俺がいつも昼食も食べている階段にいくと、やはり[漢字]縁藤[/漢字][ふりがな]えんどう[/ふりがな]がいた。
縁藤は俺に気付いたらしく、近付いてきた。
「[漢字]春樹[/漢字][ふりがな]はるき[/ふりがな]くん、今日は来てくれたんだね!」
「あー……いや……」
「嬉しいな!」
「(キモい……)」
彼女は休憩時間になると俺のクラスにやってきては俺と話そうとしてくる。酷いときは体に触ってくる。正直言って不快だ。
「春樹くん、そんな顔してどうしたの?」
「えーと……話したいことがあってさ……」
「うへぇっ?!」
彼女は頬を紅潮させてうつむきながら、「何……?」と訊いてきた。
「縁藤って……」
「縁藤じゃなくて[漢字]小夏[/漢字][ふりがな]こなつ[/ふりがな]って呼んで!」
「あー……こ、小夏……って何で俺に引っ付いてくるんだ?」
「えっ?何でって、春樹くんのことが大好きだからに決まってるじゃん!」
「…………」
様子を変えずに答える彼女を見ていると、やっぱり調子が狂ってしまう。
「あれ、顔赤いよ……?大丈夫?」
「……うるさい」
「え……?わたし、騒いでないけど……」
「じゃ、もう用無いから」
「あっ、待ってよ!お弁当一緒に食べよ?」
「…………」
◇◆◇
「いただきまーす!」
「いただきます……」
「ねえ、こうやって二人でご飯食べるのって、初めてじゃない?!」
「…………(どうしてこうなった……!)」
いつの間にか俺と小夏で一緒に昼飯を食べることになっていた。この弁当は小夏の手作りらしい。
「美味しい?」
「う、うん……」
「良かった~!」
「わたしね、将来良いお嫁さんになるために頑張ってるんだよ!」
「へえ……頑張って」
「わたし、春樹くんが好きなもの沢山作れるように頑張る!」
「ふーん……えっ、俺?」
どうして、小夏はこんなに俺に尽くしてくれるのだろうか。俺は何もしていないし、出来ないのに……。
「そういえばさ、春樹くんが着けているヘアピンって何なの?」
「ああ、これ?貰ったものなんだ」
「誰に?」
「昔、助けた女の子がくれた。また会いたいなあ……」
「…………そっか」
彼女は嬉しそうな、もの悲しそうな顔をして返事をした。嫉妬でもしているのだろうか?
「……わたし、そろそろ行くね」
「えっ……ああ、うん……」
彼女はヘアピンの話をしたらすぐ去ってしまった。相当嫌だったんだろうか?まあ、俺にとっては都合が良いからいいけど。
「……俺もそろそろ行くか」
弁当箱を片付けながらポツリと呟き、すぐにその場を去った。
…………そういえば、小夏って見覚えあるんだよな……。
縁藤は俺に気付いたらしく、近付いてきた。
「[漢字]春樹[/漢字][ふりがな]はるき[/ふりがな]くん、今日は来てくれたんだね!」
「あー……いや……」
「嬉しいな!」
「(キモい……)」
彼女は休憩時間になると俺のクラスにやってきては俺と話そうとしてくる。酷いときは体に触ってくる。正直言って不快だ。
「春樹くん、そんな顔してどうしたの?」
「えーと……話したいことがあってさ……」
「うへぇっ?!」
彼女は頬を紅潮させてうつむきながら、「何……?」と訊いてきた。
「縁藤って……」
「縁藤じゃなくて[漢字]小夏[/漢字][ふりがな]こなつ[/ふりがな]って呼んで!」
「あー……こ、小夏……って何で俺に引っ付いてくるんだ?」
「えっ?何でって、春樹くんのことが大好きだからに決まってるじゃん!」
「…………」
様子を変えずに答える彼女を見ていると、やっぱり調子が狂ってしまう。
「あれ、顔赤いよ……?大丈夫?」
「……うるさい」
「え……?わたし、騒いでないけど……」
「じゃ、もう用無いから」
「あっ、待ってよ!お弁当一緒に食べよ?」
「…………」
◇◆◇
「いただきまーす!」
「いただきます……」
「ねえ、こうやって二人でご飯食べるのって、初めてじゃない?!」
「…………(どうしてこうなった……!)」
いつの間にか俺と小夏で一緒に昼飯を食べることになっていた。この弁当は小夏の手作りらしい。
「美味しい?」
「う、うん……」
「良かった~!」
「わたしね、将来良いお嫁さんになるために頑張ってるんだよ!」
「へえ……頑張って」
「わたし、春樹くんが好きなもの沢山作れるように頑張る!」
「ふーん……えっ、俺?」
どうして、小夏はこんなに俺に尽くしてくれるのだろうか。俺は何もしていないし、出来ないのに……。
「そういえばさ、春樹くんが着けているヘアピンって何なの?」
「ああ、これ?貰ったものなんだ」
「誰に?」
「昔、助けた女の子がくれた。また会いたいなあ……」
「…………そっか」
彼女は嬉しそうな、もの悲しそうな顔をして返事をした。嫉妬でもしているのだろうか?
「……わたし、そろそろ行くね」
「えっ……ああ、うん……」
彼女はヘアピンの話をしたらすぐ去ってしまった。相当嫌だったんだろうか?まあ、俺にとっては都合が良いからいいけど。
「……俺もそろそろ行くか」
弁当箱を片付けながらポツリと呟き、すぐにその場を去った。
…………そういえば、小夏って見覚えあるんだよな……。