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戦闘、および死亡の描写を含みます。
また、鬱展開(?)より(そこまで強くはない…はず)です。
苦手な人は今のうちに避難することをお勧めします。
業火に焼かれる街を、響く悲鳴を、流れる涙を全て見て見ぬ振りをした。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(自身の罪として一生背負うだけの覚悟はして来たつもりだった。でも、これは…)
その思考が、続きを描く前にコツン、コツンと音が鳴り響いた。すぐさま後ろを振り向けばそこに立っていたのは長い黒、先が淡い青に染まったその髪をポニーテールにしていて、左目が鮮やかな紅、右目が淡い青のオッドアイの彼女。その表情は何も読み取らせない無表情。
翠色の瞳は彼女から逸らさないまま、短剣を素早く構える。差し込まない光とベッタリとついた血によってお世辞にも綺麗な物とは呼べない…むしろ濁ったその短剣を淡い青が映した…その瞬間、カラン、と音が響いた。
遅れて痛みが走る。そちらに翠色の瞳を向ければ、そこには鞘からは抜かないまま、自身に向けられた刀と、弾かれて自身の手から零れ落ちた短剣があった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「ッ…」(見えなかった…?いや、気付いていなかった。)
翠色の瞳の彼女が急いで拾おうと魔力を向かわせれば、それを軽く妨害し、逆に自身の手に短剣を収める。ため息を吐き、短剣は諦め、本格的に魔法を使おうとした彼女に少し呆れた様子で話しかける。
[下線]?? ?[/下線]
「少しは話を聞く事を覚えなさいな。私はあなたと戦いたくて来た訳ではないのだけど?」
呆れを含んだその言葉に軽く首を傾げる。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…じゃあ、何の用?」
[下線]?? ?[/下線]
「あなたの名前は陽雲 明日華。17歳だけど、もう少し幼く見られやすい。目的はこの世界を変える事。そうでしょ?私は空音 零。目的はあなたと同じ…この腐り切った世界を斬る事。さて、ここまで言ったら話を聞く気になったかしら?」
そう告げる彼女の表情は呆れを含んではいたものの、決して敵意や警戒心は感じられなかった。それを察知して、翠色の瞳の彼女は渋々と言った様子で返事を返す。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…分かった。それで、要件は?」
[下線]空音 零[/下線]
「目的が同じなら、協力してもいいと思わない?」
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「却下。」
その冷めた言葉を聞いてオッドアイの彼女はクスリと笑った後、静かにあるものを取り出す。
[下線]空音 零[/下線]
「これ、なんでしょう?」
その手にあったのはUSBメモリ。そのデータ内容に1つだけ心当たりがあった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(…さっきの監視カメラ映像?でも…)
[下線]空音 零[/下線]
「これ、全世界にばら撒けるって言ったらどうする?」
その瞬間、翠色の瞳が見開かれる。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…は?」(そんな事されたら、私の顔が世界に知れ渡る事になる。そんなの厄介すぎる…!)「…はぁ、分かった。」
降参のポーズで諦めたようにそう答える彼女を見て、オッドアイの彼女は満足気に笑う。
[下線]空音 零[/下線]
「交渉成立ね。このデータは後で燃やしといてあげるわ。さぁ…行きましょうか。」
そう言いながらオッドアイの彼女は業火の上を当たり前のように飛ぶと、手を差し伸べる。その差し伸べられた手を、翠色の瞳の彼女は大人しくとるのだった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(自身の罪として一生背負うだけの覚悟はして来たつもりだった。でも、これは…)
その思考が、続きを描く前にコツン、コツンと音が鳴り響いた。すぐさま後ろを振り向けばそこに立っていたのは長い黒、先が淡い青に染まったその髪をポニーテールにしていて、左目が鮮やかな紅、右目が淡い青のオッドアイの彼女。その表情は何も読み取らせない無表情。
翠色の瞳は彼女から逸らさないまま、短剣を素早く構える。差し込まない光とベッタリとついた血によってお世辞にも綺麗な物とは呼べない…むしろ濁ったその短剣を淡い青が映した…その瞬間、カラン、と音が響いた。
遅れて痛みが走る。そちらに翠色の瞳を向ければ、そこには鞘からは抜かないまま、自身に向けられた刀と、弾かれて自身の手から零れ落ちた短剣があった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「ッ…」(見えなかった…?いや、気付いていなかった。)
翠色の瞳の彼女が急いで拾おうと魔力を向かわせれば、それを軽く妨害し、逆に自身の手に短剣を収める。ため息を吐き、短剣は諦め、本格的に魔法を使おうとした彼女に少し呆れた様子で話しかける。
[下線]?? ?[/下線]
「少しは話を聞く事を覚えなさいな。私はあなたと戦いたくて来た訳ではないのだけど?」
呆れを含んだその言葉に軽く首を傾げる。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…じゃあ、何の用?」
[下線]?? ?[/下線]
「あなたの名前は陽雲 明日華。17歳だけど、もう少し幼く見られやすい。目的はこの世界を変える事。そうでしょ?私は空音 零。目的はあなたと同じ…この腐り切った世界を斬る事。さて、ここまで言ったら話を聞く気になったかしら?」
そう告げる彼女の表情は呆れを含んではいたものの、決して敵意や警戒心は感じられなかった。それを察知して、翠色の瞳の彼女は渋々と言った様子で返事を返す。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…分かった。それで、要件は?」
[下線]空音 零[/下線]
「目的が同じなら、協力してもいいと思わない?」
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「却下。」
その冷めた言葉を聞いてオッドアイの彼女はクスリと笑った後、静かにあるものを取り出す。
[下線]空音 零[/下線]
「これ、なんでしょう?」
その手にあったのはUSBメモリ。そのデータ内容に1つだけ心当たりがあった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(…さっきの監視カメラ映像?でも…)
[下線]空音 零[/下線]
「これ、全世界にばら撒けるって言ったらどうする?」
その瞬間、翠色の瞳が見開かれる。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「…は?」(そんな事されたら、私の顔が世界に知れ渡る事になる。そんなの厄介すぎる…!)「…はぁ、分かった。」
降参のポーズで諦めたようにそう答える彼女を見て、オッドアイの彼女は満足気に笑う。
[下線]空音 零[/下線]
「交渉成立ね。このデータは後で燃やしといてあげるわ。さぁ…行きましょうか。」
そう言いながらオッドアイの彼女は業火の上を当たり前のように飛ぶと、手を差し伸べる。その差し伸べられた手を、翠色の瞳の彼女は大人しくとるのだった。
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