北風が 吹き抜ける 夕方の 屋上に 、 昼休み 終了の チャイムが 響く 。
俺は 身体を 動かすのが 怠くて 、 フェンスに もたれかかったまま チャイムを 聞く 。
桃
「 ……………… 腹 減った 」
もう 一週間も 飲んでない 。
餓死 しそ 。
命に 関わる 重要な ことだけど 、 頭を 回すのも だるくて 軽く 考える 。
赫
「 あれ 、 桃くん サボり じゃん ( 笑 」
屋上の ドアが 開いて 幼馴染の 赫と 、 紫くんが やってくる 。
桃
「 お前も だろ 」
赫
「 俺と 紫くんは 体調不良 って 先生に 言ってるし ( 笑 」
桃
「 え ー 」
まあ 確かに 赫も 紫も 血が 足りないだろうな 。
俺たちは 吸血鬼だ 。
この 黒牙学園 には 優秀な 血を 持った 人間と 、 ランクの 高い 吸血鬼だけが 入学することが できる 。
ランクには SSR 、 SS 、 S 、 A 、 B 、 C とある 。
ランクが 高い 吸血鬼は 能力と 地位が 高い 。
俺は 最高 ランク 、 SSR ランク 。
赫と 紫は SS ランク 。
SSは 5000人に 一人 、 SSRは 100000人に 一人 。
ちなみに Bランクが 吸血鬼の 八割を 占めている 。
同じように 人間の 血にも ランクが つけられていた 。
赫
「 なーんで SS いないの ー 」
桃
「 それな 」
俺たちは 同じ ランクの 血しか 飲めない 。
ここなら 同じランクの 血を 持つ 人間が いると 思っていたのに 、
S と A しか いない 。
桃
「 腹 減った ー 」
赫
「 俺も ぉ 」
紫
「 早く 甘い 血が 飲みたいね ……… 」
この世には 吸血鬼が 「 甘い 」 と 感じる ものは 一つしかない 。
相性の よい 血を 持つ 「 パートナー 」 の 血だ 。
だが その パートナーの 血を 飲むには 相手の 許可が いるのだとか 。
ただ 、 俺は パートナーに 許可を 貰うどころか パートナー さえ 見つかっていない 。
桃
「 とりあえず 、、 今日は 赫の 血 、 貰うわ 」
赫
「 おっけー 、 俺も 紫くんの 血 貰おうかな 」
紫
「 あ 、 いいよ 」
俺は 赫の 首筋に 牙を 当てて 血を 飲む 。
吸血鬼は 、 吸血鬼の 血を 飲める 。
俺は 人間じゃないから 水を 飲まない から よく分からないが 、
吸血鬼の 飲む 同族の 血は 人間が 飲む 水と 同じ 味 らしい 。
桃
「 あ 、 紫くんも 俺の 血 飲んで いいよ 」
紫
「 俺は コンビニで 血液 パック 買ってこようかな …… 」
赫
「 吐くよ ?! 」
桃
「 やめとけ ! 」
この世は 少しずつ 吸血鬼にも 対応してきた 。
ただ 、、
吸血鬼 用の ものは ほぼ B ランク用の ものだ 。
Bランクの 吸血鬼は どんな 血でも 飲めるが 、
ランクが 高いと そう うまくは いかない 。
自分の ランクに 合わない 血を 飲むと 体調不良を 起こす 。
桃
「 ほら 、 吸って 」
紫
「 ぅ 、、 ごめんね 、 」
悪そうに ゆっくりと 俺の 血を 吸う 。
相変わらず 謙虚な やつだ 。
桃
「 早く パートナー 見つけて 美味い 血が 飲みてー 」
赫
「 ね ー 」
桃
「 てか 俺 、 生徒会 以外 全員 ランク 見に行ったし 」
赫
「 あ 俺も ー 」
紫
「 すごい 行動力 ……… ( 笑 」
生徒会の メンバーは 三人 。
なぜか 異様に 吸血鬼を 近づけようと しないんだよな 、 彼奴ら 。
桃
「 よーし 、 生徒会 の 奴ら 見に行くか ! 」
赫
「 俺も 手伝う ー ! 」
紫
「 見に行く って いうより 襲撃 だと 思うけどね ( 笑 」