誰が月を呼んだか。このテーマについて考えること1週間。まだ、明確な答えは出ていない。
今わかっていること。それは、その犯人は、宮中に仕える者か、貴族であること。普通の町の人々にかぐや姫が月の者であることは、そこまで知られていない。
だからだ。しかし、大納言、中納言、車持皇子は除外。この3名は、かぐや姫に辞退届を出したり、襲ってのされたりしているため、かぐや姫を心底恐れているはずだ。
考えることまた1週間が過ぎた。やや紅葉が進んでいる。秋はもう近い。
そんな日に、大きな衝撃が走った。それは、しがない世話係一同の世間話だった。
「ねえねえ、知ってます?」
「何でしょう?」
「この間からこの辺りにおかしな人が現れているらしいですわよ。なんでも、毎晩月を見上げて、ぶつぶつとじゅもんを唱えているとか」
「怖いわねえ。やっぱりきちんと戸締まりをしないと」
「姫様も桜子さんもお気をつけくださいね」
世話係たちは、散り散りに戸締まりに向かった。
「姫」
かぐや姫は頷いた。
「見つけるしかない」
その変人を、この目で確かめる。
今わかっていること。それは、その犯人は、宮中に仕える者か、貴族であること。普通の町の人々にかぐや姫が月の者であることは、そこまで知られていない。
だからだ。しかし、大納言、中納言、車持皇子は除外。この3名は、かぐや姫に辞退届を出したり、襲ってのされたりしているため、かぐや姫を心底恐れているはずだ。
考えることまた1週間が過ぎた。やや紅葉が進んでいる。秋はもう近い。
そんな日に、大きな衝撃が走った。それは、しがない世話係一同の世間話だった。
「ねえねえ、知ってます?」
「何でしょう?」
「この間からこの辺りにおかしな人が現れているらしいですわよ。なんでも、毎晩月を見上げて、ぶつぶつとじゅもんを唱えているとか」
「怖いわねえ。やっぱりきちんと戸締まりをしないと」
「姫様も桜子さんもお気をつけくださいね」
世話係たちは、散り散りに戸締まりに向かった。
「姫」
かぐや姫は頷いた。
「見つけるしかない」
その変人を、この目で確かめる。