「かぐや姫様!大変でございます!」
その日の穏やかな朝の空気に、その大声が響いた。
「5人もの公達から文がっ!」
「騒々しいわね...。」
「大変です!姫!5人とも明日の朝にはおいでになるそうで...。」
かぐや姫の眉間にシワが寄った。12,13歳云々とは思えぬ貫禄だった。
「全てお断りしてください」
「ですが、」
「姫ご本人のご意向です。この際はお断りしてみては...?」
もし、姫が迎えを呼んでしまい、帰ることになるのなら、姫の不快な思いを事前に排除する必要がある。
「ですが、造(みやつこ)様は、姫にお一人選ばせるようにと。ですから少し明日まで、、、」
は?この平安の地の認識は少しおかしいと思う。なんかズレてる。
「しかたないですね。私は誰も選びませんからね」
伝えに来た人の顔には、安堵の表情を浮かんでいた。
「失礼します」
「ねえ、未来の世界でも、こんなふうに勝手に決められるの?」
それは、諦めと希望が複雑に混ざった純粋な問だった。
「そんなことない。決めるのは個人の自由だし、それは誰にも変えられない。でも、それは現代日本の話で、世界には自分で決める自由がない人もいる。日本にも、勝手に決められる人は少なからずいると思う。でも、それを変えていくのが人間の責務」
「ふうん」
無表情に外を眺めていた。私の前世の知識の中でのかぐや姫は、存在しない宝物を要求して撃退していた。なら。
「姫、未来の食べ物を5つ言える?」
「もちろん。ラーメン、チョコレート、アイスクリーム、クッキー、カレーライス!食べてみたいなぁ」
会話の中で出てきた食べ物。その味は、今でも思い出す。食べたい。あいにく作り方を知らないので、作れないけど。
「それを明日言えばいいでしょ」
私は前世で読んだかぐや姫の技の宝物の部分を現代日本の食べ物にすり替えて伝えた。
「分かった。そうしてみるわ!!」
姫の表情に生気が戻ってきた。ふふふ、と二人してほくそ笑んだ。
私達は最強のタッグな気がしてきた。この平安日本で暴れてやる。ここはかぐや姫の世界。未来に影響はない。
「楽しみだね」
その日の穏やかな朝の空気に、その大声が響いた。
「5人もの公達から文がっ!」
「騒々しいわね...。」
「大変です!姫!5人とも明日の朝にはおいでになるそうで...。」
かぐや姫の眉間にシワが寄った。12,13歳云々とは思えぬ貫禄だった。
「全てお断りしてください」
「ですが、」
「姫ご本人のご意向です。この際はお断りしてみては...?」
もし、姫が迎えを呼んでしまい、帰ることになるのなら、姫の不快な思いを事前に排除する必要がある。
「ですが、造(みやつこ)様は、姫にお一人選ばせるようにと。ですから少し明日まで、、、」
は?この平安の地の認識は少しおかしいと思う。なんかズレてる。
「しかたないですね。私は誰も選びませんからね」
伝えに来た人の顔には、安堵の表情を浮かんでいた。
「失礼します」
「ねえ、未来の世界でも、こんなふうに勝手に決められるの?」
それは、諦めと希望が複雑に混ざった純粋な問だった。
「そんなことない。決めるのは個人の自由だし、それは誰にも変えられない。でも、それは現代日本の話で、世界には自分で決める自由がない人もいる。日本にも、勝手に決められる人は少なからずいると思う。でも、それを変えていくのが人間の責務」
「ふうん」
無表情に外を眺めていた。私の前世の知識の中でのかぐや姫は、存在しない宝物を要求して撃退していた。なら。
「姫、未来の食べ物を5つ言える?」
「もちろん。ラーメン、チョコレート、アイスクリーム、クッキー、カレーライス!食べてみたいなぁ」
会話の中で出てきた食べ物。その味は、今でも思い出す。食べたい。あいにく作り方を知らないので、作れないけど。
「それを明日言えばいいでしょ」
私は前世で読んだかぐや姫の技の宝物の部分を現代日本の食べ物にすり替えて伝えた。
「分かった。そうしてみるわ!!」
姫の表情に生気が戻ってきた。ふふふ、と二人してほくそ笑んだ。
私達は最強のタッグな気がしてきた。この平安日本で暴れてやる。ここはかぐや姫の世界。未来に影響はない。
「楽しみだね」