あれから俺はずっと悩んでいた。
彼女は「存在しないモノ」なのかもしれないと。
でも、それは勘違いかもしれないし、[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]赤花 明[/ふりがな]組を間違えたかも知れないし…でも。
有り得るかもしれない。突然の転校と聞いて、理由も転校先も聞いていなかった。
それも俺の思い違いかもしれないが──
でも、絶対彼女には何かあると思った。
もっと接しておけば、なにかわかったかもしれないのに。
でも、今更後悔しても遅い。だから、俺は今やれることだけのことをやろうと思う。
まずは、放課後──
[水平線]
[太字]〈放課後〉[/太字]
(|・ω・)|ガラガラ🚪
「あ、あのぉ…失礼します…」
先生「ん?どうした?」
「こ…この学校に「赤花 明」って言う生徒はいましたか…?1年…の。」
先生「えーと、ちょっと1年の先生に聞いてみるな」
「あ…はい。」
あれ3年の先生だったっけ…。 あ、2年だった気がする。前ボクが2年2組に行った時、いた先生だ。
先生「1年の先生に聞いてきたが、この学校に赤花 明って子はいないらしいぞ。他の組にも聞いてきたが、いないらしい。あ、すまん、呼ばれたから行ってくるな。」
「あ…えと、ありがとうございます…」
え………………………………
...
あれから俺は、放課後調査もしなくなった。ただ、彼女のことを悩み続けている。
彼女は本当に「存在しないモノ」なのか、信じられなかった。だって、そこに確かに存在はあったはずなのに。
そもそも、俺の前だけに現れるなんておかしい。俺は、恩も誰かに与えてないし、誰かを救ったり、そもそも、誰かとほとんど関わったことがない。
だからこそ、俺と調査をしてくれた、彼女の本当の姿を知りたい。
なんて、ずっと考え、悩んでいた。
でも、結局、いつまでも、その答えが分からなかった。
いく週か経った時、お父さんの前でその事を呟いてしまった。
「あの子ってほんとに存在しないのかな…」
父「ん?どうしたの?存在しないって?」
「…お父さんは信じるか分からないけど…」
父「うん、話してみな。」
「俺、最初の頃、やけに校舎が綺麗に見えたんだ。だから、なにか違和感を感じて、放課後に調査をしていたんだ。 」
「それで、数日くらい経った時、ある女の子が突然現れて、調査を手伝ってくれることになって。ある日、思い出したかのように走って行っちゃって。翌日、2年の先輩に色々聞いてきたって言ってて。それで、あの学校のこと教えてくれて。」
父「それで?」
「でもさ、数週間後。彼女はいきなり、「転校するんだ」って言ったんだ。俺は、突然のことで彼女の転向する理由や転校先が聞けなかったんだ。それも心残りで。」
「前、2年2組の先輩に貸した教科書をもらいにいって、その、赤花 明さんが2年2組に、先輩の友達がいるって言っていたから、その先輩に、思い切って、彼女の友達がいるか聞いてみて、その時、女子全員揃っていたけれど、全員「いなかった」と言っていて…」
父「それって、つまり…」
「今日、職員室に行って先生に聞いたんだけど、先生達もいないって言ってました。だから、彼女は存在しないのかなって…」
父「それ、恩返しじゃないかな。何の恩返しかは分からないけれど。」
「恩返し…?」
父「そう。春は動物にも人にも、優しくしてきただろう?」
「優しく…」
父「その春の優しさが、その者たちにとっての"恩"なんだよ。」
「…そっか」
父「そういや、お母さんの日記に春が通ってる高校のこと書いてあった気がするなあ…」
「え、ホント!?」
父「今、おばあちゃん家に預けてるから、今週の三連休、泊まりに行こうか。」
「うん!!」
彼女は「存在しないモノ」なのかもしれないと。
でも、それは勘違いかもしれないし、[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]赤花 明[/ふりがな]組を間違えたかも知れないし…でも。
有り得るかもしれない。突然の転校と聞いて、理由も転校先も聞いていなかった。
それも俺の思い違いかもしれないが──
でも、絶対彼女には何かあると思った。
もっと接しておけば、なにかわかったかもしれないのに。
でも、今更後悔しても遅い。だから、俺は今やれることだけのことをやろうと思う。
まずは、放課後──
[水平線]
[太字]〈放課後〉[/太字]
(|・ω・)|ガラガラ🚪
「あ、あのぉ…失礼します…」
先生「ん?どうした?」
「こ…この学校に「赤花 明」って言う生徒はいましたか…?1年…の。」
先生「えーと、ちょっと1年の先生に聞いてみるな」
「あ…はい。」
あれ3年の先生だったっけ…。 あ、2年だった気がする。前ボクが2年2組に行った時、いた先生だ。
先生「1年の先生に聞いてきたが、この学校に赤花 明って子はいないらしいぞ。他の組にも聞いてきたが、いないらしい。あ、すまん、呼ばれたから行ってくるな。」
「あ…えと、ありがとうございます…」
え………………………………
...
あれから俺は、放課後調査もしなくなった。ただ、彼女のことを悩み続けている。
彼女は本当に「存在しないモノ」なのか、信じられなかった。だって、そこに確かに存在はあったはずなのに。
そもそも、俺の前だけに現れるなんておかしい。俺は、恩も誰かに与えてないし、誰かを救ったり、そもそも、誰かとほとんど関わったことがない。
だからこそ、俺と調査をしてくれた、彼女の本当の姿を知りたい。
なんて、ずっと考え、悩んでいた。
でも、結局、いつまでも、その答えが分からなかった。
いく週か経った時、お父さんの前でその事を呟いてしまった。
「あの子ってほんとに存在しないのかな…」
父「ん?どうしたの?存在しないって?」
「…お父さんは信じるか分からないけど…」
父「うん、話してみな。」
「俺、最初の頃、やけに校舎が綺麗に見えたんだ。だから、なにか違和感を感じて、放課後に調査をしていたんだ。 」
「それで、数日くらい経った時、ある女の子が突然現れて、調査を手伝ってくれることになって。ある日、思い出したかのように走って行っちゃって。翌日、2年の先輩に色々聞いてきたって言ってて。それで、あの学校のこと教えてくれて。」
父「それで?」
「でもさ、数週間後。彼女はいきなり、「転校するんだ」って言ったんだ。俺は、突然のことで彼女の転向する理由や転校先が聞けなかったんだ。それも心残りで。」
「前、2年2組の先輩に貸した教科書をもらいにいって、その、赤花 明さんが2年2組に、先輩の友達がいるって言っていたから、その先輩に、思い切って、彼女の友達がいるか聞いてみて、その時、女子全員揃っていたけれど、全員「いなかった」と言っていて…」
父「それって、つまり…」
「今日、職員室に行って先生に聞いたんだけど、先生達もいないって言ってました。だから、彼女は存在しないのかなって…」
父「それ、恩返しじゃないかな。何の恩返しかは分からないけれど。」
「恩返し…?」
父「そう。春は動物にも人にも、優しくしてきただろう?」
「優しく…」
父「その春の優しさが、その者たちにとっての"恩"なんだよ。」
「…そっか」
父「そういや、お母さんの日記に春が通ってる高校のこと書いてあった気がするなあ…」
「え、ホント!?」
父「今、おばあちゃん家に預けてるから、今週の三連休、泊まりに行こうか。」
「うん!!」
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