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 血の描写があります。黒くはないともうのですが、そういうのは人それぞれなので、自己責任でお願いします。

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人狼様の使い

#3

第2話 祝宴と感涙

「わぁ……」
 人狼村にたどり着いたそいつは、村の様子に圧倒されていた。取り敢えず、村の皆にコイツが新しい裏切り者くんだ、と紹介を済ませ、祝宴の準備を始めさせたが、そういえば名前を聞いていなかったな……。

 ❂ ❂ ❂ ❂ ❂ ❂

「なぁ、そういやお前名前なんて言うんだ〜?」
 結那がとつぜん名前を聞いてきた。そういえば、名乗っていなかったかもしれない。
「……昂汰だ。それにしてもいいのか? こんな歓迎されちまって……別になにかしたわけでもねぇのに……」

 村に入り、結那が俺の紹介をした後一斉に大歓迎をされた。その後テキパキ司令がくだされて、今は祝宴の準備の真っ最中だ。正直、ここまで誰かに喜ばれたのは初めてかもしれない。

「いいってことよ。正直、裏切り者になってくれる子は多くなくてね〜、歓迎するのは当然当然。ほら、座りな? 今回の主役は昂汰だよ?」

「あ、あぁ……」

 言われるがままに座った後、見るまに料理が運ばれてくる。山の幸と川の幸ばかりだが、それにしてもとても豪華に見える。なんだろうな……、人間が作ったもののほうがうまいはずなのに……めちゃくちゃ美味しそうに見える……。

「あぁ……」
 見ているだけで、涙が出てきそうだ……。いや、もう出てるな……。

 涙を拭い始めた俺を見た人狼の皆々は心配して覗き込んでいる。拭っても拭っても止まりゃしない……。

「だいじょうぶかキミ?」
「おい、どうかしたか? ……なぁ?」
「す……すまん……、こんなこと……生まれて初めてで……」

 だめだ、涙が止まらない……。迷惑に……なっちまう……。

 そんな時。肩にポンっと温かい手が置かれた。
「いいんだよ、泣いたって。……大変だったな。ほら、冷めちまうぜ? 食いな?」
「うん……うん……」

 言われるがままに、料理に手を付ける。食べれば食べるほど、嬉しくて涙が溢れ出す。俺はそのまま、泣きながら料理を貪り続けた。

作者メッセージ

ちょこちょこ復活します!!

2025/09/17 14:48

紅月麻実
ID:≫ 64arcCWCK.3.6
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