闇火と白龍。その関係は数千年昔まで遡る。お互いに干渉せず、全く関わりはなかった。それは今も変わらない。
_________________はず。
ある日のこと。
「ご飯ー」
母の呼びかけによって起きる。温かな部屋から離れたくない。
「あとでー」
もうしばらく眠っていたい。布団に潜る。
「いってきまーす」
母は仕事へ向かった。家には一人。やっぱり眠い。ゆっくりと目を閉じた。
「ダーーーーーーーン」
砲弾の音によって目が覚めた。砲弾。
頭がちゃんと目覚めていない。普段よりも鈍いようだ。
「砲弾?」
「ダーーーーーーーン」
やっと現実に戻ってきた。ひとまず上着を羽織り、地下室へ急ぐ。地下室のドアを締め、物置に閉じこもる。大きな恐怖に震えた。
「ダーーーーーーーン」
「ダーーーーーーーン」
鳴り止まない砲弾。その音を聞きながら眠りに落ちる。まぶたを開けようと必死に開くも、落ちる。落ちる。落ち、る。
鳥のさえずりが聞こえた。俺は死んだのか?
目を開いてみる。
「物置」
やっぱり死んでない。安堵のような不安のような微妙な心境だ。物置を出ようと、扉を開ける。
「は?」
「なんで」
絶句。半分言えが吹き飛び、青い空が見えている。俺が寝ている間に何が起こったのか。慌てて外へ飛び出そうとした。
「階段がない」
階段が不在。つまり、無い。吹っ飛んだらしい。地下室の家具や段ボールを踏み台にして、吹っ飛んだ穴から外へ出る。
なにもない。瓦礫しかない。木は倒れ、家は潰れ、人は、倒れている。
「なんで」
中には闇火の人もいた。でも、俺には助けられなかった。純粋に怖かった。
「ソータ君、大丈夫だった?」
隣の家のナカノさんだ。
「はい。寝てました」
なんだか怪訝な顔になったのはきのせいだろうか。
「それより、早くここを出よう。闇火がせめてくる」
「は?やみび?」
闇火は今まで、白龍と戦ったことはほとんど無い。白龍から攻めたこともほとんど無い。でも、歴史上"稀"な出来事が起こってしまったみたいだ。
「はやく!」
「いや、母さんが帰ってきてない。姉貴もまだだから、ここに残ります」
「そう。健闘を祈る」
家の物置を拠点に、おれは家族を探し始めた。しかし、どこを探しても見つからない。
一週間が過ぎた。まだ見つからない。心の奥底では諦めかけていた。もう街にはほとんど誰もいない。
「このままここで終わるのかな」
_________________はず。
ある日のこと。
「ご飯ー」
母の呼びかけによって起きる。温かな部屋から離れたくない。
「あとでー」
もうしばらく眠っていたい。布団に潜る。
「いってきまーす」
母は仕事へ向かった。家には一人。やっぱり眠い。ゆっくりと目を閉じた。
「ダーーーーーーーン」
砲弾の音によって目が覚めた。砲弾。
頭がちゃんと目覚めていない。普段よりも鈍いようだ。
「砲弾?」
「ダーーーーーーーン」
やっと現実に戻ってきた。ひとまず上着を羽織り、地下室へ急ぐ。地下室のドアを締め、物置に閉じこもる。大きな恐怖に震えた。
「ダーーーーーーーン」
「ダーーーーーーーン」
鳴り止まない砲弾。その音を聞きながら眠りに落ちる。まぶたを開けようと必死に開くも、落ちる。落ちる。落ち、る。
鳥のさえずりが聞こえた。俺は死んだのか?
目を開いてみる。
「物置」
やっぱり死んでない。安堵のような不安のような微妙な心境だ。物置を出ようと、扉を開ける。
「は?」
「なんで」
絶句。半分言えが吹き飛び、青い空が見えている。俺が寝ている間に何が起こったのか。慌てて外へ飛び出そうとした。
「階段がない」
階段が不在。つまり、無い。吹っ飛んだらしい。地下室の家具や段ボールを踏み台にして、吹っ飛んだ穴から外へ出る。
なにもない。瓦礫しかない。木は倒れ、家は潰れ、人は、倒れている。
「なんで」
中には闇火の人もいた。でも、俺には助けられなかった。純粋に怖かった。
「ソータ君、大丈夫だった?」
隣の家のナカノさんだ。
「はい。寝てました」
なんだか怪訝な顔になったのはきのせいだろうか。
「それより、早くここを出よう。闇火がせめてくる」
「は?やみび?」
闇火は今まで、白龍と戦ったことはほとんど無い。白龍から攻めたこともほとんど無い。でも、歴史上"稀"な出来事が起こってしまったみたいだ。
「はやく!」
「いや、母さんが帰ってきてない。姉貴もまだだから、ここに残ります」
「そう。健闘を祈る」
家の物置を拠点に、おれは家族を探し始めた。しかし、どこを探しても見つからない。
一週間が過ぎた。まだ見つからない。心の奥底では諦めかけていた。もう街にはほとんど誰もいない。
「このままここで終わるのかな」