閲覧前に必ずご確認ください

感動もの、病気ものが苦手な方はお控えください。

文字サイズ変更

君の優しさに甘えたい私は。

#7

6,5話

あの日、妹がベッドの上で動かなくなった。
呼んでも返事が帰ってこない。
もうあの笑い声ももう戻ってこない。
全て、あの病気のせいだ。
俺は、妹みたいな人が亡くなることで、
悲しむ人をもう見たくない。
だから俺は、君を助けたい。
口下手でごめん。

「ここが、妹さんのお墓…?」
少し不安そうな月城さんをみて、
やっぱりお墓に連れて行ったのは間違いだったかなと思う。きっと月城さん自分もいずれこうなってしまうと思っているだろうから。
「ごめん。わざわざ。」
心のなかではたくさんのことを思っているのに口に出すのはそのほんの一部。情けなくなってしまう。
「うん…。良いんだけど、どうして?」
俺が、ここに月城さんを連れてきた理由は…。
「妹が、月城さんのこと好きなんだ。」
妹は1年前に亡くなった。その2か月前、病気が発覚して悲しそうに公園で1人で遊んでいた妹と一緒に遊んでくれたのは、紛れもない月城さんだったから。
「えっ?私??」
疑問に思うのも仕方がないだろう。1年前の話なのだから。俺が、妹と遊んでくれた話をすると、月城さんは、少し悲しそうな表情をした。
「あの子が…。ごめんね。気づけなくて…。」
気づけるはずがない。俺と妹は似ても似つかないのだから。
「ううん。違う。」
言葉足らずの俺を妹は代弁してくれたりしていた。心優しい妹がいなくなった途端、俺の人生は終わってしまったも同然だ。
月城さんが気付けないのは、俺が妹のようになれないから。 明るい性格にはずっとなりたかった。
「妹さんは、灯尽病で…?」
恐る恐る聞いてくれたのだろう。眉が下がってしまっている月城さんは、泣いた妹みたいだった。
「亡くなった。ちょうどかかってから3ヶ月後に亡くなった。ベッドの上で動かなくなったんだ。」
あの冷たい手を握りしめる勇気は起きなかったのを今でも覚えている。
「そっか。」
なにも言わずにただ静かに聞いてくれる月城さんを助けたくても助けられないことを悲しく思った。

月城さんを、助けたい。

作者メッセージ

皆さんこんにちは。もちです。
君の優しさに甘えたい私は
を読んで頂きありがとうございます。
今回は莉音くん中心の物語でした!
コメントお待ちしています!

諸事情で制作裏話をお休みさせていただきます。

2026/01/21 06:11

もち
ID:≫ 5eTqlNU3cbA6Q
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12感動学生恋愛君あま

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はもちさんに帰属します

TOP