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かぐや姫は絶対に返しません!

#10

月、変人呪術

 満月の夜。屋敷の敷地から抜けて例の変人を探した。身なりは真っ黒だそうで、聞くだけでも怪しさがうかがえる。
 物陰から息を潜めて探す。出没場所は橋。月がよく見える場所だ。
「桜子」
 背中を突かれる。
「あの人じゃない?」
 指の先には黒尽くめの人間が立っていた。顔は見えないが、ぶつぶつと何かを唱えていることがうかがえる。しばらく観察する。
「あの人は、帝の重臣だわ」
 重大すぎる呟きだった。詳しく聞いてみると、その人は帝の信頼を勝ち取ったエリートで、政治に干渉することもしばしばあるそうだ。そのこともあり、宮中ではあまり良く思われていないらしい。
「なんでそんな人が月の迎えを?」
「分からない。特に接点はないし、もちろんあったこともない」
 もやもやした思いを抱えたまま、屋敷に戻った。

「その重臣の人って、月の人?」
「分からない」
 考えても考えても、最後は月の人かそうでないかの議論になってしまう。泥沼だった。
「でも、必ずあなたは守るから」

作者メッセージ

参照数が80を超えていました!
本当にありがとうございます。
コメントくださった方、コメント励みになっています!
これからもよろしくお願いします。

2026/02/19 19:05

美鳥
ID:≫ 28NihWQevjlUw
コメント

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転生転移無双?時代

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