閲覧前に必ずご確認ください
戦闘、および死亡の描写を含みます。
また、鬱展開(?)より(そこまで強くはない…はず)です。
苦手な人は今のうちに避難することをお勧めします。
建物を出た後、オッドアイの彼女を追いながら、話しかける。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
〈あなたは、今からどうするつもり?〉
その言葉に彼女は振り返らずに足を進めながら淡々と答える。
[下線]空音 零[/下線]
〈あなたに関係あるのかしら?私に答える義務は少なからずないでしょう?それに、私だけ答えるのはフェアじゃないと思わない?〉
そう大袈裟に息を吐いた彼女を見て、少し苛立ちを見せつつ、話はそれだけ?と言わんばかりに前へ進もうとする彼女の左手首を右手で掴む。
[下線]空音 零[/下線]
〈…なんのつもり?〉
[下線]陽雲 明日華[/下線]
〈あの子に話を聞くかについて私の判断が間違えて…いえ、覚悟が半端だった事は認める。けど、私はあの情報から何かが得られるとは思わなかった。だから、あなたが何をしようとしてるか知りたい。それは悪い事?〉
オッドアイの瞳を真正面から見つめる淡い翠色の瞳。それを見て、オッドアイの彼女はもう一度ため息を吐いた後、答える。
[下線]空音 零[/下線]
〈…ここの中心へ向かうわよ。実際こういう結界を維持するには動力源…所謂魔力媒体となる物がある事は少なくないの。まぁあなたは媒体なんて使った事ないでしょうし、私も滅多に使わないから分かりにくいけどね。それで、そういったものは大抵魔法の真ん中…この結界でいう街の中心に置くのが自然。だから行くのよ。それで、着いてくるの?〉
その問いかけに対して、彼女がこくりと頷くと、もう一度息を吐いた後、掴まれている手首を振り払い、逆に掴み直してから先程より早いスピードで歩き始める。
突然振り払われた後、掴み返され、更に速いスピードで突然歩き始めた彼女に不満の色を視線で示すが、オッドアイの瞳がちらりとそちらを剥いただけで、特段何も言わない。
今度は翠色の瞳の彼女の方が息を吐く。それをまたちらりと見た後、ポツリと呟く。
[下線]空音 零[/下線]
〈…悪かったわね。…いえ、私の言った事は間違っていない。けど、言い方がキツかったのは認めるわ。ほら、分かったらそんな目してないでとっとと行くわよ。〉
そう言いながらもう一度前に向き直ると今度は2人とも何も言わずに歩いて行く。街行く何人もの人々とすれ違い、追い越しながら、進んでいく。
街に住む人々は小さな檻の中で檻自体に蝕まれながら生きている。いつか、解放される事を望む者が殆どだった。だが、自身の手でそれを叶わせることはできなかった。だから、目を逸らすか、狂ってしまった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(…やっぱり、戻さなきゃ。)
周りに様子のおかしい者も少なくないせいか、多少不審な行動をしたって目立つ事はない。街の中心にあるのは無機質な光を放つオブジェクト。
4つの瞳はそれを静かに見据える。大きく不審だと思う点はない。翠色の瞳の彼女がもう一度話しかけようとしたところで、オッドアイの彼女はそれを静止した後、静かに床の方に手を翳した。
[下線]【時空魔法】〈解放魔力5%〉[/下線]
[漢字]空間把握[/漢字][ふりがな]spatial awareness[/ふりがな]
淡い青の瞳が妖しく輝く。その直後、彼女は静かにそのオブジェクトの下の方を見つめた後、視線は逸らさずに体だけ翠色の彼女に向き直ると、手をしっかりと繋ぐ。
[下線]【時空魔法】〈解放魔力10%〉[/下線]
[漢字]空間転移[/漢字][ふりがな]Teleportation[/ふりがな]
一瞬視界が光に包まれたと思えば、目を開いた時には地下水路の様な、汚れが残った妙に広いトンネルの様な場所にいた。
そして、そこには明らかにこの空間に似合わない妖しく輝く紫色の大きな結晶と、それを守る様に虚な瞳でこちらを見る10人程度の人がいた。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
〈あなたは、今からどうするつもり?〉
その言葉に彼女は振り返らずに足を進めながら淡々と答える。
[下線]空音 零[/下線]
〈あなたに関係あるのかしら?私に答える義務は少なからずないでしょう?それに、私だけ答えるのはフェアじゃないと思わない?〉
そう大袈裟に息を吐いた彼女を見て、少し苛立ちを見せつつ、話はそれだけ?と言わんばかりに前へ進もうとする彼女の左手首を右手で掴む。
[下線]空音 零[/下線]
〈…なんのつもり?〉
[下線]陽雲 明日華[/下線]
〈あの子に話を聞くかについて私の判断が間違えて…いえ、覚悟が半端だった事は認める。けど、私はあの情報から何かが得られるとは思わなかった。だから、あなたが何をしようとしてるか知りたい。それは悪い事?〉
オッドアイの瞳を真正面から見つめる淡い翠色の瞳。それを見て、オッドアイの彼女はもう一度ため息を吐いた後、答える。
[下線]空音 零[/下線]
〈…ここの中心へ向かうわよ。実際こういう結界を維持するには動力源…所謂魔力媒体となる物がある事は少なくないの。まぁあなたは媒体なんて使った事ないでしょうし、私も滅多に使わないから分かりにくいけどね。それで、そういったものは大抵魔法の真ん中…この結界でいう街の中心に置くのが自然。だから行くのよ。それで、着いてくるの?〉
その問いかけに対して、彼女がこくりと頷くと、もう一度息を吐いた後、掴まれている手首を振り払い、逆に掴み直してから先程より早いスピードで歩き始める。
突然振り払われた後、掴み返され、更に速いスピードで突然歩き始めた彼女に不満の色を視線で示すが、オッドアイの瞳がちらりとそちらを剥いただけで、特段何も言わない。
今度は翠色の瞳の彼女の方が息を吐く。それをまたちらりと見た後、ポツリと呟く。
[下線]空音 零[/下線]
〈…悪かったわね。…いえ、私の言った事は間違っていない。けど、言い方がキツかったのは認めるわ。ほら、分かったらそんな目してないでとっとと行くわよ。〉
そう言いながらもう一度前に向き直ると今度は2人とも何も言わずに歩いて行く。街行く何人もの人々とすれ違い、追い越しながら、進んでいく。
街に住む人々は小さな檻の中で檻自体に蝕まれながら生きている。いつか、解放される事を望む者が殆どだった。だが、自身の手でそれを叶わせることはできなかった。だから、目を逸らすか、狂ってしまった。
[下線]陽雲 明日華[/下線]
(…やっぱり、戻さなきゃ。)
周りに様子のおかしい者も少なくないせいか、多少不審な行動をしたって目立つ事はない。街の中心にあるのは無機質な光を放つオブジェクト。
4つの瞳はそれを静かに見据える。大きく不審だと思う点はない。翠色の瞳の彼女がもう一度話しかけようとしたところで、オッドアイの彼女はそれを静止した後、静かに床の方に手を翳した。
[下線]【時空魔法】〈解放魔力5%〉[/下線]
[漢字]空間把握[/漢字][ふりがな]spatial awareness[/ふりがな]
淡い青の瞳が妖しく輝く。その直後、彼女は静かにそのオブジェクトの下の方を見つめた後、視線は逸らさずに体だけ翠色の彼女に向き直ると、手をしっかりと繋ぐ。
[下線]【時空魔法】〈解放魔力10%〉[/下線]
[漢字]空間転移[/漢字][ふりがな]Teleportation[/ふりがな]
一瞬視界が光に包まれたと思えば、目を開いた時には地下水路の様な、汚れが残った妙に広いトンネルの様な場所にいた。
そして、そこには明らかにこの空間に似合わない妖しく輝く紫色の大きな結晶と、それを守る様に虚な瞳でこちらを見る10人程度の人がいた。
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