嘘 吐 き な 君 / 猫 か ぶ る 私
#1
第0章
校舎裏にて。
少し涼しげな風が二人の髪のすり抜け、私は思わず身震いした。近くの木が揺れる。
そんな風景とは裏腹に、私の瞳に映るのは赤らめた頬に額の汗、紺色のズボンを握り締めた手、震える唇、そして___
『ぼっ、僕と、付き合ってください!!』
…ボクト、ツキアッテ。僕と付き合って?あぁ、またか。また私なんかに。なんでこんな思いをしないといけないんだろう。早くこの場を切り抜けて教室に戻りたい。戻りたい。言葉を理解した瞬間に沢山の言葉が頭に浮かんで、何故自分はこんな状況でも至って冷静でいられるのか、と呆れた私は天を仰いだ__
少し涼しげな風が二人の髪のすり抜け、私は思わず身震いした。近くの木が揺れる。
そんな風景とは裏腹に、私の瞳に映るのは赤らめた頬に額の汗、紺色のズボンを握り締めた手、震える唇、そして___
『ぼっ、僕と、付き合ってください!!』
…ボクト、ツキアッテ。僕と付き合って?あぁ、またか。また私なんかに。なんでこんな思いをしないといけないんだろう。早くこの場を切り抜けて教室に戻りたい。戻りたい。言葉を理解した瞬間に沢山の言葉が頭に浮かんで、何故自分はこんな状況でも至って冷静でいられるのか、と呆れた私は天を仰いだ__