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戦闘、および死亡の描写を含みます。
また、鬱展開(?)より(そこまで強くはない…はず)です。
苦手な人は今のうちに避難することをお勧めします。
[斜体]むかし、むかし、あるところに、[/斜体]
[斜体]ひとりのおひめさまがいました。[/斜体]
[斜体]おひめさまはすべてにめぐまれていて、[/斜体]
[斜体]なにふじゆうないせいかつをしていました。[/斜体]
[斜体]でも、おひめさまはしっていたのです。[/斜体]
[斜体]しあわせなんて[/斜体]、
[大文字][中央寄せ][斜体]かんたんにこわれてしまうと。[/斜体][/中央寄せ][/大文字]
[水平線]
ふと視界が開ける。夢が醒める。部屋は相変わらず埃が待っていて、煤によって黒く染まり、歩けばギシギシと悲鳴を上げた。窓の外を見れば怪我人が道端に力無く座っている。道には血が大量に飛び散っていて、空は相変わらず暗かった。
(ここも限界…この世界においては少しはマシだけど…やっぱりひどい状況。)
それを見て彼女は静かに双剣を握る。漆黒の刃を持つ双剣は外のおぼつかない光を反射して、彼女の淡く、虚な翠を映し出していた。
(…ひどい顔。…寝たのも何日ぶりで…いや、やめておこう。考えるだけ、きっと無駄だから。)
頬をパンッと叩く。彼女の淡い翠が満ちる。コツ、コツ、コツと靴は音を立て、床はギシギシと悲鳴を上げていたがそれを気にする素振りもなく階段を淡々と降りていく。宿の支配人にお金を渡し、重く、開きにくくなってしまっている扉をギィ、と音を立てながら開く。
光が差し込んでくる事はなく、風はピッタリと止んでいて、血の匂いがツンと広がる。物乞いが寄ってきたが彼女は見向きもせず、その場を立ち去る。
[水平線]
何度も、何度も見てきた。この[漢字]崩壊した世界[/漢字][ふりがな]世界の終わりの光景[/ふりがな]を。他の人も見てきたはずなのに、誰も声は上げなかった。誰もやめなかった。[漢字]争い[/漢字][ふりがな]戦争・紛争[/ふりがな]は広がるばかりで、[漢字]この世界[/漢字][ふりがな]崩壊世界[/ふりがな]はどこまでも醜かった。だから…
[大文字][中央寄せ]だからっっ![/中央寄せ][/大文字]
私が変えないといけない。私が[漢字]この世界[/漢字][ふりがな]崩壊世界[/ふりがな]を滅ぼさないといけない。
例えどんな犠牲を払ったとしても…私は__
[小文字][中央寄せ]この世界を滅ぼさないと、いけないんだ。[/中央寄せ][/小文字]
[水平線]
鐘がカーン…カーン…と辺りを震わせる。その音は暫くして彼女の耳に届き、彼女の瞳が大きく開かれる。そして、止んでいたはずの風がふわりと辺りを揺らす。
そこには金色があった。彼は白い髪を風に揺らしながらこちらを楽しげに金色を細め、こちらを見つめていた。彼女の淡い翠が憎悪に染まるのを見て口元に弧を描く。そしてゆっくりと口を開く。
「やっと始まりかなぁ??待ちくたびれたよ?ねぇ_
[漢字][大文字]陽雲[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]よううん[/大文字][/ふりがな] [漢字][大文字]明日華[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]あすか[/大文字][/ふりがな][大文字]ちゃん?[/大文字]」
その心底楽しげな狂った声を聞き、彼女は低く濁った声で噛みついた。
[中央寄せ][大文字]「黙れ![/大文字][/中央寄せ]
元を辿れば全てお前のせいだろうっ!お前のせいでどれだけの人が苦しんだのか…!
[中央寄せ][大文字]お前にそれがわかるか?!」[/大文字][/中央寄せ]
感情を昂らせた彼女を見て、彼の笑みは深くなる。そして楽しげにこう言う。
「分かるかって?…
[大文字][中央寄せ]分かるわけないじゃん♪[/中央寄せ][/大文字]
ほらそれに〜、今の君の相手は僕じゃなくてこいつだしねっ☆
んじゃあ、頑張ってね〜。」
彼が言い終わると一層強い風が吹き、彼の姿を消す。その場には人だったはずのモノが残されていた。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「お前っ!!!お前だけは絶対に許さないっっ!!![漢字][大文字]往来[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]おうらい[/大文字][/ふりがな] [漢字][大文字]夜闇[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]よやみ[/大文字][/ふりがな]!!!」
[斜体]ひとりのおひめさまがいました。[/斜体]
[斜体]おひめさまはすべてにめぐまれていて、[/斜体]
[斜体]なにふじゆうないせいかつをしていました。[/斜体]
[斜体]でも、おひめさまはしっていたのです。[/斜体]
[斜体]しあわせなんて[/斜体]、
[大文字][中央寄せ][斜体]かんたんにこわれてしまうと。[/斜体][/中央寄せ][/大文字]
[水平線]
ふと視界が開ける。夢が醒める。部屋は相変わらず埃が待っていて、煤によって黒く染まり、歩けばギシギシと悲鳴を上げた。窓の外を見れば怪我人が道端に力無く座っている。道には血が大量に飛び散っていて、空は相変わらず暗かった。
(ここも限界…この世界においては少しはマシだけど…やっぱりひどい状況。)
それを見て彼女は静かに双剣を握る。漆黒の刃を持つ双剣は外のおぼつかない光を反射して、彼女の淡く、虚な翠を映し出していた。
(…ひどい顔。…寝たのも何日ぶりで…いや、やめておこう。考えるだけ、きっと無駄だから。)
頬をパンッと叩く。彼女の淡い翠が満ちる。コツ、コツ、コツと靴は音を立て、床はギシギシと悲鳴を上げていたがそれを気にする素振りもなく階段を淡々と降りていく。宿の支配人にお金を渡し、重く、開きにくくなってしまっている扉をギィ、と音を立てながら開く。
光が差し込んでくる事はなく、風はピッタリと止んでいて、血の匂いがツンと広がる。物乞いが寄ってきたが彼女は見向きもせず、その場を立ち去る。
[水平線]
何度も、何度も見てきた。この[漢字]崩壊した世界[/漢字][ふりがな]世界の終わりの光景[/ふりがな]を。他の人も見てきたはずなのに、誰も声は上げなかった。誰もやめなかった。[漢字]争い[/漢字][ふりがな]戦争・紛争[/ふりがな]は広がるばかりで、[漢字]この世界[/漢字][ふりがな]崩壊世界[/ふりがな]はどこまでも醜かった。だから…
[大文字][中央寄せ]だからっっ![/中央寄せ][/大文字]
私が変えないといけない。私が[漢字]この世界[/漢字][ふりがな]崩壊世界[/ふりがな]を滅ぼさないといけない。
例えどんな犠牲を払ったとしても…私は__
[小文字][中央寄せ]この世界を滅ぼさないと、いけないんだ。[/中央寄せ][/小文字]
[水平線]
鐘がカーン…カーン…と辺りを震わせる。その音は暫くして彼女の耳に届き、彼女の瞳が大きく開かれる。そして、止んでいたはずの風がふわりと辺りを揺らす。
そこには金色があった。彼は白い髪を風に揺らしながらこちらを楽しげに金色を細め、こちらを見つめていた。彼女の淡い翠が憎悪に染まるのを見て口元に弧を描く。そしてゆっくりと口を開く。
「やっと始まりかなぁ??待ちくたびれたよ?ねぇ_
[漢字][大文字]陽雲[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]よううん[/大文字][/ふりがな] [漢字][大文字]明日華[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]あすか[/大文字][/ふりがな][大文字]ちゃん?[/大文字]」
その心底楽しげな狂った声を聞き、彼女は低く濁った声で噛みついた。
[中央寄せ][大文字]「黙れ![/大文字][/中央寄せ]
元を辿れば全てお前のせいだろうっ!お前のせいでどれだけの人が苦しんだのか…!
[中央寄せ][大文字]お前にそれがわかるか?!」[/大文字][/中央寄せ]
感情を昂らせた彼女を見て、彼の笑みは深くなる。そして楽しげにこう言う。
「分かるかって?…
[大文字][中央寄せ]分かるわけないじゃん♪[/中央寄せ][/大文字]
ほらそれに〜、今の君の相手は僕じゃなくてこいつだしねっ☆
んじゃあ、頑張ってね〜。」
彼が言い終わると一層強い風が吹き、彼の姿を消す。その場には人だったはずのモノが残されていた。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
「お前っ!!!お前だけは絶対に許さないっっ!!![漢字][大文字]往来[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]おうらい[/大文字][/ふりがな] [漢字][大文字]夜闇[/大文字][/漢字][ふりがな][大文字]よやみ[/大文字][/ふりがな]!!!」
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