閲覧前に必ずご確認ください
殺し、虐殺の描写があります(描写、下手です)。
ある村に、一人の旅人が訪れた。
15歳ほどの少年だ。髪は白色で、すこし長い。茶髪や黒髪ばかりのこの村では、その姿は、ひどく目立っていた。持っている荷物は少なく、とても長旅をしてきたようには見えない。背中には、長い布が巻かれた棒――刀のようなものを背負っていた。
少年が村の中を歩いていると、村の子どもたちが集まって何かをしているのを見つけた。
少年は、その子どもたちに話しかけた。
「ねえ、なにしてるの?」
子どもたちは、突然の声に驚いたようだった。
「あ、旅人さん?あのね、これはね、……猫がしんじゃって。埋めてあげようとしてるとこなの」
子どもたちが囲んでいる中をのぞきこむと、小さな穴が掘られていた。猫をいれるには、少し小さい。
「そう。……死んだなら、食べないの?」
一瞬、その場が固まった。
「なにいってんだよ!」
少年の問いに、先程答えた子とは別の男の子が反応する。
「飼ってた猫を食べるなんて、そんなこと、できるわけねーだろ!」
少年は、困惑したようすだった。
他の子も、それに加勢する。
「そんなひどいこと、できないよ……」
「なんでそうやって考えるの?」
「家族を食べるのと同じだよ!」
次々と言われる言葉に、少年は困った。
「そんなの、魔族と一緒じゃんか」
その言葉に、少年は反応した。
「そうだね、ごめん。俺の故郷では普通のことだったんだ。」
子どもたちの顔を見回す。
「……じゃあ、みんな、魔族は嫌い?」
その問いに、子どもたちは答える。
「きらーい」
「あぶないんだろ?」
「人間を食べちゃうってきいたよ!」
少年は、深くうなずく。
「そうだね。じゃあ、エルフは?」
「エルフもきらいかなー」
「耳長いの、変だもん」
「よくわかんないからこわい……」
返答を聞いて、少年はどこか安心したような表情を見せた。
「やっぱり、そうなんだよね。みんな、魔族もエルフも嫌いなんだ」
「……?」
子どもたちは、そのようすを不思議そうに見ている。
「じゃあ、俺はもう行くから。穴掘り、がんばりなよ」
そう言って、少年は子どもたちの前から去って行った。
15歳ほどの少年だ。髪は白色で、すこし長い。茶髪や黒髪ばかりのこの村では、その姿は、ひどく目立っていた。持っている荷物は少なく、とても長旅をしてきたようには見えない。背中には、長い布が巻かれた棒――刀のようなものを背負っていた。
少年が村の中を歩いていると、村の子どもたちが集まって何かをしているのを見つけた。
少年は、その子どもたちに話しかけた。
「ねえ、なにしてるの?」
子どもたちは、突然の声に驚いたようだった。
「あ、旅人さん?あのね、これはね、……猫がしんじゃって。埋めてあげようとしてるとこなの」
子どもたちが囲んでいる中をのぞきこむと、小さな穴が掘られていた。猫をいれるには、少し小さい。
「そう。……死んだなら、食べないの?」
一瞬、その場が固まった。
「なにいってんだよ!」
少年の問いに、先程答えた子とは別の男の子が反応する。
「飼ってた猫を食べるなんて、そんなこと、できるわけねーだろ!」
少年は、困惑したようすだった。
他の子も、それに加勢する。
「そんなひどいこと、できないよ……」
「なんでそうやって考えるの?」
「家族を食べるのと同じだよ!」
次々と言われる言葉に、少年は困った。
「そんなの、魔族と一緒じゃんか」
その言葉に、少年は反応した。
「そうだね、ごめん。俺の故郷では普通のことだったんだ。」
子どもたちの顔を見回す。
「……じゃあ、みんな、魔族は嫌い?」
その問いに、子どもたちは答える。
「きらーい」
「あぶないんだろ?」
「人間を食べちゃうってきいたよ!」
少年は、深くうなずく。
「そうだね。じゃあ、エルフは?」
「エルフもきらいかなー」
「耳長いの、変だもん」
「よくわかんないからこわい……」
返答を聞いて、少年はどこか安心したような表情を見せた。
「やっぱり、そうなんだよね。みんな、魔族もエルフも嫌いなんだ」
「……?」
子どもたちは、そのようすを不思議そうに見ている。
「じゃあ、俺はもう行くから。穴掘り、がんばりなよ」
そう言って、少年は子どもたちの前から去って行った。