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殺し、虐殺の描写があります(描写、下手です)。

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バグ

#6

第五章

「……は?お前、何言ってんの?」
 戸惑ったような、怒っているような、少年はそんな顔をした。
「今、俺が殺す……、お前が死ぬ感じ、だったじゃんか。怖がってるわけじゃあ、なさそう、だし……。なんで?どうして?」
 焦ると、区切って話す癖でもあるのかもしれない。
「少女の仕事は、みんなを最大限幸せにすること。だから、少年の旅に少女もついて行く」
「幸せにって、神様かよ……。」
 そこまで言って、気づいたようだった。
「あ……、お前、祀られてたの?祠に、人形みたいにいて……」
 少女は、うなずいた。
「少年は、幸せじゃないだろう?だから、少女が少年を幸せにしてあげるんだ」
「……いや、俺は幸せだよ。こんな風に、好きなだけ人を殺せるんだからな」
 少年は、どうだ、とでも言いたげだ。何が、どうだ、なのかはわからないが。
 だが、少女は否定する。
「そんなことない。確かに、その時は幸せかもしれない。でも、どうやっても、満たされないでしょう?」
「……」
 図星らしい。
「……でも、その時、その瞬間だけでも、幸せだったら、良いんじゃないか?少しでもあるなら、ないよりは……」
「確かにそうだけど、多い方が良いだろう。殺さなくても、幸せになれるのなら、その方が――」
 少年が、少女につかみかかる。
 ああ、やっぱり地雷だったか。
 首を絞められかけて、それでも、話し続ける。
「――幸せになれる」
 苦しい。弱々しい、ひどい声。
 でも、それだけだ。少年に、殺す気はない。
「そんなの、とっくに知ってる、わかってるよ!でも、殺さなきゃ、楽しくない、つまらない、なにもない……」
 どんどん力が弱くなっていく。ずるずると下がって、丸くなって、……うずくまってしまった。
「少年?」
「魔族だって、ここまでのことはしない。俺が、悪いんだ……」
「……少年。だから、一緒に旅をしようと、誘ってるんだよ。幸せになれるかも、しれないぞ?」
「え……」
 おどろいた顔で、目を見開いてこちらを見てくる。
「ここにはもう、誰もいないし……。幸せにするのが、生きがいなんだ」

作者メッセージ

読んでくださりありがとうございます!
戸惑う少年、かわいいですねー。
少年の言葉遣いによく悩みますけど、なんとなく乱暴にしてます。
普通のときもあります。
村の人とかに対しては、ていねいです。
つまり、人と場による。

2026/08/01 17:56

楓ひなた
ID:≫ 72f7ySuR6WeuU
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幸せ少年少女異能力異世界連載小説

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