閲覧前に必ずご確認ください
感動もの、病気ものが苦手な方はお控えください。
今まで助けてもらったり、
助けたことはありますか。
今までありがとうと言われたり、
ありがとうといったことはありますか。
そんな学校のアンケートに、
私は心のなかで不安を覚える。
片方は当てはまらないんじゃないかな…と。
結局わからないに丸をして、
もやもやしたままになってしまう。
さっきの莉音くん、私と目があった。
なにかしてしまっただろうか…。
もう一度ちらっと莉音くんの方を見ると授業をきちんと受けていて、さらに謎が深まるばかりだった。
キーンコーンカーンコーン
ふぅ…。終わった。1時間目から眠い授業を受けて、
体がだるいけれど、灯尽病の症状よりはマシだ。
そういえば、今日まだ症状出てない…。
今日の症状がなければいいのに。そう思っていると、
美春とくららが近づいてきて、
「次の体育行こぉ♡」
と話しかけてくれた。体育か。面倒くさ。とだるい気持ちを隠して、
「分かった。」
と目をそらして答えた。瞬間。
「っ…。」
頭が割れるような痛みがして、
思わず顔をしかめてしまった。
「どうしたの。大丈夫?」
くららが心配してくれて、
「全然大丈夫!ちょっとめまいがして…。」
と答えると、美春が泣き出した。
急なことだったので私もくららも驚いた。
「え…。美春…?」
顔を覗き込むと、涙でいっぱいの美春。
「美春。どうかした?」
くららが優しく聞いて、美春が喋りだした言葉は、
「うっ、うぅ…。悠凪が美春のこと睨んだぁ…。
美春なにか悪いことしたかなぁ…?」
…………?え。私が顔をしかめたのを、
睨んだって捉えたわけ?は??
ついイライラしてしまい、
「え。何言ってるの。」
そうこぼしてしまうと教室の空気が固まった。
まずい。美春を敵に回すと、クラスのみんなを敵に回してしまう。男女ともにモテる美春に嫌われたら…。
そう思ったけれど、もうすぐ死ぬしな。と思ったので、今の怒りを抑えきれず、
「なんで私が、美春を睨まなきゃいけないの。」
そう冷たい声で放つと、くららが動揺して、
「悠凪…?どうしたの?そんなに言い返して。らしくないよ…。」
そのくららの優しいはずの瞳が今は美春に向けられていて、敵意に思えた。もう、いい…。
「いいよ。もう。」
頭痛に耐えながらいつもの屋上で
注射をしようとカバンを持って外へ出た。
美春の泣き声だけが教室に響いていた。
「っ…。頭痛…。」
さっきよりももっとひどくなっている。
明日から学校休もう。
「注射…。」
頭痛に耐えながら袋を開けて注射を取り出すと、
手がしびれて注射が手からこぼれてしまった。
「あっ…。」
柵の下から落ちていく注射をとることもできず、
今日の注射を使い切ってしまった。
灯尽病に、しびれなんて症状あった…?
少し不安に思いながら、たまたましびれているだけだろうと思い、横になった。
本当に、
「いつまで生きればいいんだろう。」
「死にたいの。」
ビクッとして後ろを見ると
莉音くんが注射を持って、立っていた。
「り、莉音くん…。その注射…。」
まさか落としてしまったものをわざわざ拾ってきてくれたのだろうか。
「あぁ。これ。俺が常備してるやつ。」
灯尽病でもないのに、持ち歩いてるの…?
そう聞きたいけれど、妹さんのことが頭によぎって
聞けなかった。
「刺そうか。」
無表情で言う莉音くんと頭の痛みを考えて、
「お願い、していい…?」
そう言った。
助けたことはありますか。
今までありがとうと言われたり、
ありがとうといったことはありますか。
そんな学校のアンケートに、
私は心のなかで不安を覚える。
片方は当てはまらないんじゃないかな…と。
結局わからないに丸をして、
もやもやしたままになってしまう。
さっきの莉音くん、私と目があった。
なにかしてしまっただろうか…。
もう一度ちらっと莉音くんの方を見ると授業をきちんと受けていて、さらに謎が深まるばかりだった。
キーンコーンカーンコーン
ふぅ…。終わった。1時間目から眠い授業を受けて、
体がだるいけれど、灯尽病の症状よりはマシだ。
そういえば、今日まだ症状出てない…。
今日の症状がなければいいのに。そう思っていると、
美春とくららが近づいてきて、
「次の体育行こぉ♡」
と話しかけてくれた。体育か。面倒くさ。とだるい気持ちを隠して、
「分かった。」
と目をそらして答えた。瞬間。
「っ…。」
頭が割れるような痛みがして、
思わず顔をしかめてしまった。
「どうしたの。大丈夫?」
くららが心配してくれて、
「全然大丈夫!ちょっとめまいがして…。」
と答えると、美春が泣き出した。
急なことだったので私もくららも驚いた。
「え…。美春…?」
顔を覗き込むと、涙でいっぱいの美春。
「美春。どうかした?」
くららが優しく聞いて、美春が喋りだした言葉は、
「うっ、うぅ…。悠凪が美春のこと睨んだぁ…。
美春なにか悪いことしたかなぁ…?」
…………?え。私が顔をしかめたのを、
睨んだって捉えたわけ?は??
ついイライラしてしまい、
「え。何言ってるの。」
そうこぼしてしまうと教室の空気が固まった。
まずい。美春を敵に回すと、クラスのみんなを敵に回してしまう。男女ともにモテる美春に嫌われたら…。
そう思ったけれど、もうすぐ死ぬしな。と思ったので、今の怒りを抑えきれず、
「なんで私が、美春を睨まなきゃいけないの。」
そう冷たい声で放つと、くららが動揺して、
「悠凪…?どうしたの?そんなに言い返して。らしくないよ…。」
そのくららの優しいはずの瞳が今は美春に向けられていて、敵意に思えた。もう、いい…。
「いいよ。もう。」
頭痛に耐えながらいつもの屋上で
注射をしようとカバンを持って外へ出た。
美春の泣き声だけが教室に響いていた。
「っ…。頭痛…。」
さっきよりももっとひどくなっている。
明日から学校休もう。
「注射…。」
頭痛に耐えながら袋を開けて注射を取り出すと、
手がしびれて注射が手からこぼれてしまった。
「あっ…。」
柵の下から落ちていく注射をとることもできず、
今日の注射を使い切ってしまった。
灯尽病に、しびれなんて症状あった…?
少し不安に思いながら、たまたましびれているだけだろうと思い、横になった。
本当に、
「いつまで生きればいいんだろう。」
「死にたいの。」
ビクッとして後ろを見ると
莉音くんが注射を持って、立っていた。
「り、莉音くん…。その注射…。」
まさか落としてしまったものをわざわざ拾ってきてくれたのだろうか。
「あぁ。これ。俺が常備してるやつ。」
灯尽病でもないのに、持ち歩いてるの…?
そう聞きたいけれど、妹さんのことが頭によぎって
聞けなかった。
「刺そうか。」
無表情で言う莉音くんと頭の痛みを考えて、
「お願い、していい…?」
そう言った。