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この小説はBL小説となっています。地雷の方はお気をつけください。

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この恋に終止符を打つとすれば

#2

第一章2.きっかけ

「…行っちゃった」

最近、気がつけば西くんを目で追ってしまっている。なんでだろう…。

「…三嶋くん?」

「えっ、あ、僕忙しくて…ごめん」

「えっ!?ちょっと!」

なんとなく西くんを追いかけた。廊下は走っちゃいけないのに。

「___西くん!」

「へぁうぇっ!?な、なに」

あからさまにビックリする。西くんって、やっぱり面白いなぁ。
そういえば、何も考えずに走ってたから何話すか考えてなかった…。

「え〜っと…文化祭のやつ、悩んでるの?」

「え、なんで」

「ずっと出してなかったから…悩んでるのかなぁって」

言葉に詰まる。そんなの理由はわかってるはずだけど、ついつい聞いてしまう。

「いや…何も思いつかなくて、気付いたらこんなことに」

「あはは…」と苦笑する。

「…っふ、はははっ!」

「なっ…!笑うなよ!」

「いやっ、ふふ、ごめん…西くん、やっぱり面白いね」

やっぱり西くんは面白い。どこがと言われれば答えにくいけど、でも面白いんだ。

「それ、喜んでいいのか…?」

「ん〜どうだろ?」

「は、それどういう意味だよ!」

西くんは、的確で面白いツッコミをくれる人なんだなぁ…こんなに楽しくお話できたの、久しぶりだ。

「…そういえば、アンケートになんて書いたの?」

「ん?あぁ、あとで出そうと思ってたんだけど…はい、これ」

「え〜っと…焼きそば?いいよね、焼きそば。なんか文化祭って感じする」

アニメとか漫画でよく見る出し物だ。西くん、焼きそば好きなのかな?

「違うんだ。俺はただ、なんでもよくて」

「…?文化祭、楽しみじゃないの?」

皆、文化祭は楽しみにしているものだと思ってた…。そうだよね。皆人だもん、嫌な人もいるよね…。

「そ…れは、まぁ。…三嶋はなんて書いたんだ?アンケート」

「え?えっと…僕は…」

「?」

「何も書いてないんだよ」

「え…?」

アンケート用紙には何も書いていないんだ。だって…。

「…もし、僕が書いちゃったやつになっちゃって。それで悲しむ人がいたら嫌だなぁってさ、考えちゃって」

「いつもこうなんだ。僕。人のことばっか気にしちゃって、自分のこと全然できなくて。皆からは長所だって言われるけど、僕はそんな風には思えなくって」

こんなこと、親にも話したことないのになぁ。初めてちゃんと話したはずなのに、なんでか、西くんには言っちゃうなぁ…。

「それでいいんじゃねぇの?」

「…西くんも、そういうんだね」

「え?いや、そうじゃなくて。短所だって思ってても良いんじゃねぇかって。短所も長所も紙一重なんだよ。知らんけど。」

途端に、視界が広くなった。

「…そんなこと、初めて言われた」

「そうか?誰でも言ってそうなことだろ?」

「そんなことないよ。だって、絶対最後に知らんけどなんて言わないもん」

「はっ…それは、なんかちがくね?」

そう言って明るく返してくれる。何回も言うけど、やっぱり西くんは面白い人だ。

「…あ!昼休み終わる!昼飯食わねぇと…!」

「え!?嘘!?もうそんな時間なの!?」

というか、これどこに向かってるんだろう…?この先って、何もない気が…。
ん?ここって…裏庭?

「よしついた、昼飯は?」

「へ?あ、教室に忘れてきちゃった…」

「はぁ!?何やってんだよ!急いで取ってこい!」

「うん!」

食べてこい、とは言わないんだなぁ…。



___今日一日を過ごして、わかったことがある。西くんは面白くて、優しい人だってこと。初めて話した僕にも、ちゃんとツッコミをくれる人だってこと。

あとは…。そうだね。


………僕が、ちょこっとだけ西くんに惚れてるってこと。

作者メッセージ

青春してますね!いいなぁ…あ、関係ないんですけど、私最近付き合ったんですよねぇ……
あ、因みに両片想いでした☆

次回は西くんです!お前はこんな陽キャほわほわイケメンに勝てるんかい?それとも堕ちるんかい?
どっちなんだい!パワー!

2023/07/23 22:17

くるみさん
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BLコメディハッピーエンド

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