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  甘 い 血 で 満 た さ れ て  

#1

  # 1  











  北風が  吹き抜ける  夕方の  屋上に  、  昼休み  終了の  チャイムが  響く  。










  俺は  身体を  動かすのが  怠くて  、  フェンスに  もたれかかったまま  チャイムを  聞く  。










  桃
 「  ………………  腹 減った  」










  もう  一週間も  飲んでない  。










  餓死  しそ  。










  命に  関わる  重要な  ことだけど  、  頭を  回すのも  だるくて  軽く  考える  。











  赫
 「  あれ  、  桃くん  サボり  じゃん  ( 笑  」










  屋上の  ドアが  開いて  幼馴染の  赫と  、  紫くんが  やってくる  。












  桃
 「  お前も  だろ  」










  赫 
 「  俺と 紫くんは  体調不良  って  先生に  言ってるし  ( 笑   」










  桃
 「  え  ー  」











  まあ  確かに  赫も  紫も  血が  足りないだろうな  。











  俺たちは  吸血鬼だ  。










  この  黒牙学園 には  優秀な  血を  持った  人間と  、  ランクの  高い  吸血鬼だけが  入学することが  できる  。










  ランクには  SSR  、  SS  、  S  、  A  、  B  、  C  とある  。










  ランクが  高い  吸血鬼は  能力と  地位が  高い  。









  俺は  最高  ランク  、  SSR ランク  。










  赫と  紫は  SS ランク  。











  SSは  5000人に  一人  、  SSRは  100000人に  一人  。










  ちなみに  Bランクが  吸血鬼の  八割を  占めている  。










  同じように  人間の  血にも  ランクが  つけられていた  。











  赫
 「  なーんで  SS  いないの  ー  」










  桃
 「  それな  」










  俺たちは  同じ  ランクの  血しか  飲めない  。










  ここなら  同じランクの  血を  持つ  人間が  いると  思っていたのに  、 











  S と  A  しか  いない  。











  桃
 「  腹 減った  ー  」










  赫
 「  俺も  ぉ  」









  紫
 「  早く  甘い  血が  飲みたいね  ………  」










 
  この世には  吸血鬼が  「  甘い  」  と  感じる ものは  一つしかない  。










  相性の  よい  血を  持つ  「  パートナー  」  の  血だ  。










  だが  その  パートナーの  血を  飲むには  相手の  許可が  いるのだとか  。










  ただ  、  俺は  パートナーに  許可を  貰うどころか  パートナー さえ  見つかっていない  。










  桃
 「  とりあえず  、、  今日は  赫の  血  、  貰うわ  」









  赫
 「  おっけー  、  俺も  紫くんの  血  貰おうかな  」










  紫
 「  あ  、  いいよ  」










  俺は  赫の  首筋に  牙を  当てて  血を  飲む  。










  吸血鬼は  、  吸血鬼の  血を  飲める  。










  俺は  人間じゃないから  水を  飲まない  から  よく分からないが  、










  吸血鬼の  飲む  同族の  血は  人間が  飲む  水と  同じ  味  らしい  。










  桃
 「  あ  、  紫くんも  俺の  血  飲んで  いいよ  」











  紫
 「  俺は  コンビニで  血液 パック  買ってこようかな  ……  」










  赫
 「  吐くよ  ?!  」









  桃
 「  やめとけ  !  」











  この世は  少しずつ  吸血鬼にも  対応してきた  。









  ただ  、、  










  吸血鬼 用の  ものは  ほぼ  B ランク用の  ものだ  。










  Bランクの  吸血鬼は  どんな 血でも  飲めるが  、  











  ランクが  高いと  そう  うまくは  いかない  。











 
  自分の  ランクに  合わない  血を  飲むと  体調不良を  起こす  。











  桃
 「  ほら  、  吸って  」










  紫
 「  ぅ  、、  ごめんね 、  」










  悪そうに  ゆっくりと  俺の  血を  吸う  。










  相変わらず  謙虚な  やつだ  。










  桃
 「  早く  パートナー  見つけて  美味い  血が  飲みてー  」










  赫
 「  ね  ー  」










  桃
 「  てか  俺  、  生徒会  以外  全員  ランク  見に行ったし  」










  赫
 「  あ  俺も  ー  」










  紫
 「  すごい  行動力  ………  ( 笑  」










  生徒会の  メンバーは  三人  。










  なぜか  異様に  吸血鬼を  近づけようと  しないんだよな  、  彼奴ら  。










  桃
 「  よーし  、  生徒会 の  奴ら  見に行くか  !  」









  赫
 「  俺も  手伝う  ー  !  」








  紫
 「  見に行く  って  いうより  襲撃  だと  思うけどね  ( 笑  」
















2026/04/09 13:05

 み さ と  .  
ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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