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星稜中学の秘密事項

#3

暴かれた秘密と、最強の無関心

土曜日



●●は細心の注意を払って◆◆との待ち合わせ場所へ向かった。
しかし、その背後を追う影が二つ。マイと、彼女に「●●の浮気調査を手伝ってよぉ」とそそのかされたクラスの男子・健斗だ。
「ほら健斗、あそこ! ●●くんが女の子と合流したよぉ!」
「マジか……。あいつ、本当に彼女いたんだ」
二人の視線の先には、地元の駅前で合流する●●◆◆の姿があった。
◆◆は黒と赤のパーカー、スマホをいじりながら「おっそw」と一言。●●は「悪い、これ◆◆の好きな限定のグミ」と、必死に機嫌をとっている。
◆◆は、「まぁ、ありがと?」と言う

「……突撃しちゃおっかぁ!」
マイは勝ち誇ったような笑みを浮かべ、二人の前に飛び出した。
「見ぃ〜つけたぁ! ●●くん、その子が『隠してる彼女』さん?」
●●の顔から血の気が引く。
「雑魚… なんでここにいんだよ」
「健斗くんも見てるよぉ? ●●くん、学年のみんなに嘘ついてたんだねぇ。サイテー!」
「嘘ついてねぇしw」
マイはここぞとばかりに捲し立て、次に矛先を小 ◆◆に向けた。
「ねぇ、あんた! ●●くんは学校で一番人気なんだからねっ? あんたみたいな地味な子、釣り合わないと思わないのぉ!?」
修羅場――。◆◆が「いやごめんまじこいつ雑魚だかr…」と言いかけた、その時だった。
◆◆はスマホからゆっくりと目を離し、冷めた視線でマイを上から下まで眺めた。
「……あー、●●のクラスの子? マイちゃんだっけ」
「そうだよぉ! ●●くんのこと、マイの方がずっと……」
「ふーん。じゃあ、そのマイちゃんが付き合いたいなら、付き合えば?wてか雑魚感増し増しやんw」
「……えっ?」
マイの動きが止まる。勝ち誇るはずが、あまりにも予想外の返答に言葉を失った。
「別に私、●●のこと縛ってるわけじゃないし。どうぞ、ご自由に」
◆◆は欠伸をしながら、ゴミを捨てるかのような軽さでそう言い放った。
「ちょま?え?おい ◆◆、何言ってんだよ!?」
●●が慌てて◆◆の肩を掴む。
「だって、この子やる気満々だし。私、揉め事とかだるいし。……じゃあね、●●。あとは二人で仲良くやりなよ」
◆◆が本当に帰ろうと背を向けた瞬間、◆◆は泣きそうな顔でその腕を必死に引き止めた。
「えぇーっ、やだぁ!! 待って、◆◆! 俺、◆◆じゃなきゃ絶対無理だって!!」
学年一のイケメン王子の、あまりにも情けない叫び。
それを見ていた健斗は呆然とし、マイは「……え、マイが誘われてるのに、そっちにすがるのぉ!?」と、プライドをズタズタにされるのだった。

2026/02/05 17:41

♠︎ᴋᴏɴ_ʀᴜɪ
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