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猫と路地裏

#10

10.「再会」

俺はおばあちゃん家から帰ってから、いつも通りの日常を過ごしていた。
今日は休日なので、久しぶりにあの悪い思い出があるところにいく。
そう、あそこの路地裏──
前、雨宿りした場所だ。
同時に、多くの小さな命を失った場所。
俺は恐る恐る路地裏を覗く。
「あっ」
赤花 明「あっ!」
「あ…明…さん?」
赤花 明「春くんだよね!元気してた〜?」
彼女は淡いピンク色の、マフラーを巻いていた。
服装俺は"あのこと"が気になったが、今は言う勇気が出なかった。
「あ…はい、元気…でした。
あの…」
俺の言葉を聞いて遮ったように
赤花 明「あ、ごめん、用事あるんだ!バイバイ!」
「え、ちょ、あの………!」
俺は勢いで彼女の手を掴んだ。
彼女はびっくりしたかのような驚いた表情をしている。
これはやっちまった…と思い、急いで我に返って話す
「あ………すみません…」
赤花 明「ごめん、私、行くね」
これはもう嫌われたと思って、俺は後悔した。
こうやってまた、罪を重ねていくんだ。
まだ俺の手は震えていた。
そこへ、前に折り畳み傘をくれた猫が気配を消していたのか、いつのまにかいたからびっくりした。
「わっ!!?」
猫???「にゃーん」
その猫はピンク色のスカーフを巻いていた。
あれ、ピンク色…?
…いや、気のせいだよな…
「あっ、前の折り畳み傘、はい。ありがとう。前、助かったよ。」
そう言って俺は折り畳み傘をその猫に渡した。
猫は折り畳み傘を口にくわえて、そのままその場に座った。

昔、絵本で読んだことあるなぁ…
お父さんが前言ってた、「猫の恩返し」の話。

本当にあったら、俺はどうすればいいんだろうか。
もし俺が──
俺が、あの頃もっと早く助けていたら…
もし世界が──
「優しさ」で溢れていて、恩を与え合えながら生きていたなら──
母さんの病気だって、あの猫達だって…
もっと早く気づいていれば、
助かっていたかも知れないのに。

俺は、突然そんなことを思ってしまった。

今更後悔しても遅いのにな。


けど、思うんだ。
あの[漢字]後悔[/漢字][ふりがな]こと[/ふりがな]があったからこそ、"今"を生きているのかも知れない。
あの絶望があったからこそ、今は幸せなのかもしれない。

でも、
[明朝体]どうしても押し潰されそうなほど、心のどこかでとてつもなく寂しいのはなんでなんだろう──[/明朝体]

作者メッセージ

暗………………………………(´;ω;`)
次回も読んでくだせぇお願いします夜露死
苦!!
ばぁーい👋✨

2025/02/10 01:20

イルカわらび餅🐬
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