帝を仲間に引き入れてからしばらくたった。
帝を含めた私達は、重臣を社会的に抹殺しようと試み、帝の発言力を利用していた。しかし、その重臣人気も根強く、なかなか困難だ。
そんなある日。
「桜子様。ターゲットが現在あの橋へと向かっております」
私が雇ったスパイだ。隠語として現代の言葉を教えている。
「桜子、帝隊を橋に向かわせて包囲させる!」
かぐや姫もやる気十分だ。
「帝隊を向かわせて!竹取隊は今すぐに武装!かぐや姫の警護に当たりなさい!」
いつの間にか私は、指揮官のような立ち位置になっていた。
私自身も短刀を隠し持ち、武装する。
「橋へ!」
私の掛け声で、一斉に進み始めた。割と近いところにある橋までも、遠い道のりに感じた。傍らには、かぐや姫がいる。心強かった。
「止まれ!その場で待機」
私達は、私達二人は、重臣のもとへ歩んだ。
「これはこれは、かぐや姫殿ですな」
かぐや姫は、ベールのようなものを装着している。どうやら重臣には分かるらしい。
「どういったご要件で?」
一瞬の沈黙。
「月に願うのをやめてください」
毅然とした声が響いた。
「月に願うなと?なぜでしょう?貴方がたは私を社会的に抹殺しようと策を巡らせている。それは貴方がたの自由だ。ですが、私のささやかなこの願い、欲求さえも取り上げてしまうのですか?」
なんとも挑発的な目つき、口調。私は頬が引きつるのを感じた。
私は近づいていった。一歩、一歩。
「これでも近づくつもりでしょうか?」
重臣は、呪文を唱え始めた。思わず足が止まる。
重臣の嘲り笑い。
それを合図に、私は切れた。
地面を強く強く蹴る。ぶつかる、ぶつかれ。衝撃。重臣にぶつかった。重臣はよろけて欄干に手をつく。私は素早く離れる。
「はっはっはっはっはっは!」
急に重臣が笑い始めた。私は思わず嫌悪した。その笑いざまは、憎み、嫉妬、嘲り、マイナスの感情さえも込められていない。そう、空っぽだ。
「その程度で我が諦めるとでも?このたかが人間の小娘が。我の地球制圧を見事に阻止してくれおって。だが、それも、今、この瞬間におわらせてやる」
重臣の身体が、光る。まるで月のようなその光に、一瞬見入ってしまう自分がいた。
変わる。かわる。カワル。身長が少し伸び、体格が変化する。
「あなたは....!」
かぐや姫の驚きと絶望の入り混じった声が聞こえた。
帝を含めた私達は、重臣を社会的に抹殺しようと試み、帝の発言力を利用していた。しかし、その重臣人気も根強く、なかなか困難だ。
そんなある日。
「桜子様。ターゲットが現在あの橋へと向かっております」
私が雇ったスパイだ。隠語として現代の言葉を教えている。
「桜子、帝隊を橋に向かわせて包囲させる!」
かぐや姫もやる気十分だ。
「帝隊を向かわせて!竹取隊は今すぐに武装!かぐや姫の警護に当たりなさい!」
いつの間にか私は、指揮官のような立ち位置になっていた。
私自身も短刀を隠し持ち、武装する。
「橋へ!」
私の掛け声で、一斉に進み始めた。割と近いところにある橋までも、遠い道のりに感じた。傍らには、かぐや姫がいる。心強かった。
「止まれ!その場で待機」
私達は、私達二人は、重臣のもとへ歩んだ。
「これはこれは、かぐや姫殿ですな」
かぐや姫は、ベールのようなものを装着している。どうやら重臣には分かるらしい。
「どういったご要件で?」
一瞬の沈黙。
「月に願うのをやめてください」
毅然とした声が響いた。
「月に願うなと?なぜでしょう?貴方がたは私を社会的に抹殺しようと策を巡らせている。それは貴方がたの自由だ。ですが、私のささやかなこの願い、欲求さえも取り上げてしまうのですか?」
なんとも挑発的な目つき、口調。私は頬が引きつるのを感じた。
私は近づいていった。一歩、一歩。
「これでも近づくつもりでしょうか?」
重臣は、呪文を唱え始めた。思わず足が止まる。
重臣の嘲り笑い。
それを合図に、私は切れた。
地面を強く強く蹴る。ぶつかる、ぶつかれ。衝撃。重臣にぶつかった。重臣はよろけて欄干に手をつく。私は素早く離れる。
「はっはっはっはっはっは!」
急に重臣が笑い始めた。私は思わず嫌悪した。その笑いざまは、憎み、嫉妬、嘲り、マイナスの感情さえも込められていない。そう、空っぽだ。
「その程度で我が諦めるとでも?このたかが人間の小娘が。我の地球制圧を見事に阻止してくれおって。だが、それも、今、この瞬間におわらせてやる」
重臣の身体が、光る。まるで月のようなその光に、一瞬見入ってしまう自分がいた。
変わる。かわる。カワル。身長が少し伸び、体格が変化する。
「あなたは....!」
かぐや姫の驚きと絶望の入り混じった声が聞こえた。