混沌学園記 Kontongakuenki
#1
7月11日
あと30秒。20、10、5、4、3、2、1。
チャイムがなる。
地獄の50分間が始まった。教科は、社会。
一瞬にして喧騒が静まる。社会のくせして体育会系。鬼の奥野だ。
「気をつけぇぇ、れぃ」
始まった。
「今日は7月11日だな…、なんだ山下」
「セブンイレ◯ン、、、!」
確かにな。
「…」
奥野の頭にツノが見える。奥野は歯を食いしばり言う。
「今日は北方領土についてだ。今日は7月11日だから、11番佐藤。北方領土について知っていることは?」
セブンイレ◯ンがフラッシュバックする。
「北方領土ですかぁ。僕が知っていることは、、、」
佐藤は四角い眼鏡を押し上げる。
「ないですね」
キッパリと言い切る態度に感激した。一方、奥野のこめかみには青筋が見える。
不意に笑いが込み上げる。必死で笑いを堪えた。
「他国の領空内にはドローンであっても許可なく入ることはできない」
授業も終盤に差し掛かり、各々の眠気に拍車がかかる。
「先生!!」
それは、勇気あるものの手によって打ち砕かれた。
「じゃあ、アルミホイルを被せて未確認飛行物体にしたらいいんですね?」
奥野の背後が噴火した。
私は思わず耳を塞いだ。
教室内を暴風雨と地震と噴火がまとめて一掃している。
とうに終了のチャイムが鳴っているが、終わる気配を見せない。
「もう限界…」
小さくつぶやいて私は机に突っ伏す。昨日は徹夜で課題を終わらせたんだっけ…。
奥野の怒鳴り声を子守唄に、眠りの森に入って行った。
チャイムがなる。
地獄の50分間が始まった。教科は、社会。
一瞬にして喧騒が静まる。社会のくせして体育会系。鬼の奥野だ。
「気をつけぇぇ、れぃ」
始まった。
「今日は7月11日だな…、なんだ山下」
「セブンイレ◯ン、、、!」
確かにな。
「…」
奥野の頭にツノが見える。奥野は歯を食いしばり言う。
「今日は北方領土についてだ。今日は7月11日だから、11番佐藤。北方領土について知っていることは?」
セブンイレ◯ンがフラッシュバックする。
「北方領土ですかぁ。僕が知っていることは、、、」
佐藤は四角い眼鏡を押し上げる。
「ないですね」
キッパリと言い切る態度に感激した。一方、奥野のこめかみには青筋が見える。
不意に笑いが込み上げる。必死で笑いを堪えた。
「他国の領空内にはドローンであっても許可なく入ることはできない」
授業も終盤に差し掛かり、各々の眠気に拍車がかかる。
「先生!!」
それは、勇気あるものの手によって打ち砕かれた。
「じゃあ、アルミホイルを被せて未確認飛行物体にしたらいいんですね?」
奥野の背後が噴火した。
私は思わず耳を塞いだ。
教室内を暴風雨と地震と噴火がまとめて一掃している。
とうに終了のチャイムが鳴っているが、終わる気配を見せない。
「もう限界…」
小さくつぶやいて私は机に突っ伏す。昨日は徹夜で課題を終わらせたんだっけ…。
奥野の怒鳴り声を子守唄に、眠りの森に入って行った。