「私は負けない。誰にも」
鳥羽桜子は屋敷で決意を固めていた。
「私は未来に生きたことがある。でも、それ以上に大切な友人を得たから」
かぐや姫に笑いかける。
「桜子、ありがとう。私はこの地球で思い切り生きる。心から楽しかったと思えるように」
「良かった」
この世界に”転移”したとき。初めてかぐや姫にあったとき。そして今。思い出が脳内を流れる。
「楽しかった。今までも、この世界も。かぐや姫、ありがとう」
私の体がかすみ始める。多分、役目を終えたのだ。直感的にそう思った。この、鳥羽桜子から抜け出して、1000年先の私に戻るんだ。
「私じゃない鳥羽桜子もよろしく」
小さく笑う。
「え?桜子?どうして」
二人の頬に涙が伝う。
「私は帰るよ。1000年先に」
「どうして!せっかく巡り会えたのに」
「いたくてもいられない。もう私はこの世界での役目を終えたから」
「私が月に帰らなかったからなの?なら、今すぐにでも!」
私は首を横に振る。
「だめ。今、姫が月に帰った場合の世界線での姫の気持ちがよく分かる。こんなに、辛くて寂しくて。壊れそうだったんだね」
「私の分まで、楽しんで。この世界ごと」
もう、光の粒子に包まれている。
「私の本当の名前、1000年先の私の名前は、竹月桜」
「私は、なよたけのかぐや姫!」
「また会おう」
「また、会おう」
私は完全に光になる。このまま帰るんだ。日常へと。
私も頑張るから。もう声にならなかった言葉に、届けと願う。
ありがとう。もう一度心のなかで呟いた。
「竹月さん!この書類を」
「分かった、今すぐに」
今、私は仕事場で働いている。前よりも仕事が楽しい。これは、何よりもかぐや姫と出会えたからだと思う。めげずに一生懸命に生きる。
そんな力をもらえたみたいだ。
「ありがとう」
空に向かって呟いた。
かぐや姫に、かぐや姫と同様に私を助けてくれた人に、届け。私の感謝。
「また、会えるかな」
そして、希望。未来へ向かって歩く中で、もう一度会いたい。
走り出す。未来へ向かって。
鳥羽桜子は屋敷で決意を固めていた。
「私は未来に生きたことがある。でも、それ以上に大切な友人を得たから」
かぐや姫に笑いかける。
「桜子、ありがとう。私はこの地球で思い切り生きる。心から楽しかったと思えるように」
「良かった」
この世界に”転移”したとき。初めてかぐや姫にあったとき。そして今。思い出が脳内を流れる。
「楽しかった。今までも、この世界も。かぐや姫、ありがとう」
私の体がかすみ始める。多分、役目を終えたのだ。直感的にそう思った。この、鳥羽桜子から抜け出して、1000年先の私に戻るんだ。
「私じゃない鳥羽桜子もよろしく」
小さく笑う。
「え?桜子?どうして」
二人の頬に涙が伝う。
「私は帰るよ。1000年先に」
「どうして!せっかく巡り会えたのに」
「いたくてもいられない。もう私はこの世界での役目を終えたから」
「私が月に帰らなかったからなの?なら、今すぐにでも!」
私は首を横に振る。
「だめ。今、姫が月に帰った場合の世界線での姫の気持ちがよく分かる。こんなに、辛くて寂しくて。壊れそうだったんだね」
「私の分まで、楽しんで。この世界ごと」
もう、光の粒子に包まれている。
「私の本当の名前、1000年先の私の名前は、竹月桜」
「私は、なよたけのかぐや姫!」
「また会おう」
「また、会おう」
私は完全に光になる。このまま帰るんだ。日常へと。
私も頑張るから。もう声にならなかった言葉に、届けと願う。
ありがとう。もう一度心のなかで呟いた。
「竹月さん!この書類を」
「分かった、今すぐに」
今、私は仕事場で働いている。前よりも仕事が楽しい。これは、何よりもかぐや姫と出会えたからだと思う。めげずに一生懸命に生きる。
そんな力をもらえたみたいだ。
「ありがとう」
空に向かって呟いた。
かぐや姫に、かぐや姫と同様に私を助けてくれた人に、届け。私の感謝。
「また、会えるかな」
そして、希望。未来へ向かって歩く中で、もう一度会いたい。
走り出す。未来へ向かって。