相合傘
「好きです、付き合ってください!」
私、藤沢夢は人生で初めての告白を受けた。喜ぶべき状況だ。ただし、
[太字]相手が女の子でなければ、だ[/太字]
相手は話したこともない地味女子。名前は_______なんだっけ、わすれちゃった。
「…えっと、今話題のえるじーびーてぃーきゅー?ってやつ?ウケるw私あなたのこと知らないし男にしか興味ないから!じゃあね!」
地味女子は悲しそうな顔をしたように見えた。
私には関係ない。だってほんとのこと言っただけだし…
空き教室から出ると、誰かに肩を叩かれた。
「夢、聞いたよ~~ あの地味子ちゃんから告白を受けるなんてね~ やっぱモテる女は違うね!」
「あの地味子ちゃんレズだったんだwウケるw」
「男にしか興味ないってw断り方マジさいこー」
私の友人達だった。
「えおまえらのぞきー?wありえねぇwww」
「いやー?一緒に帰りたいなーって思って探してたらさ、まさかこんなことになってるとは」
次の日
チャイムがなる1秒前に教室に滑り込むと、黒板にかかれた文字が目に入った。
[太字]地味レズ女、死ね![/太字]
さすがにやり過ぎだ。昨日一緒に帰った友人に訳を聞く。
「んー?ああ、彼氏になんとなく話したら広がっちゃってさwまあいいっかって感じww」
「そーそー、インスタのストーリーにあげてたよね」
「てか別に気にすることないって~夢は被害者、なんだからさ」
「…うん」
なんとなく地味女子に目を向ける。うつむいて暗い顔をしていた。胸がズキッと傷んだ気がした。え、私が気にすることないじゃん、仕方ないよっと思い込む。
「朝礼を初めまーす」
その瞬間、先生が教室に入ってきた。
授業はあっという間にすぎていく。
1限、2限、3限、4限…。なぜだか地味子ちゃんのことが頭から離れない。いや気にしてるとかそうじゃなくて…
「一緒に帰ろー!」
全ての授業が終わり、みんなに声をかけたが、
「今日は彼氏と帰るから~」
って断られた。リア充め。末長く爆発しろ。
下駄箱に降りると、天気予報は外れて、大雨が降っていた。スクバから降りたたみ傘を出す。
横で、傘を持っていないのか走り出している地味子がみえた。とっさに追いかける。
「ちょっと!?走ることないじゃん。一緒に傘入る?」
地味子は立ち止まって振り返る。眼鏡を外していて、泣いてたのかなと思う。雨で区別がつかない。
「…いいの?でもこんなところみられたら藤沢さんが…」
「いいっていいって。今日はみんな彼氏しかみてないよ」
一人でも狭い折り畳み傘は、二人だともっと狭い。私たちは肩を密着させる形になり、歩いた。
「ごめんね。嫌だったよね」
「ううん、今一緒に帰れてることが幸せで、どうでもよくなった。」
そういって、笑った。
笑うと意外とかわいいと思ってしまった。
私、藤沢夢は人生で初めての告白を受けた。喜ぶべき状況だ。ただし、
[太字]相手が女の子でなければ、だ[/太字]
相手は話したこともない地味女子。名前は_______なんだっけ、わすれちゃった。
「…えっと、今話題のえるじーびーてぃーきゅー?ってやつ?ウケるw私あなたのこと知らないし男にしか興味ないから!じゃあね!」
地味女子は悲しそうな顔をしたように見えた。
私には関係ない。だってほんとのこと言っただけだし…
空き教室から出ると、誰かに肩を叩かれた。
「夢、聞いたよ~~ あの地味子ちゃんから告白を受けるなんてね~ やっぱモテる女は違うね!」
「あの地味子ちゃんレズだったんだwウケるw」
「男にしか興味ないってw断り方マジさいこー」
私の友人達だった。
「えおまえらのぞきー?wありえねぇwww」
「いやー?一緒に帰りたいなーって思って探してたらさ、まさかこんなことになってるとは」
次の日
チャイムがなる1秒前に教室に滑り込むと、黒板にかかれた文字が目に入った。
[太字]地味レズ女、死ね![/太字]
さすがにやり過ぎだ。昨日一緒に帰った友人に訳を聞く。
「んー?ああ、彼氏になんとなく話したら広がっちゃってさwまあいいっかって感じww」
「そーそー、インスタのストーリーにあげてたよね」
「てか別に気にすることないって~夢は被害者、なんだからさ」
「…うん」
なんとなく地味女子に目を向ける。うつむいて暗い顔をしていた。胸がズキッと傷んだ気がした。え、私が気にすることないじゃん、仕方ないよっと思い込む。
「朝礼を初めまーす」
その瞬間、先生が教室に入ってきた。
授業はあっという間にすぎていく。
1限、2限、3限、4限…。なぜだか地味子ちゃんのことが頭から離れない。いや気にしてるとかそうじゃなくて…
「一緒に帰ろー!」
全ての授業が終わり、みんなに声をかけたが、
「今日は彼氏と帰るから~」
って断られた。リア充め。末長く爆発しろ。
下駄箱に降りると、天気予報は外れて、大雨が降っていた。スクバから降りたたみ傘を出す。
横で、傘を持っていないのか走り出している地味子がみえた。とっさに追いかける。
「ちょっと!?走ることないじゃん。一緒に傘入る?」
地味子は立ち止まって振り返る。眼鏡を外していて、泣いてたのかなと思う。雨で区別がつかない。
「…いいの?でもこんなところみられたら藤沢さんが…」
「いいっていいって。今日はみんな彼氏しかみてないよ」
一人でも狭い折り畳み傘は、二人だともっと狭い。私たちは肩を密着させる形になり、歩いた。
「ごめんね。嫌だったよね」
「ううん、今一緒に帰れてることが幸せで、どうでもよくなった。」
そういって、笑った。
笑うと意外とかわいいと思ってしまった。
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