漢字]あいつ[/漢字][ふりがな][大文字](肉食異獣)[/大文字][/ふりがな]美味しそうだね」__レイス

「......うん。でも、怒られるよ」__ミグル

「大丈夫だよ、絶交すればいいんだもん。 ねぇ、キミ、ボクたちと遊んでくれる?」__レイス


「グルル ガウッッ!」__肉食異獣

「あ、笑った。じゃあ同意だね」__レイス


「じゃあ、どっちが早くバラバラにできるか競争ね。...負けたらお菓子全部ボクので良い?レイス」__ミグル

「えー?絶対負けないから!」__レイス


[水平線]


『レイス様ーー!! ミグル様ーー!!』

ようやく見つけた路地裏。
僕がそこに飛び込んだとき、目に飛び込んできたのは血の海......じゃなかったよかった、「真っ白に燃え尽きた何か」、え...なにそれ。

「あ、遅いよー」__レイス

『な、何があったんですか!? その......そこにある「灰」みたいなのは……』

「これ? さっきのワンちゃん。ちょっと遊んだら疲れちゃったみたい」__レイス

「......意外と弱かった。つまんない。お菓子ちょうだい」__ミグル

二人の服には、返り血一つ付いていない。[小文字][小文字](洗い物増えずには済むけれど...)[/小文字][/小文字]
逆にそれが恐ろしかった。この子たちは、自分たちが何をしたのかすら理解していないってことだ。ただの「遊び」として、異界の怪物を消し去ってしまった。

『......お怪我がなくて、何より...です......』

「...顔色悪いよ? 殺してあげようか?」__レイス

『結構です!!!! さあ、帰りましょう!!』

「えー、まだお酒飲んでなーい!!」__ギリル

[水平線]


その日の夜。

「...ほう、あそこの『園内の掃除屋』を片付けたか。三兄弟も上機嫌だな」__家主

『掃除屋って......あれ、園内の安全を守る警備モンスターじゃなかったんですか!?』

「まあ、彼らにとってはただの玩具だったようだがな......慣れたか?」__家主

『......一生、慣れる気がしません...』

2026/05/11 17:46

そらもどき
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